@kyanny's blog

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Go Newsletter issue 51

Go Newsletter Issue 51: March 26, 2015


批判するところそこ?って気がした。 

Java も偉いプラグラマによって愚かなプログラマたちが自分の足を撃ち抜かずに済むようにデザインされたのではなかったっけ(要出典; 出典見つかったら読み直したいので知ってる方は教えてください)そういう「単純な単調」さもシェアを伸ばした理由の一つだったのだろうし、スポンサー企業による宣伝の効果もあったのだろうから、つまり Go の未来も明るいといえるのかもしれない。

「言語として新しいことに挑戦してなくて残念(ただし Concurrency モデルは除く、あれはすばらしい)」って書いてあったけど一文で矛盾してると思う。正しく実装するのが難しくて、しかも実装ミスをしたときの被害が甚大な平行プログラミングを、経験の浅いプログラマでも理解しやすくし、安全に実装できるようにしたという功績はとても大きいと思う。

あと Readability についての価値観もおれとこの人では違うなぁ、と思った。抽象度の高い実装は、意図を把握できないと格段に読みづらくなるものだ。高階関数などの機能を使ったコードもそうで、 reduce を知っていれば reduce を使ったコードは簡単に読める、なんて簡単な話では済まないことが多い。

コードの寿命が長く、実装者が頻繁に入れ替わる、企業で書かれたコードは特にその問題が顕著になる。だから冗長で誰でも読めるコードになるように言語そのものをデザインする、というのは理にかなっている。つまり、この人は「読むコスト」を軽く見積もり過ぎていると思う。