@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

iOS のデフォルトブラウザを Firefox にして2、3日過ごしてみたが、やはりこれはやりすぎだったようで Safari に戻した。細かい使い勝手の悪さを感じた。

  • 音声検索。Firefox はブラウザ内で音声検索できない。Safari と Google Chrome は検索バーの中にマイクのアイコンがあって音声検索できる(Safari のはいかにもネイティブビルトインという感じでずるいが)。もちろんソフトウェアキーボード側でも音声入力できるけど、喋り終わりの検知が遅いのでスッと検索が始まらず違和感(音声入力だと息継ぎとかあるのであえてそういう調整をしてるのだろう)
  • アドレスバーを下側に置いて、アドレスバーを左右にフリックでタブを切り替えるジェスチャーの有無(これは Chrome にもない、昔あったような気もする)。タブの切り替えというよりも、一番「右端」のタブを開いてるときにそこからこのジェスチャーをして「新しいタブを開く」という操作を自分でも意識してなかったけど多用していたようで、できなくなって初めて不便さを自覚した。
  • 翻訳(これは Chrome にもある)。英語のWebページを見るとき、やっぱりあると使いたくなることもある。
  • その他、タブの一覧画面の操作ボタンの配置とか、メニューの項目とか、慣れればどうということもないのだろうが数日では慣れなかったものたち。

よい気づきもあって、やはりタブを開きっぱなしにして「あとで読む」的にするのは良くない。リーディングリストをもっと積極的に使って(いまリストに入ってて長年読んでないのは一旦全部消して)、なるべくタブは全部閉じておくようにすべき。あと Safari の検索エンジンもまた DuckDuckGo Bing にしてみた。Webサイトの検索フォーム自体に音声検索機能がついてるので。

リーディングリストに三十個以上のタブを一つずつ入れるのも手間なので、今日の日付で新規タブグループを作って保存した。似たようなことを Chrome のブックマークで何度かやったことがあるが、一度たりとも見返さなかった。おそらくこのタブグループも未消化のままになりそう。リーディングリストは iPhone からだと一つずつ削除しかできないので、後回し。

Re: 全日本女子ロードレースWE+WU23が開催見送り - 競技4日前での判断

全日本女子ロードレースWE+WU23が開催見送り - 競技4日前での判断 | cyclowired

日本国内の自転車ロードレースにも女子レース全般にもそこまで関心を払ってきていないので語る資格があるかというとないと思うが、胸糞悪い、やるせないニュースだ。

仲裁判断の骨子もざっと読んだうえで、これは申し立てをした選手側の主張のほうに分があり、JCF の反論にやや無理があるとは思った。

しかし、ルール上は非がないとしても、選手側にいまいち反発を覚える。

当事者の選手は日本の女性選手としては抜きん出た実力者で、本場であるヨーロッパで活動している唯一の選手らしい。プロとして1%でも勝率を上げるためにルールに則ったうえであらゆる手を尽くす、その姿勢と行動は正しいものだし、異議申し立てが通った結果 JCF が「レースそのものの開催を見送る」という対応をとったのも、選手側の責任ではない。

それでも、この「いざこざ」の巻き添えでレースに参加できなくなった他の選手や彼女らを支えるチームスタッフたちの気持ちを考えると、やるせない。もうちょっとどうにかならなかったのか、穏便なやり方ができなかったのか、と思わずにいられない。selfish すぎやしないか、自分達さえよければ他はどうでもいいのかと(それを見越して・予測しての行動ではなかっただろうから責めるのはお門違いとわかっていても)言いたくなる。

この選手と JCF の確執は数年前からの話らしく、それが余計に、それだけ時間があったなら双方もう少し歩み寄って対話できなかったのか、関係者も誰か両者の中を取り持つとか、働きかけられなかったのかと、そういう下地があれば今回のような最悪な結末は避けられたのではないかと、はぁ。

Bizmates Program: Level 3 Rank B Lesson 18: Repeating the process

ミスクールと。今日はどうだった?忙しい日だったよ!昨夜から疲れてて午前中休んで昼から働いたので勤務時間が短かったのに、普段の倍くらい仕事量があったんだ。それに前にちょっと相談したアレの件もあって、まあ、こうなることは予想してたけどね。などとひとしきり愚痴めいた話を聞いてもらい、ありがとうと言ったらクールに「いいのよ、話を聞くのも私の仕事のうちだから」と。忙しさの一因であるとある件については一言言いたげだったが、言い淀んだ後で「いや、レッスンをしなきゃいけないのだから、やめましょう」と。

