二日三日と連続で、父方母方の親戚がそれぞれ集まって新年会をやるのが毎年の恒例なので、今年も両方に顔を出してきました。この年齢になると、散々お年玉をもらってきたおじさんおばさんの孫がそれなりの年齢になっているので、今度は僕がお年玉をあげる番に。元気でいてくれる両方のおばあちゃんにもずいぶん小遣いをもらってきたので、ささやかながらお返ししたり。母方は特に兄弟が多かったので、少子化の世でも子孫はそれなりの頭数になり、結局数万円が財布から消えていきました。まぁでも、時代はめぐる、順番がきただけだと思って、あと数年は年に一度の恩返しをしていこうと思います。
それにしても親戚の子どもの成長は早く感じます。自分が学生の頃、おじさんおばさんたち相手に「えっ!もう高校生になったの?」「いえ今年から大学ですよ」なんて問答を散々したものですが、自分が「○○おじさんとこの誰それがもう高校生?」なんてびっくりしてるのかと思うと、我ながらおじさんになったものだなとしみじみ思います。
片やその若者たちの親の親の世代はというと、やっぱり年齢が年齢なので話題といえば「定年」「年金」「介護」「病気」と現実的なものばかり。隅のほうでおせち料理をつつきつつ聞いていると、今から老後も見据えてちゃんと資産作りを考えていかないととても自分の老後を暮らしていけないな、なんて危機感が生まれてきます。そのくらい、親世代は真剣に今後の生活とそれを支えるお金の問題について考えていて、シビアさがひしひしと伝わってきました。
しかし団塊の世代っていうのは勤勉な人が多いですね。今日あったおじさんおばさん夫妻も、おばさんのほうが「もう目が悪くなっちゃって本の字もろくに読めないのよ」といいつつ政治やら介護やらの本をたくさん読んでいるし、と思ったらおじさんのほうは「プログラムの仕事かい、ソースコードの世代管理だけじゃなくドキュメントの管理はやってないの?」なんて定年退職後とは思えないほど鋭い質問をしてきたりして、びっくりしました。還暦を迎えて白髪だらけになってる世代がまだまだ勉強もするし働く気も満々なんだから、僕らの世代は負けてられないなぁと正月から身が引き締まる思いでした。