3-0 で快勝。前半早々にセットプレーで 2-0 とし、GK 上田がファインセーブで決定的なピンチを何度も救い、後半終了間際に FW 杉浦がダメ押しの三点目を入れて試合を決めた。
前半の二得点はフリーキックとコーナーキックから。どちらもキッカーは MF 大山。大山の試合後コメントで、
ホノ(庄司)と相談して、準備してきたものとはちょっと違ったけど。相手のラインの高さがもうちょっと低いと思って準備してきたけど、思ったより高かったので、キーパーとディフェンスラインの間で触れるんじゃないかという話をホノとした。そこに入ってきてほしいということで、うまく決まってよかった
とのことだが、リプレイを見ると本当にドンピシャのところにボールが行っていた。しっかりヘディングで当てて決めた DF 庄司も立派だが、相手 DF の頭をちょうど越して壁の裏、相手 GK が動けない位置に落ちるボールを正確に蹴った大山の技術のおかげで取れた一点だった。
【長野戦】振り返り📸
— ツエーゲン金沢 (@zweigen_staff) July 6, 2024
1点目!!!#大山啓輔 選手のクロスに合わせたのは、#庄司朋乃也 選手💪🔥🔥#DAZN#zweigen #新生 pic.twitter.com/O7Q7cbHZEe
二点目を同じくヘディングで豪快に決めた DF 小島も試合後コメントで、
庄司の点の前も太陽のまぶしさもあって、もしかしたら見えないかもしれないと話していた。狙い所を聞いて、そこに正確に蹴ってくれるので、あとは中の選手がそこに入ってくるだけかなと思う。ほぼキッカーの啓輔くんのおかげ
と言っていて、大山のキックが大きな武器になっていることがわかる。その大山は後半途中で交代するのが通例になっているので、90 分フルに使える武器ではない。だから前半のうちにセットプレーで得点できるのは金沢にとって理想的な形といえる。
一緒に観戦した奥さんは FW マリソンについて「ミスが多い」と辛口評価だったが、今日はよくボールを収めていたし高い位置でファウルをもらってセットプレーのきっかけになったりして、そんなに悪くなかったと思う。
先制点を決めた庄司は守りでも奮闘していて、サイドに深く切り込まれた際もよく足を出してクロスをカットしていたし、中央に出されたグラウンダーのクロスも追いついて対応していた。
MF 梶浦は安定して強い。ホームゴール裏のバックスタンド寄りからだと見えづらかったが、前半の MF 塚本もいい攻めをしていた印象。
今日は全対的に球際に強く、しかし相手を倒したり倒されたりという荒いプレーは少なくて安心して観ていられたし、気分も良かった。ジャッジも有利に働いていた気がする。
後半、梶浦がカウンターで抜け出しかけたシーンで相手にレッドカードが出たのは驚いた。止めなければ GK と一対一の決定機になっていただろうから足を引っ掛けてでも止めにいったのだろうし、だからこそのレッドカードだったのだろうけど、それまでにも一対一に近い状況を二度作って二度とも決めきれなかったことを考えると、果たして退場と引き換えに止める価値があったのか……いや、決めきれなかったシーンのうち一回は MF 加藤がパスを選択したからだし、三点目は梶浦がやはり抜け出して同じような状況でアシストして得点に繋がったのだから、やはりあそこで止めなければあの時点で三点目を取られて試合を決められていた、それを阻止するために止めにいった、と考えると、妥当というか仕方ないプレーだったのだろう。
杉浦の三点目はお手本どおりというか、試合前のウォーミングアップで練習してる形そのままみたいなシーンで、梶浦のパスコースもよかったし、杉浦もダイレクトで浮く球を蹴り込んでゴールネットに突き刺して、ファンサービスという感じだった。
試合終了後、ドローンショーがあった。望遠レンズで大きく写したほうがいいだろうと思って OM-D E-M1 Mark II に 45-200 を着けていったが、45mm(35mm 換算 90mm)では長すぎて、全体像が入りきらなかった。設定の調整も不十分で、真っ暗な夜空に光点で絵や文字を描く性質上シャッタースピードが低いのは仕方ないが(レンズの暗さ以前の問題)、せめてシャッタースピード優先にするとか、もう少しやりようがあった。そもそも焦点距離でミスっていたのだからさっさと見切りをつけて iPhone で撮ればよかった(というか動画で撮ればよかった)。7月20日の八戸戦でもドローンショーをやるようなので、次は 12-40 をつけていくのと、できれば iPhone で同時に動画も撮りたいが手の数が足りないのをどうするか……。
一枚だけ光点がボケまくって全然違う写真みたいなのがあったけど、これが一番印象に残る写真だった。
こっちのほうが実際の見た目に近い。
同じものを iPhone 13 Pro で撮ると、こう。
今日は猛暑というほど暑くはなかったし、夕日が差し込んだ時間帯も短かったし、ゴール裏もたぶん上から冷風がきてたので色々とずいぶんマシだったのだと思うが、それでもずっと声を出し続けていると暑くて汗びっしょりになった。ジーンズを履いていったが、次からはハーフパンツじゃないと無理だろう。あと、着替えのTシャツを持っていって試合後に着替えるのも必要。ペットボトルのお茶も、三本以上は持っていかないと水分補給が間に合わない。奥さんは次からクーラーボックスを持っていこうと言っている。去年の夏、西部緑地公園を思い出す。
今シーズンの後半戦を、今シーズン初の連勝でスタートした。といっても、後半戦は今節からなので、後半戦だけでみれば連勝ではないのだが。首位の大宮が沼津に負け、その沼津が二位に。金沢は二位浮上とはならなかったが、三位につけた。沼津との勝ち点差は 1。しかし四位の大阪、五位の相模原との勝ち点差も 1。プレーオフ圏内はまだまだ大混戦で、昇格のためにはせめて頭一つ抜けて不動の二位を確保したいところ。
前節の沖縄戦は家族のイベントがあったのでパブリックビューイングで観戦せず(オンラインでも観戦しなかったので、リプレイ含めて結果以外何も観ていない今シーズン初めての試合になった)、前々節のホーム北九州戦は TOEIC 受験と被ったため観戦せず、でだいぶ久しぶりの観戦だったので、応援にも力が入った。疲れたけど、勝ててよかった。次節からはまた普段通り、ホームはゴースタで、アウェイはパブリックビューイングでというスタイルに戻るかな。7月20日の八戸戦はオリジナルユニフォームももらえる予定なので、ドローンショー撮影リベンジとあわせて楽しみだ。