2-0 で敗北。封鎖され、いいところ無し。
八戸のスタジアムは風が強いことと、芝が長くてボールが止まりやすいという前情報を得ていたが、それに加えて滑りやすいようで、両チームとも足を滑らせていた。
八戸は大阪同様ロングボールでカウンターを狙ってくるスタイルで、守備時のプレスも激しかった。金沢の選手はパスを受けるとすぐにプレスを受け、少し持つと数的不利を作られ、パスは通らず、と普段の力を発揮できず、チャンスらしいチャンスもほとんど作れなかった。芝のコンディションに対応できていたのは MF 四宮くらいしかいなかった。
パスを繋いで組み立てたい金沢に対して、カウンター狙いの八戸はパスカットもとにかく前に大きく蹴り出せばチャンスの一つにつながるので、ボールに対する思い切りが良くも悪くも正反対で、今日はそれが八戸に有利に働いた。
一失点目は、GK 山ノ井がよく防いだし、DF 庄司もカバーに入ったのはよかったが、クリアが小さすぎた。あれも軸足が少し滑って力が入らなかったようにも見えた。二失点目は、まあああいうごちゃっとしたシーンには弱いので、仕方なしか。
金沢ベンチは後半10分弱で FW を二枚追加投入するなど、素早く動いてできることはやったとは思うが、足下の技術に自信があるドリブラーたちが軒並みミスをしたり相手を抜ききれずボールを失ったりする状態では、交代策だけではなんともならなかっただろう。終盤はもう脚が止まってしまっていた。
一試合少なかったものを消化して、ここで勝てば三位浮上だったが、負けたことで八戸に勝ち点で並ばれ、順位では上回れてしまった。相性の悪い相手だったので落としても仕方ないゲームではあったのかもしれない。ただ、そういうときに引き分けでしのぐとか、そういう粘り強さがないと、昇格は見えてこないだろう。
次はアウェイ三連戦のラスト、松本山雅戦。ゴールデンウイークの連戦の一戦目でもある。初の自走アウェイ観戦をする予定。連休初日のサンプロ アルウィンはさぞかし圧巻だろう。