
2-1 で勝利。監督交代後、初の連勝。ホームでは四月以来の勝利。
超攻撃的な福島が相手ということで、乱打戦を期待しつつ観たが、前半はほぼ金沢のワンサイドゲームだった。福島に得意の中央へのパスをほとんど入れさせず、というかボールすら持たせず、攻め続けた。
得点の時間帯も良かった。前半の終盤にセットプレーで先制すると、前半最後の五分間に攻め込まれる時間を無失点で凌ぎきり、後半は開始早々に追加点で突き放した。
福島は後半からキーマンの MF 城定を投入し、そこからリズムが変わったのか、ハーフタイムの修正が効いたのか、時間経過とともに勢いが増し、金沢は時間が進むにつれて押し込まれるようになり、終了間際に一点返されたが、どうにか逃げ切った。
城定には注目して観ていたが、金沢は城定にそこまでボールを持たせなかったし、「独特」と評される決定的なパスも出させなかったと思う。そのプレーを直接観るチャンスだったので、残念といえば残念。
今日のディフェンスは非常に良かった。一失点はしたものの、安定感があった。特に DF 畑尾は空中戦でほぼ負け無し、相手 FW に仕事をさせなかった。前半の終わりに攻め込まれたときは、脚を投げ出してシュートをブロックした。
DF 松本の身体を張ったプレーも注目に値した。前半ラスト五分、金沢が押し込まれ、ずっと福島ボールでゴール間際の攻防が続くなかで、ゴールラインに向かうこぼれ球を拾いにいく福島の選手とボールの間に身体を入れてスクリーンアウト、ゴールキックを得て窮地を脱した。このあと、前に向き直って走り出した松本に畑尾が拳を突き出してグータッチする一幕があり、熱い気持ちを感じた。
交代で入った MF 村田も悪くなかった。あわや三点目というシュートはゴールポストに嫌われたが、思い切りよく脚を振っていることが伝わるタイミング・勢いだった。まだスタメン定着とまではいかないが、徐々に試合で使われることで自信をつけてきている様子がうかがえる。
この日は輪島市ホームタウンサンクスデーで輪島市長の挨拶があった。挨拶の後にゴール裏からコールをするのが通例で、今回も「輪島」コールをしたのだが、なんとアウェイの福島ゴール裏からも「輪島」コールのお返しがあった。もちろん能登半島地震で壊滅的な被害を受けた輪島に対する、東日本大震災で甚大な被害を受けた福島からのエールだ。まったく予想してなかったので驚いたが、福島の人たちの温かさが伝わってきた。
これでシーズンの前半戦が終了。金沢は7勝4分8敗の勝点25、8位で折り返し。勝点40で優勝を争う大阪・栃木シティとは15点差、プレーオフ圏内とは5点差。
金沢の勝率37%、1試合の勝点期待値は1.3。大阪と栃木シティは勝率63%、1試合の勝点期待値は2.1。金沢が優勝するために必要な後半戦の成績をシミュレーションさせてみた。残り19試合で最低でも「18勝1分0敗」と出た。