howm: 一人お手軽 Wiki もどきというのを偶然見つけて、面白そうだったので使ってみた。
これはChangelogmemoとは違って、細切れのメモをどんどん作っていって、あとで共通のキーワードで検索して参照しよう、という思想のようだ。はてブのようなタグづけともちょっと違うみたい。印象としては、Changelogmemoは分厚い日記帳、howmは小さくちぎったチラシの裏に走り書きしたメモの山、といったところ。
面白いのがメモどうしの関連付けの方法で、三種類のリンク書式が絡み合って、芋づる式にメモをたどれるようになっている。記憶の糸を手繰り寄せて思い出していくようなイメージ。
>>> hoge
と書くと、hogeへのリンクになる。
<<< hoge
と書くと、自分自身が >>> hoge から参照されるようになる。
Wiki風な記法の [ [hoge] ]というのもあって、これはhogeへのリンクを作ると同時に参照先の hoge というページも作ってしまう。
・・・って書いてあったけど理解しようとすればするほど頭がこんがらがってくるよ!それぞれのメモのタイトルがリンクされる際の識別子になってるはずなんだけどいったりきたりでさっぱりよくわからない!まだメモの数も圧倒的に少ないので、利点をいかせる状態でもないんだろう。あとはてなで[ [の連続を書くにはどうしたらいいんだろう。本当は間に空白はない。
ちょっと使ってて思ったのは、たとえば[ [memo] ]というメモを作り、そこに [ [Emacsで文字列を置換] ] [ [Vimで文字コードを変換] ] [ [apacheの起動は/etc/rc.d/init.d/httpd start] ] みたいに他のメモへのリンクを作ってやり、ショートカットとして利用するのはうまくいく。ツリー構造の上から下にたどっていくのには向いている。
でも逆に、いくつかやるべき仕事があってそれぞれをメモにしておき、あとで「終わった仕事」というメモを作ってそこから各仕事メモへ参照を作る、というようなことはとっさにやり方がわからない。新しくつくるのではなく、すでにあるメモへのリンクを簡単に作る方法。それも、リンクさせやすいタイトルがないような細切れのメモへは、ファイルパスを簡単に拾ってきてリンクをはれるほうがわかりやすい。でもきっとそんなのはできるはずだし、できないのであればおそらく思想的にこちらが間違っている。
一つちょっとハマったのが、メニューに表示されてる予定とTODOにあるメモを参照するとき、行の先頭の > にカーソルを置いてRETするとちゃんとメモじたいに飛んで編集も可能だったが、予定やTODOの記法でリンクされてる日付の部分でRETすると、閲覧しかできなかった。RET(goto)とミニバッファに出てくるけど、RETしてももとのメニュー画面に戻ってしまう。マニュアルだかチュートリアルだかにはそうは書いてないふうに読めたんだけど、まあ回避方法がわかったのでとりあえず妥協。