Kindle Unlimited で読んだ。
まずプロトタイプを作る、というのはすでにやっていたが、二割の時間を見積もりのためと称して八割の仕事を終わらせる、というのはなるほどと思った。ある程度見通しが立つまでは正確な見積もりなんてできない、と常々感じてはいて、だからこそプロトタイプを作って見通しが立つかやってみるべき、と考えてはいたものの、ここまで明快に意識してはいなかった。
仕事を終わらせるための考え方については、自分の考え方が間違っていなかったと答え合わせできたような部分もあるし、まだまだ足りないところがあったと気付かされる部分もあったが、朝早起きするのだけは大嫌いなので絶対にやりたくないなと思った。そのせいで人生変わらないならそれでもいいからずって寝てるわ、って感じ。
あとやっぱり、「学生時代に作ったソフトで一億も稼いだり、MicrosoftでWindows95のアーキテクトをやったりするくらいだからこの人は天才で、だからこの本で紹介されてるやり方も『天才ならでは』な部分がたくさんあるんじゃないの?」と思わずにはいられず、読んでてモヤっとした。凡人は界王拳20倍も使えないし、二割の時間で八割の仕事を終えられもしないんじゃないだろうか、だってそんな能力無いんだもの。まぁ成功者の書くビジネス本はすべからくこの問題を抱えているのだが。