Lesson 18 の Try から。最近の例ではないし、「意思決定から何を学んだか」みたいな質問に対する回答としてはいまいちだったけど、前職でアサインされた仕事にまつわる話をした。外部システムとの連携機能を作るタスクだったが、締め切りもあまり余裕がないうえに事前に連携先からの技術監査を受けてパスする必要があり、その締切が近くて厳しかった。監査をパスしないと全体のリリーススケジュールも遅延するため、監査を一発で通す必要があるが、そのためにはこちらのシステムが完成して実際に動作している状態で結合テストをしなければならない。そしてこちら側のシステムはまだ俺が不慣れな Go で書く必要があった。短期間で Go で実装し終えるのは無理と判断して、しかもヘルプも望めない状況だったので、監査をとおすためのプロトタイプというかダミーのシステムを慣れた Ruby で作り、その後 Go で既存システムに追加機能として実装し直す、という方針で進める意思決定をした。「学び」は、やはり不慣れな技術だと想定以上に時間がかかる、あと「シンプルだが冗長で書くコード量が多い」Go は「洗練されていて書くコード量が少ない」Ruby と比べると実装時間も多く要した(慣れを差し置いても)、そして諸々の締切が近かったのですぐに実装作業に入ったが、やり始めると仕様が決まってない部分が出てきてそこを詰めるのにも結局時間を要した。「次やるとしたら」は、そもそも最初に仕様を明らかにするなどの作業に時間を使い、現実的なスケジュールを提案し直す、あと既存システムが Go で書いてあるからと Go で作ることを所与の前提と考えずに、独立したシステムを Ruby で構築することを提案する(その会社は Go と Python を好んでいたので、どのみち Ruby にゴーが出るとは思えなかったが)、などという話をした。技術的な専門用語がたくさん出てきて正直小難しくて伝わりづらい話だったと思うが辛抱強く理解のための質問をしながら聞いてくれた。

残り二分切っていて、「残り二分ね、ウム、」とそこでレッスン中断しようか迷った様子だったが、「anyway、Act やりましょう。別のストーリーを」と進み、これは前にも何かのレッスンで話した、外国人マネージャーの部下に他の外国人全員つけて「英語でコミュニケーションしやすかろう」と良かれと思ってたら「疎外感がある」と言われて裏目だった、stupid decision だったと言ったら「mistake ではあっただろうけど stupid とは思わないわ」などと、今日はクールででも優しいいつも通りのミスクールだった。いつも話が長くてわかりづらい生徒でごめんよ。

Lesson 18 まで終わり、次は Lesson 19 の冒頭から。明日はミスターヒップホップを予約した。

  • concern
  • It was only my second month at the time and I was assigned a project
  • It went successful
  • I should've spent more time for clarifications

RubyKaigi 2022 のチケット買った

RubyKaigi 2022 - RubyKaigi 2022

今年はハイブリッド開催ということで、開催地は三重の津(とオンライン)。RubyKaigi といえば旅行、というくらい地方開催が定番化してきて(そして気に入っていて)、近年のオンライン開催はどうも参加してる感覚が薄く、集中もできなかった。満を持してのオフライン開催ということで、行く気満々で買った。Super Early Bird で一万円なり。バーチャル参加でも同じチケットで金額も変わらないのだが。

チケット代は当然自腹で払うつもりで買い、開催日の有給申請をしたら上司から「RubyKaigi に参加するなら有給を使うことはない、L&D の一環という扱いにするし、チケット代その他諸費用も(?)君の L&D 予算内で経費精算できる」とわざわざ個別に連絡をもらい、そこまで言われたらむげにもできまいと思ってチケット代を経費精算した。ただ、L&D としてカンファレンスに参加する場合のレギュレーションをちゃんと把握してないけど、レポート提出の義務とかそういう制約は特になかったような記憶がある。あったら嫌だなあ、そういう縛りが嫌で有給を使いたいのだけど、L&D の予算も適用範囲内で上司が承認すれば、「学んだことの共有」とかは一切求められたことがなく、たぶんそういう義務は発生しないレギュレーションなのだろう、とするとイベント参加も同じ考え方で、本人の学びになってればそれでよし、それを会社が測ったりしない、という感じなのかなと思っている。

RubyKaigi を地方都市で開催するのは主催者の「せっかくだから観光していけよ」というメッセージだと解釈していて、三重開催であるからには是非とも伊勢神宮へ行きたい。「せめて伊勢神宮くらい行けよ」というメッセージだと思っている。まだ交通とか何も調べてないけど、広島のときに下調べ不足で厳島神社に10分ほどしか滞在できなかった*1苦い思い出があるので、今回は余裕を持ったスケジュールを立てて臨みたい。

