@kyanny's blog

自分の不名誉になるような考えを最初に大胆に表明することは、自立への第一歩となる - ニーチェ ドイツ哲学者

蓮舫クラウド

最初に聞いたときは「いや、クラウドもサーバーを使ってるんだけど…」と突っ込んでしまったが、すぐ「いや、蓮舫議員は政治家として正しく『クラウド』を理解しているな」と思い直した。

「ITシステムのインフラを、サーバーとかネットワークとか物理的・具体的なものとしてではなく、抽象的なものとして扱いましょう」というのがクラウドという概念の肝だと思う。政治家はITシステムの専門家ではない。クラウドを抽象的な概念のまま扱うことは、正しい理解の仕方だと思う。

政治家というのは究極のゼネラリストだと思う。特定分野の詳細について専門家と同じ解像度で理解している必要は無い。むしろ、専門家と同じ土俵に降りてはいけない。様々な分野の問題について専門家が具体的で詳細な分析をした結果を抽象的に捉え、総合的に判断を下す。そのためには、個別の問題の詳細にばかりリソースを費やしていてはいけない。木を見て森を見ず、ではいけないのだ。

その点からも、蓮舫議員の発言は政治家として妥当なものだったのでは、と思う。過去の「二位じゃダメなんですか」発言で物議を醸したこともあるし、何かと目立つ人だから今回も槍玉に上がる格好になったが、そんなに変なことは言っていないと思う。まぁ、幾分省略し過ぎというか、勇み足なところは否めないが。

(このエントリーは蓮舫議員の肩を持つ内容だが、俺は立憲民主党支持者というわけでは無いです)