@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Book

儚い羊たちの祝宴

意味がわかるとじわじわ怖いホラー、みたいな感じの小説。全体的におどろおどろしい雰囲気が漂っているが、そういうことかと驚く感じは、仕掛けがいまいち弱くてそこまでインパクトがなかった。読後にネタバレ感想記事を読んでオチを再読したりする有様。 ア…

「衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス」との煽り文句だったが、そこまででも…という感想。ラスト一行、確かに「あれっ??」とはなったけど。意味がよくわからなくて「噂 ラスト一行」で検索した。 「サイコ・サスペンス」には偽りなかった。なんとなく「…

知識を操る超読書術

すっかりメンタリストじゃなくて YouTuber になってしまった感がある DaiGo の本(活動の本拠地は YouTube じゃなくてニコ動の有料チャンネルらしいが)。 「本の読み方についての本」を読むのが好きで、これまで知らなかった読書のコツみたいなものが知れる…

1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え

3分の2くらいまで読んで止まってたのを読み切った。 全体的に「素晴らしい人物の隠れた偉業」というトーンでエピソードが紹介されているが、一歩引いて見ると、フットボール(超がつく体育会系・男社会)のコーチ時代のノリのまま汚い言葉を使ったりするのは…

Think CIVILITY: 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

礼節の大切さを説いた本。特筆すべき点はなく、まあそうだよねと想像できる範囲の内容。 「礼節チェックテスト」の項目が載ってるが、採点基準は載ってないので本だけでは役に立たない。著者のウェブサイトで「Assess Yourself」からテストを受けられるが英…

取締役の心得

先日読んだ「部長の心得」に、「一ランク上の本を読め」と書いてあった。割とよく聞くアドバイスではあるが、同じ出版社のシリーズ物?に一ランク上の本があったので、取締役なんて自分には縁のない話だと思いつつも読んでみた。 「取締役向けの本は法律的な…

あなたをずっと、さがしてた

本屋のPOPと「ラスト一行を読んだら…」的な帯につられて買った。表題作だけ読んで、たしかになるほどそうきたかとなった。読んでてそういう違和感はうっすら感じてはいた。著者名に何となく見覚えがある気がしたと思ったら「六枚のとんかつ」の人だった。あ…

部長の心得

本屋で目に入ったので、いまさら読んでもという感もあるのだが買ってみた。 第一章が比較的よくて、あとはよくある自己啓発書に書いてあることと大差なく、「部長」とたいして関係ない内容が多かった。一番最初に「部長は相談相手がいなく、孤独である」とど…

がんばることに疲れてしまったとき読む本

自衛隊のメンタル教官の人の本。この著者でこのタイトルなら、と思って買った。 「子供の頃のしつけとしては有用だった考え方や行動様式は、大人になってからは必ずしも有用ではなく、かえって自分を苦しめる場合もある(がんばる子供の心の強さ)」という話…

ロートレック荘事件

見事に騙された。種明かしの数ページ前から、登場人物の会話がなんだか噛み合わないな?と思ったが、そこまでは自信を持って予想していた。完全に作者の手の上で踊らされていたということだ。 ロートレック荘事件 (新潮文庫) 作者:筒井 康隆 出版社/メーカー…

葉桜の季節に君を想うということ

おすすめミステリーまとめ的なのの常連なので読んでみたけど、いまいちだった。というかこれのどこがミステリーなんだ?という感じ。文体も軽薄で好きになれなかった。 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) 作者:歌野 晶午 出版社/メーカー: 文藝春秋…

いけない

第一章は解けた。第二章は写真の意味がわからず。第三章からはダレた。道尾秀介は合わない気がした。ホラーっぽくて気持ち悪い。 いけない 作者: 道尾秀介 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/07/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る

1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え

帯はとてもダサいけど、深い青色の表紙が印象に残って買ってみた。今思えばアンダーカレントに似てる青だからかもしれない。 半分くらい読み終えた。割と頷けるというか、誰にも教わってないけど俺も同じような考えだなぁと思うところがけっこうあった。特に…

慟哭

半分ちょっと過ぎたあたりでトリック見抜いた。 中だるみすることもなく、見抜く前は先が知りたく、見抜いた後は答え合わせをしたくて、勢いを殺さず読めた。 慟哭 (創元推理文庫) 作者: 貫井徳郎 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1999/03/17 メディア:…

去年の冬、きみと別れ

小説を読みたくなって、短めで良さそうだったので買ってみたらおもしろくて(楽しくはないが、興味深い)だいぶ夜更かししたりして勢い任せで読み終えてしまった。 「迷宮」と設定が似てるところがあって奇遇だった。オチは深読みがあるのか?と思って少し解…

