自社のサービスを愛せるかどうかはサービスの性質による部分もある。B2B のサービスが好例で、たとえば個人事業者として開業したことがない人が freee のサービスを心から愛するのは難しいように思う*1。
だからこそ Twitter のように、自分がユーザーとして愛せる立場にあるサービスに携わっているのならばちゃんと愛せよ、と言いたいことはわかる。それはある種の特権なのだから。
開発者は製品としてのサービス全体だけでなくその構成部品にも愛着を持てる点で恵まれているというか、役得だとは思う。自分自身は一生ユーザーにならないだろうサービスでも、自分が作ったこの機能だけは思い入れがある、というような。
*1:その freee には、ユーザーの気持ちを理解するために自ら個人事業主として開業し freee のユーザーになった開発者がいると聞くが、ここまで真摯に向き合う人は稀だろう