SFかミステリーで何か「名作」を読みたくて読んだ。
まんまと騙された。混沌としたクライマックスの急展開に「なにかおかしなことがおきている」と感じつつも、最後のセリフを読むまで真相に気づけなかった。読後にネタバレ感想ブログなどを読んだら、ヒントになりうる箇所は確かに自分でも読んでて何かひっかかりを感じていた(「前期は皆勤した講義だしね、一回くらい〜」のくだりとか)。徹夜明けでろくに回らない頭で読んだのが悔やまれる。
確かに傑作だと思うけど、グロい表現も話の内容もそれはそれはひどかった。アマゾンのレビューに「読後感は最悪である」とあったが、その通りだと思う。同じくアマゾンのレビューに「高校生だけど読みました」とあり、こんな本を自分の子供の本棚に見つけたら親は気が狂うくらい心配するのではないかとも思った。
- 作者: 我孫子武丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/11/14
- メディア: 文庫
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