迷宮

吉祥寺のブックスルーエでPOPつき平積みされてたので。なかなかに気持ち悪く、それなりに読後感も悪く、割と印象に残る作品だった。 迷宮 (集英社文庫) 作者: 清水義範 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2013/10/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ…

ハッとめざめる確率

ハッとめざめる確率作者: 安田亨出版社/メーカー: 東京出版発売日: 2014/08/15メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 42回この商品を含むブログ (16件) を見る 確率が苦手で、たまに思い出したように「勉強しなくては」という気持ちになる。今回も同様に、適…

異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養

異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養作者: エリン・メイヤー,田岡恵,樋口武志出版社/メーカー: 英治出版発売日: 2015/08/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 同僚(外国人)がこれの原著を読み始めたとい…

ニュースがよくわかる日本史 近現代編 (祥伝社黄金文庫)

ニュースがよくわかる日本史 近現代編 (祥伝社黄金文庫)作者: 河合敦出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2019/03/13メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 新幹線のお供に買った。近現代の日本史は受験のときもろくに勉強しなかったので細かい出来事の背景…

宇宙のランデヴー

宇宙のランデヴー作者: アーサーCクラーク,南山宏出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/04/26メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 何年か前に買って去年あたりに7割方読んでいた続きを読み切った。風景描写がうまくイメージできず、イラ…

君に友だちはいらない

君に友だちはいらない作者: 瀧本哲史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る 著者は Quipper にも投資していた方で、たぶん一度も会ったことはないけど、ちょうどこの本が出た年に入社したので、表紙…

なぜ女はメルカリに、男はヤフオクに惹かれるのか? アマゾンに勝つ! 日本企業のすごいマーケティング

なぜ女はメルカリに、男はヤフオクに惹かれるのか? アマゾンに勝つ! 日本企業のすごいマーケティング (光文社新書)作者: 田中道昭,牛窪恵出版社/メーカー: 光文社発売日: 2019/08/20メディア: 新書この商品を含むブログを見る 自社サービスについて言及され…

心理学的経営 個をあるがままに生かす

心理学的経営 個をあるがままに生かす作者: 大沢武志出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2019/05/30メディア: オンデマンド (ペーパーバック)この商品を含むブログを見る 元リクルートの人事系の人が書いた本。個性とか性格とか適性とかを考えながら人員配置…

テクノロジー思考 技術の価値を理解するための「現代の教養」

テクノロジー思考――技術の価値を理解するための「現代の教養」作者: 蛯原健出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2019/08/08メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 結局全部読んだ。むしろ「テクノロジー思考」そのものが一番どうでもよくて、大…

テクノロジー思考 技術の価値を理解するための「現代の教養」

テクノロジー思考 技術の価値を理解するための「現代の教養」作者: 蛯原健出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2019/08/08メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 同僚が紹介していたので買ってみた。 序章と、表題である「テクノ…

ハーバード・ビジネス・レビュー リーダーシップ論文ベスト10 リーダーシップの教科書

ハーバード・ビジネス・レビュー リーダーシップ論文ベスト10 リーダーシップの教科書作者: ハーバード・ビジネス・レビュー編集部,DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2018/10/11メディア: 単行本(ソフト…

マネジャーの教科書――ハーバード・ビジネス・レビュー マネジャー論文ベスト11

基本的にあまり読みたくないテーマ・ジャンルの本であるはずだけど、この前も本屋で掲載論文一つ丸ごと立ち読みしてしまったり、他にも気になるタイトルの論文があったりして、これだけ気になるということはいまが読みどきなのだろうと思って買ってみた。年…

詳細! Swift iPhoneアプリ開発入門ノート iOS12 + Xcode 10対応

iOS 開発熱が盛り上がってきたのでまた形から入ってみた。 詳細! Swift iPhoneアプリ開発入門ノート iOS12 + Xcode 10対応作者: 大重美幸出版社/メーカー: ソーテック社発売日: 2018/11/03メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 数年前に「絶対に挫折…

苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

前からなんとなく気になっていた本。これは自分用に買った。いっぱしにキャリアや仕事に悩みはあるので。 書名と同じ見出しの章だけ読んでみた。苦労してきたエピソードだったが、なんか著者とは音楽性とか価値観が違いそうだなと思った。なのでこれ以上読む…

メンバーが勝手に動く最高のチームをつくる プレイングマネジャーの基本

いまプレイングマネージャーとして多忙な中奮闘している人に何かアドバイスしたり、その人の上司として仕事の負担を減らすヒントが得られないかと思って手にとった。 目次から気になるトピックだけ拾い読みした。書いてあることは類書と大差なさそうではある…