@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

ケーキの切れない非行少年たち

ずいぶん前に買って積読だった本。といっても 2019 年の本なので思ったより最近のことだった。

非行に走る少年少女のなかには人知れず軽度の知的障害を抱えている子たちが相当の割合いそうで、矯正プログラムは「内容を理解できること」を暗黙の前提としているので認知力が低い子には効果的でない場合が結構ありそう、とかそんな内容。なるほど、そういう視点は自分の中になかったな、と気付かされたので星四つ。

著者は精神科医で、「ではどうすればいいのか」に対する提言が「学校現場で先生が頑張って落ちこぼれさせないこと」的なものに落ち着きがち点はやや残念だった。過去に教育関連事業に関わっていて学校現場の教師がいかに多忙か聞かされていた身としては、無理な相談ではないかなあ、相手方の事情を深く理解してないがゆえの安易な考えなのでは、と思ってしまった。

Internet Archive に 5 ドル寄付した。ここに寄付するのは初めて。なぜなら寄付を募るページを見かけたことがなかったから(自分で探しまではしなかった)。今日 Wayback Machine にアクセスしたら寄付を募るページが出てきて、歴史改変に抵抗するためにもこのプロジェクトは重要です、などと簡潔に意義を説いていた。長年お世話になっているし、Wikipedia と並んで人類にとって重要なものだと思うので、いずれ機会があれば寄付したいとは思っていた。とりあえずプリセットの 5 ドルから、手数料分を上乗せして 5.41 ドルの支払い。支払い手段が充実してて、クレジットカードはもちろん、Apple Pay、Google Pay、PayPal、各種暗号通貨(詳細は見てない)などなど。普段こういうのはなるべく PayPal を使っているが(履歴が残るしクレジットカード番号を隠しておけるので)、今回は興味本位で Apple Pay で払ってみた。普段使うのと同じようにサイドボタンのダブルクリックで支払い。まあ体験が同じなのは当たり前なんだけど、楽になったものだ。

寄付後にアンケートがあって、なぜ寄付したのか?と自由記述欄があったので、せっかくだから理由をつらつらと書いてみた。こんなの誰か真面目に読んでるのか知らないけど。

I've been using Wayback Machine long time, occasionally but frequent enough. I've been thinking about the donation, but I hadn't just because I didn't find where I could donate (I didn't actively search, though). Today I saw the donation page when accessing the Wayback Machine resource. I found many payment methods are available, and some of them are pretty easy to use. I used Apple Pay, but PayPal was also acceptable. There were no reasons preventing me from donating, so I did it.

しかし Apple Pay 支払いだと ID 的なものを一切開示してないので実質匿名で寄付してる感じで、なんかいまどきのインターネットっぽくないなと思った。

Bizmates Program: Level 3 Rank C Lesson 15: Articulating what you do

ミスターセブ島と。

  • 今日は通院日なので仕事は休みだった
  • 朝は雨が強くて荷物や靴が濡れて不快だった
  • 普段より早く起きて眠くて治療中や帰宅後に寝てしまった
  • 来月引っ越すので手続きのために午後は不動産屋へ行く予定だったが、寝過ぎて行きそびれた
  • 薬も、薬局に処方箋(が思い出せず・わからず言えなかったが辞書は引かずなんとか知ってる表現で説明した)を出すのもしそびれた

彼は、午前中に奥さんと眼科検診を受けて、右目は問題なし、左目は少し視力が落ちてきてるのか?問題はないが十月くらいに初めて眼鏡を作るかも、なんにせよ現在の状態を知れてよかったとのこと。