*1:フェリーで厳島(宮島)へ渡るのだが、帰りの新幹線の時間の関係で10分とか15分しか滞在できないことに向かってる最中に気づき、フェリーが着いたら文字通りダッシュで大鳥居まで行って数枚写真を撮ってまたダッシュでフェリー乗り場まで戻って今乗ってきたフェリーの折り返し便で帰った。昼の新幹線だったので、今思えば指定席の時間変更をして遅い便に変えてからゆっくり観光すれば良かった。当時は新幹線の席と時間を変更できることを知らず、そういう発想もなかった。

Assist Lesson

初めての男性トレーナーと。落ち着いた物腰、口調の人だった。今日はどんな日でしたか?これが私たちの初めてのレッスンかな?よければ自己紹介をしませんか?から始まったが、猫飼ってるという話をしたら彼の家にもキャットタワーあるよ、猫飼ってるよ、からの話が、すごかった。

彼はビズメイツで働き始めてそろそろ丸5年になるベテラントレーナーで、以前は IT コンサルタントの仕事をしていたが、十分な蓄えができたし前の仕事では自分が幸せを感じなかったので辞めたと。人や動物を助けることが好きで生きがいで、なので毎週野良猫を保護して家のガレージで餌をやったり、病院へ連れて行って避妊手術をしたり、貰い手を探したりというボランティア活動を一人でやっている。費用は全て自腹、「私は決して裕福ではないが、それでもやっている。野良猫に一日三回餌をやり、飼い猫に一日五回餌をやり、私自身は一日一食しか食べない*1」なんというか、ものすごくストイックで超いい人で、一体何がそこまでさせるの?と聞くと、「私の人生には悲しい出来事がたくさんあった。(詳細は伏せる)なので、他の人や動物たちに私と同じ悲しい思いをさせたくない」と。「私にも物質的なゴールはある、オートバイが好きなので将来はカワサキのニンジャとかスーパースポーツバイクを買いたい、けどその先には人生で成し遂げたいゴールがある」「私が死ぬまでに、すべての野良猫を救いたい。すべての野良猫を救うのは無理だけど、それが私のライフゴール、生涯の目標、目的なんだ」「ビズメイツを続けている理由も、生徒さんのキャリアゴールを助けられるから。私の望みは、生徒さんも私も歳ととったある日、生徒さんが私のことを覚えていてくれたら、思い出してくれたら、それが私の望み」なんというか俺はキリストか何かと喋っているのか?と思うくらい、高潔で素晴らしい人格者という感じだった。こんな人これまで会ったことなかった。

今日は猫と人生の生きがいにまつわる彼の話を主に聞いて終わったが、あまりに素晴らしくて感動して、それをうまく伝える言葉に乏しいのがもどかしかった。一日15時間もレッスンをしてて、俺のコマが14時間目、そんなに働くのも「お金を貯めて、大きな車を手に入れて野良猫を保護センターに連れて行ったりできるようになりたいし、太陽発電パネルを買って電気代(高い)を払わずに済むようになればその分を野良猫の保護活動に使えるから」と。自宅は Alexa でスマートホーム化されていて「一人で暮らしてるからホームセキュリティを入れている、あと一日中座って仕事をしてるから喋ってエアコンとか操作できると便利なので」「私の IT のバックグラウンドがこれらのシステムを作るのに助けになった。必ずしも IT スキルを必要としないが」などとも言っていた。

喋りは落ち着いたトーンだが流暢で、こちらの言い間違いとか「それはこういう言い方もできるよ」というのを間髪入れずにチャットに書いてくる。間がなさすぎるというか完全にリアルタイム会話で言われる感じなので指摘が早すぎて若干戸惑ったが、話を遮るでもないし自然すぎるくらい自然で、これは相当慣れているし上手い人だと感じた。これはレッスンもぜひちゃんと受けたいトレーナーだ。

明日も連続でこのトレーナーを予約しようかとも思ったが、今週の予約空き枠を睨んでミスクールを予約した。この人は水曜日以降も一応まだ空き枠があるので(朝5時から休みなしでシフトに入っているので夜は7時半までで、夕方〜夜のレッスンは予約が難しそうではあるが、ミスクールは火曜しか空き枠がなく、最近そういう傾向が多い印象なので。ミス洗練も火曜夜だけ何枠か空いてて、土曜に受けたばかりなので今回はパスしたが、なかなかタイミングが難しい)

彼は久々のあだ名シリーズにふさわしいだろう。どうするか一日考えていたが、やはりこれしかない。命名「ミスター保護猫」。あだ名シリーズはミスターサーヴェロ以来か?

  • My team and I had a lot on our plate..
  • Spaying - to stop from making babies.
  • Inspiring story
  • In my 20's..
  • Sova
  • Nekoru & Nekoko
  • Trim their nails.

*1:「朝はコーヒーを飲むと空腹感が紛れるので朝食はとらない、昼に重めの肉などを食べる、夜は早く寝ると空腹を感じる前に眠れるので夕食もとらずにすむ」とか言っていた