@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

0メートルの旅――日常を引き剥がす16の物語

著者の新刊を知らせる通知を見て思い出し、感想を書いたつもりだったのに過去記事を検索しても見つからない。本屋で見かけて何気なく手に取ってみたら、文章がとにかく面白くて一気に読んだ記憶がある。2021 年の冬ごろだった気がする。これを書いてる実時間は 2022-09-09 15:38 RubyKaigi 2022 のオンライン配信がネットワーク障害で中断している最中。

印象深いフレーズとかエピソードもメモした気がするのだが…なんかアフリカかどこかの国サッカーチームを応援する話とか、インドとパキスタンの国境警備兵の儀式めいたパフォーマンスの話とか、トルコだかあのへんの宗教施設の塔に夜中こっそり潜り込んだ話しとか、どれも面白かった。

はてなブログの類似記事推薦機能で、ブログに書いたけど埋もれてしまった感想がひょっこり見つからないだろうか。それか、電子書籍で買い直してもいいか。

マッドマックス 怒りのデス・ロード

頭悪い系のド派手なアクション映画が観たかったので観た。

北斗の拳の世界そのもの、という描写とか、兵隊が雑に、しかし悲壮感なく吹っ飛んでいく演出とか、全体的に非常に馬鹿馬鹿しくて笑いながら楽しく観られた。

主人公が精神を病んでいる説、というレビューを劇場公開後に読んだことがあり、いつか観てみたいと思っていたが、その点については正直そこまで感じなかった。そんな細やかな部分よりも大味なアクションに目を奪われていた。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

  • 発売日: 2015/09/01
  • メディア: Prime Video

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実

奥さんが「三島由紀夫カッコいいから観たい」というので付き合いで一緒に観た。悪くなかった。

討論で三島由紀夫が言うことはいちいち筋が通っているし、相手に対する敬意も感じられて、一枚も二枚も上手だった。他方、全共闘側の言い分は、どこか浮ついていて、論点をずらしているのか、それとも自分でも何を言ってるのかわかってないのかという印象だった。

自分は思想的にはごくごく平凡で、戦後の歴史史観に基づいて育った世代としては一般的だろう「やや左寄り」な思想の持ち主だと思う。「ゴーマニズム宣言」程度でも「右寄りすぎ」に感じられて読むと居心地の悪さを感じる、そんな自分だから三島由紀夫の思想なんて右翼も右翼、とうてい賛同できるものではないはずだが、少なくともこの討論においては三島由紀夫に分があると思った。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実

  • 発売日: 2021/02/26
  • メディア: Prime Video

AppleScript

Alfred から iTerm2 を操作するカスタムスクリプトAppleScript で書かれている。iTerm2 のドキュメントと照らし合わせながら読んだら、初めて AppleScript が理解できた。これまで何度か目にする機会があったが、文法や仕組みを知らなかったので、まるで知らない国の言葉のようにさっぱり理解できなかった。 end xxx がちょっと古めかしい感じだけど、これはこれでとても読みやすい。

理解できなかったことが理解できたときの感動を久しぶりに味わえて嬉しかった反面、意味がわからないと感じていた頃の感覚をおれはもう失ってしまったのだと思うと、ちょっと寂しい気もする。

Alfred Workflow が削除できないときは Finder から削除する

テスト用に作った Alfred Workflow が不要になったので削除しようと思ったら、エラーで削除できなかった。

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Forum に似たような質問があったので読んでみると、 Finder から削除すれば良いとのことだった。

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Open in Finder のあと「内包しているフォルダで表示」するのがポイント。 Workflow のフォルダ名は UUID っぽい文字列がついていて Finder から区別しづらいが、この方法だと誤爆せずに済む。