Lesson 15 の Try から。Try の 3 で、昨日の夜のレッスンの後ふと思いついた考えを話した。これまで自分の仕事を紹介するとき Technical Support Engineer とか言ってたけど、そもそも Support Engineer 自体が分かりにくい。Support はともかく Engineer は何についてのなのか曖昧。なので、むしろ Customer Service (rep) と言い切ってしまい、その後「アメリカの IT 企業に勤めている、製品に関する技術的なサポートを提供している」などと続けた方が分かりやすいのではないか?と。ミスターセブ島も同意してくれて「そっちの方がシンプルだね」と。彼は IT guy だったから Support Engineer でも通じるのだけど、聞きながらの彼の表情からも「なるほど」という良い驚き、気づきのようなものが垣間見えたので、悪くない気がする。

で Act で、彼は眼科医という設定で、こちらは↑のような言い方をしたのだが、うっかり「うちの会社はクラウドコンピューティングのプラットフォームを提供していて」と言ったら「今 cloud って言ったよね、僕が子供の頃に cloud 9 というチョコレートのお菓子があってね」(cloud9 って AWS が買収したオンライン IDE と同じ名だ)、チョコレートの話は本筋じゃなくて、jargon/technical term が混じってたね、という指摘。うーんこの領域の仕事を専門用語なしで説明するのは難しいなあ。cloud computing は今時割とみんな知ってる気もするが、まあそうでもないか。という感じでレッスン終了。

Lesson 15 まで多分終わり、次は Lesson 16 からかな。Bizmates Program は(途中足踏みしたりしつつもなんだかんだで)サクサク進むなあ。明日はミス洗練を予約した。最近結構予約できて嬉しい。免許取れてレッスン枠を多めに開けてくれるようになったってことかな。

  • Hi, Ken san. I’m looking forward to seeing you
  • into small chunks of responses.
  • Yasu gave short and simple responses.
  • industry specific
  • Please copy the files into the universal serial bus, ok?
  • USB
  • broad
  • Doctor of Philosophy PhD.
  • ACT PART
  • I'm an Ophthalmologist. ✅ I'm an eye doctor.
  • Oph-thal-mo-lo-gist
  • Thank you for studying at Bizmates. (bow) Have a great day!

Azure Static Web Apps (2/n)

Visual Studio Code の拡張機能を使って Azure Static Web Apps の作成からやるパターンの Quickstart もやってみた。Codespaces を使った。

感想

  • 最初に GitHub リポジトリは作っておく必要がある
  • リポジトリの複製の手順は飛ばしたが、Codespaces インスタンス内なのですでに clone 済みという扱いだったろう
  • GitHub リポジトリを選ぶステップがないのになんで対象のリポジトリがわかるんだろうと思ったが、そのリポジトリをワーキングプロジェクトとして VS Code を起動してるから特定できて当然か
  • VS Code コマンドに「Create static web app」と「Create static web app (Advanced)」という二種類あるが、Advanced のほうはリソースグループなどから作成できる(入力ダイアログのステップが増える)。Azure portal と同等ということか。Create static web apps のほうでも必要十分で、ステップが少ないので簡単。実験用のアプリ作る時とかはこっちでいい気がする。
  • 「アプリケーション コードの場所」と「ビルドの場所」に /src を入力する、という手順を見落としてて最初に作ったアプリはデフォルト画面のままだった。IDE に慣れてないとこういうさりげない操作が重要な違いを産んだりすることや、それを後でどうやって直すのかが見つけられなかったりして無駄にハマる。
  • VS Code 拡張の中(サイドバーのメニュー)で GitHub Actions ワークフローの進捗も(セミ)リアルタイムで確認できたり、ログもエディタ内で開けたりするのはなかなかすごいが、やはりステータスの同期にはややラグがあったりして癖がある。アプリ名や環境名を右クリックでサイトをブラウザで開けるとかも、知らないと発見できないよなあ。慣れれば簡単で楽なのだろうが、いざという時コマンドラインでどうやるのかとかある程度裏側がわかっていないと不安。

