@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Feedly Pro

数年ぶりにフィードを読もうかなという気持ちが戻ってきたので、勢いにまかせて Feedly Pro を購読した。

Inoreader に移行するつもりだったが、すこし使ってみてあまり良さを感じなかった。そして iPhone では結局 Reeder を使うことにしたので、 Feedly Pro はフィード数の制限を解除するためと、 Evernote および IFTTT 連携のために使っている形。

10年ものの OPML は幾度かの断捨離を経て有名どころのフィードはほとんど含まれていなくて、もはや全く更新されないけど購読解除したら二度と探し出せない知り合いのブログとかばかりになっている。もう少し増やしたいけど、ノイズが増えるのはいやなので、どうしたものか。

せっかくなので Feedly で読むボタンを設置してみた。

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1Password をサブスクリプション版に移行した

  • サブスクリプション版には買い切り版のライセンスは使えない
  • 1Password.com アカウントを作成してアプリをインストールした直後くらいに「データを移行するか?」というダイアログが出る。「あとで」を選ぶと二度と出ないが、 Preferences -> Accounts に 1Password.com アカウントが追加されてるので Sign out してからもう一度アカウントを追加すれば同じダイアログが出てくる
  • サブスクリプション版の支払いには PayPal は使えない。 JCB カードも使えない

いつからか 1Password の Chrome 拡張がうまく動かなくなっていた。今日ふとポップアップしたアラートダイアログの内容を読んでみたら、 1Password 6 系にアップグレードする必要があると書いてある。自分が使っているのは 1Password 5 系だった。やれやれと思って 1Password 6 を Mac App Store でインストールしたが、案の定アプリ内課金が必要で、既存のライセンスは適用できない雰囲気だったのでオフィシャルサイトからダウンロードし直した。

ダウンロードする前にメールアドレスを入れる欄がでてきたので、よくあるニュースレターへの申し込みだと思ってろくに説明を読まずに進めていったらどうも様子が違う。なんかマスターパスワードを入れろとか言われてるし。面倒なので適当に済ませてとりあえず 1Password 6 をインストールしたら、既存のライセンスは自動的に適用されていた。これで当初の目的は果たせた。

一方、 1password.com で作成したアカウントは何なのか気になるので届いたメールを読んだりログイン済みのウェブサイトを眺めてみたりして、どうやらいわゆるクラウドサービスに移行しつつあるのだと理解した。 Dropbox 同期でそんなに困ってはいかなったけど、ワンストップで丸ごと管理してもらえるならそのほうが良いに決まっているので、せっかく重い腰があがったタイミングを逃すまいと、移行を試すことにした。

既存の 1Password ユーザーが 1Password.com のアカウントを作成すると、いい感じにアカウントを連携した上でデータ移行まで行うような導線がお膳立てされていたが、よくわからないまま操作して大事なパスワードデータ一式を失うのがこわかったので「あとでやる」的な選択肢を選んで移行導線を閉じてしまった。公式サイトのヘルプでもその導線経由でクラウド版へのデータ移行方法をメインに説明されており、手動でデータを移行する方法のほうはあっさりとしか説明されてなくて不安を煽る。まずったか、と思ったが一か八か、 1Password アプリから 1Password.com アカウントをサインアウトし再びサインインすると、予想通り同じチュートリアルが開始した。ここまでくればしめたもので、あとはナビゲーションの指示に従って操作するだけでデータの移行・クラウドへの同期・アプリ版で使い続けていた Vault の削除までスムーズに終わった。

Vault を削除するのはちょっと勇気が必要だったが、 1Password.com の Personal Vault に保存されてたデータと元々の Vault に保存されてたデータが移行作業後にちゃんと統合されていて欠損がなさそうなこと、念のためウェブ版をブラウザで開きながらクラウド同期が完了するまで待ち、データ件数が一致していることなどを確認した上で元々の Vault を削除したが、何事もなく、本当に何のトラブルもおこらず、せいぜい二、三分の間に全ての作業が終わった。同じことを iPhone と iPad のアプリでも行ったが、やはり同様に何も問題なく、あたかも最初からこうなっていたかのように普通に使えている。

あまりの完成度の高さに感激した。相当複雑でエラーが何箇所でも発生しそう、かつ一アカウントにつき高々一回しか実施しないであろう、ローカルデータとネットワーク同期が同時進行するデータ移行処理が、こんなにも簡単に終わるなんてちょっと信じられない。どれだけ入念にテストしたらこのクオリティに到達するのだろう。 1Password 昔からすごいと思っていたけど、今回のはたまげた。

サブスクリプション版には既存の買い切りタイプのライセンスは使いまわせないのかな?と思って少し調べて、どうやらそれは無理そうだったが、これほど良いサービスならもう喜んでずっと使い続けようと思い、サブスクリプション版に完全移行することを決めた(Mac 上では買い切り版ライセンスで 1Password 6 が動いていたので、使い続けることはできそうだった)支払いには PayPal が使えると支払い情報を集約できて嬉しいと思ったけど、どうやら対応していないようだったので仕方なくふつうにクレジットカードで支払った。当然年間払い(そのほうが安いし、どうせ途中で解約などしない)。バックエンドに Stripe を使っているらしく、 Stripe は JCB が使えないので、メインカードで払えず VISA なサブカードで支払った。サブカードは海外にでも行かない限りもう使う機会は無いと思っていたけど、意外なところで必要になった。

30日間のトライアル期間中だが、金を払って使う気満々なので躊躇せずクレジットカード番号を入力したら、ちゃんと支払い発生日が翌月になっていて、そういうところまで丁寧でさすがだなと思った(Stripe のほうで勝手に適用されるのかもしれないけど。それでも課金系でそういう風に作るのはゼロコストでできるようなことではない)

Microsoft アカウントのメールアドレス変更

実際には「アカウントエイリアスを追加」という作業を行うことになる。

アカウントエイリアスというのが、 Microsoft アカウントにログインする際のログイン ID にあたる。 一つの Microsoft アカウントに複数のエイリアスを設定でき、プライマリのものをログイン時に入力したり、アカウント名として表示されたりするようだ。 @hotmail.co.jp というメールアドレスで作成した Microsoft アカウントに @gmail.com というメールアドレスのエイリアスを追加し、そちらをプライマリにすることができる。

作業手順は、 https://account.microsoft.com/ から、

あなたの情報

サインイン用のメール アドレスまたは電話番号を管理

アカウント エイリアス メールの追加

既に取得済みのメール アドレスを Microsoft アカウントのエイリアスとして追加する

プライマリにする

適当な Microsoft 製アプリケーションに、追加したエイリアスのほうでログインできたら成功。


Google アカウントだけでなく Apple ID も @gmail.com メールアドレスで取得していて、 Microsoft アカウントだけ @hotmail.co.jp なのがちょっと嫌だったので統一できてすっきりしたけど、 Outlook で Microsoft アカウントの @hotmail.co.jp 宛に届いてるメールにアクセスしているアカウント名が @gmail.com になっていたりするのはちょっと混乱するかもしれない。