まぁ裏っていうとおおげさだけど。将来読み返して懐かしむためにどんなだったか書いておく。
プロジェクトが開始したのは三月末で、「来週からアプリ開発者の人が来るんでデイズで何かやってよ」ぐらいのザックリ感だった覚えがある。当初は一体どうしたもんかとチーム全員ちょっと戸惑っていたけど、始まってからの意志決定ははやかったように思う。アルバムを移植する、という基本方針はすぐ決まったし(他にやりようがなかったのも事実だ)マイミクと共有っていう特徴もすんなり決まった(これもまぁ mixi アプリなんだから当然っちゃ当然)
俺はひたすら裏型の API を作ってた。が、 Flash とごにょごにょやるのは初めてだったのでいろいろハマった。詳しくは書かないけど、 Flash (Flex) 特有の制限事項にずいぶん泣かされた*1。自分にもう少しそっち方面の知識や経験があれば、もっとフォローできたろうし足止めされる時間も短くて済んだと思うとやっぱり悔しい。
実はこのプロジェクトは 30days Album for iPad と並行して進んでいて、だから API は両方で全く同じものを使い回している。二種類作らずに済んだので楽といえば楽だった。ただ、 Objective-C なら何の問題もないのに Flash だとこれはダメこれもダメというのがポロポロ出てきたときは精神的に少ししんどかった。心の中で Adobe に悪態をついたことも。
でも一番しんどかったのは [twitter:@hawaiiantime] だろう。何しろ 30days Album を一人で丸ごと再実装しているようなものだ*2。調査や企画も含めて三ヶ月という開発期間は、実はかなり厳しかったのではないかと思う。最後もぎりぎりまでやり切ってくれた [twitter:@hawaiiantime] に、改めてお礼を言いたい。ありがとうございました!
iPhone/iPad と Flash と、プラットフォームは違えど専門家色の強い開発者と一緒に仕事をして感じたことがある。彼らは寄り道をしないで目標地点までまっすぐ最短距離を迷わず進む*3。だから仕事がはやい。俺はハマったり迷ったり寄り道したりしすぎるたちなので、この点は見習うべきだと思った。
逆に、イレギュラーなトラブルが起こったときは、多少ハマり慣れてるほうがスムーズに対応できるものなのかもと思った。どっちだよという感じだが、俺が今までハマりに費やしてきた時間もあながち無駄ではなかったのだとも思う。あと、 Cocoa にせよ Flex にせよ、これがフレームワークだ!と言わんばかりに統合されていて、まとまっているが故の美しさが羨ましいと思うと同時に、多岐に渡る物事を組み合わせて作られているウェブアプリケーションってすごい複雑なものなんだなーと再認識もできた。
mixi アプリのほうはこれで一段落という形だけど、以降の開発は俺が引き継ぐことになったので、これを機に Flash やら Flex やらを勉強しようと思っている。まずは Flash Builder の使い方から。触ってみるまでは、エディタは Emacs がいいのになーと思っていたけど、実際いじってみるとこれはこれで良く出来ていると思う(当然だ)あと基礎から学習しようと思って Adobe のページを訪れたら、懇切丁寧な教材がふんだんにあって驚いた。さすが企業の製品はオープンソースソフトウェアとはひと味違うんだなと思った。
最後に一言。 mixi フォトに先を越されたのは残念だった・・・*4。
はーどっとはらい。