短いドキュメントだし眺めただけでわかった気になりそうなものだけど、やっぱり実際に一回やっておいてよかった。

Bizmates Program: Level 3 Rank C Lesson 15: Articulating what you do

ミスターヒップホップと。「よう、今日はどうだい?」寝不足で疲れちゃったよ、昨日の夜全然眠れなくて「一体何があった?」それが、昨夜も疲れてて、夕食後に一時間くらい休むつもりで横になったら五時間も寝ちゃって。起きたら夜中の一時だよ。で風呂に入ってまた横になったのが朝の四時とかで、それから六時七時まで眠れなかった「二晩前に俺も同じようなことがあった。ワイヤレスイヤホンを片方無くしたんだが(Air Pods と言ってたが真っ黒だったのでそれは間違いなく Air Pods ではない気がする)夜に見つかったんだ。嬉しくて普段はしないのにイヤホンをつけてリラックスできる音楽を小さい音で流しながら寝たんだ。そしたらノイズとかが気になったのか眠れなくて、翌朝五時半からレッスンがあるから五時には起きなきゃいけないのに二時二十分過ぎまで起きていた。仕方なくイヤホンを外して、二時半くらいには眠れたと思うが、翌朝最初のレッスンはめっちゃ眠くてこんな感じだった(ゾンビみたいに上半身をゆらゆら揺らす)」あはは「ところで仕事の方はどうだ?」いいことがあったよ!前に難しい問い合わせをやっていることは話したと思うけど、今日そのお客さんから問題が解決したと連絡があったんだ。明日は通院日なので休みなのだけど、その前に解決してよかったよ「それはよかったな」などとテンション高めに話してレッスンへ。

Lesson 15 は「専門用語を使わず、できるだけ簡単に自分の仕事を説明する」。予習しながら、これ全然できてなかったなあと改めて思うなど。「お前の job title は何だ?」と聞かれて、以前は Enterprise Support Engineer だった、今は多分 Support Engineer III(スリー)が正式な肩書きだと思う、と言ってる側から「こんらんしている」的な顔芸をする器用さ。おれも意味不明だと思うよ、同意する。

company jargon も避けろ、という Biz Tips からの流れで「Ken, I'll challenge you. お前の業界のジャーゴンを俺が当てられるか、何か言ってみろ」と面白いクイズ大会が開催。どうしようかなと思って咄嗟に思いついたのが VCS で、「それを使った文例を言ってくれ」この文例にも CVS, Subversion, Git などもっとひどい jargon を使ってしまったが、「virtual control system?」おしい!(close)V だけ違う、「わからん、V は何?」version です、version control system. テキストファイルの版管理をするためのもの。Microsoft Word や Excel には、変更を追跡して過去のバージョンに戻せたりする機能があるでしょう?あれは各ソフトごとの機能だけど、VCS は汎用的なソフトウェアで、テキストファイルならなんでも変更を追跡できる。特に、ブラウザやスマホアプリなんかのソフトウェアはソースコードから作られて、ソースコードはテキストファイルなので、版管理することでバグを出す前のバージョンに戻したり、差分を確認してバグを直したりできる。「おれはまた一つ賢くなった、サンキュー」

Example を読んだときに「お前は(職業柄)Yasu の使ったジャーゴンが理解できるかもしれないがな」そうだね、QA もわかるし ISO regulation もなんのことか大体わかる、具体的にどの ISO なのかはわかんないけど、などというやりとりもあった。

「六歳児に『Ken san, お仕事はなあに?』と聞かれて I'm an Enterprise Support Engineer と言って意味わかると思うか?」など、とにかくなるべく簡単に説明するのが大事なんだ、という話。

Lesson 15 の Bizmates Style まで終わり、次は Try から。明日はミスターセブ島を予約した。

  • My sleeping pattern got corrupted.
  • articulate / articulating = the ability to explain something very clearly
  • Enterprise Support Engineer
  • Support Engineer III
  • jargon = a word or phrase that only people in the same industry would understand.
  • VCS
  • VCS = Version control system
  • EBITDA = Earnings before interest, taxes, depreciation, and amortization