@kyanny's blog

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渋谷.rb[:20120215] で Ramaze と Sequel について発表しました

渋谷.rb[:20120215] で Ramaze と Sequel について発表しました。ありがとうございました。

http://speakerdeck.com/u/kyanny/p/shibuya-rb-20120215-ramaze-sequel

まとめだけ書くと、

  • Ramaze は覚えることが少ない・全容を把握しやすいのがよい
  • Sequel は dataset がとてもよい。 SQL 的な「行の集合」を集合のまま扱えるので (行オブジェクトの配列ではなく)

どちらも使い始めるまでの設定とか前提となるものをほとんど必要としないので、プロトタイプ作りとか、思いついて 10 分後には飽きてしまいそうな小さいコードをちゃちゃっと書くのに向いてると思いました (ちなみに一緒に参加した同僚は「むしろ二層のモデルの上層部分を dataset の表現力でカバーしたり DataMapper パターンを Sequel の上に実装したりできそうなので大規模なコード向きなのでは」と真逆の感想を言っていて面白かった)

ソースコードリーディングは @tyape さん @KitaitiMakoto さんと一緒にRackの起動の流れを追う - @sugamasao.blog.title # => ”コードで世界を変えたい”をなぞりつつ rackup から WEBRick 起動までのソースコードを読みました。時間を区切って取り組むと集中して読めるし、ここよくわからないなーっていうところをわからないままにせず聞いて理解を深めながら読めるのは複数人で読むのの良い点だなと思いました。

pry の LT 面白かったです。具体的にどう使うのが嬉しいのかがよくわかりました。 cd でオブジェクトの instance_eval 的なスコープに降りて ls で中身をみられるとか、 show でメソッドの実装コードがその場で読めたりとか、なんというかクジラのはらわたを引きずりだしてるような、逆に自分がクジラのはらわたの中にいるような、まぁクジラのはらわたはどうでもいいですが、ちょっとぞくぞくする感じがして面白かったです。あとソースコードリーディングするときに便利そうだなと思いました。

shibuyarblunch を一年弱続けてきて、交流や情報交換をしてきましたが、渋谷.rb が (再)始動して勉強会も定期的に開催されるようになると、渋谷界隈が盛り上がりそうで今後が楽しみです。

余談。最近流行ってそうな Speaker Deck を使うチャンス!と思ってアップロードしてみたのですが、 PDF 内のリンクがクリックできないんですね・・・というわけでリンク先の URL が知りたい方はお手数ですが PDF をダウンロードしてください。 Speaker Deck おしゃれな感じだし SlideShare は最近調子悪そうなので積極的に使っていきたいと思っていたけど、悩ましいなぁ。