@kyanny's blog

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第1回Ruby開発環境勉強会

第1回Ruby開発環境勉強会 - delirious thoughts
http://kentaro.hatenablog.com/entry/2012/05/29/230254

という勉強会があったので、「見よう見まねでカスタマイズしてもどうせ使いこなせないからギリギリまでやらなくてよし」などという意識の低い感じの話をしました。

スライドには書いてないこともけっこう喋ったので捕捉:

リファレンスマニュアルについて

Emacs (anything) から perldoc とかるりまとか引けるようにしたこともあるけど、コマンド名やキーバインドを覚えられず定着しませんでした。あと、用例も見たいので結局ほかのページもぐぐることになり、もうブラウザでいいや、というのが今のところの結論です。わざわざキーワードを当てたのは、「赤い背景」のページばかり上位に出てくるのが嫌だったからで、単にキーボードからブックマークを開いてるのに近いです。

.irbrc とかユーティリティについて

.irbrc の話とかするとすぐ「pry 使え」とか言われそうですが、使いたいのはプロダクション環境だし Ruby のバージョンも古いしで、常に最新のツールが利用できるわけではないので、むしろ制約の中でも工夫すれば楽できるし、誰かが紹介したものを鵜呑みにして取り入れるだけでは「この環境では動かないのでダメだ」みたいに思考停止してしまいがちでかえって良くない、みたいなことが言いたかった。

このスライドは mscp というコマンドの使用例ですが、単なる pslurp のラッパーです。 pslurp の存在も名前も覚えられないので、覚えやすい名前とインターフェースだけ自作してます。あと、実行後に「次はこのコマンドをこういう引数で叩け」というのも印字するようにしてます。これも、覚えてなくても使えるようにするための工夫です。

ソース読むことについて

タグジャンプとかちゃんとやるべきだし何度か挑戦したけどうまく使いこなせてないというお寒い状況ではありますが、だからといってタグジャンプできる環境がなければソースが読めないということはないし、環境のせいにしてソースから遠ざかるほうが良くない。なので、ファイルを開くまでのステップ数をほんの少し短くしてみたら心理的な抵抗感がぐっと減って、エディタでブックマークする前後でソースにあたる頻度はずいぶん増えました。

$PS1 について

ここにはもっといろいろ情報を出したいと思っていて、でもカスタマイズが面倒くさいんですよね。 GUI でパーツを選んで配置して、ペイント感覚で色塗って完成したら .bashrc にぺろっと貼り付けられる PS1 をコピペできる、みたいなサービスがあると便利だと思うので誰か作ってくれませんか。