たぶん初めて動的略語展開という単語を目にしたのは社内のウィキで、むかーしの技術者ミーティングの議事録(ログ)のページを読んでいて Emacs 使いの先輩社員が「dabbrev なしでプログラムを書く気がしない」みたいなことを書いていて、 dabbrev ってなんだ、と思ってぐぐったのがきっかけ。
最初に解説ページをいくつか読んだときは、さっぱり意味がわからなくて使おうと思わなかった。当然他の補完機能の類も一切使っておらず、「打鍵数が多いほうが(そして打鍵速度が速いほうが)プロっぽくてかっこいい」と思っていたのかもしれない。いや、かもしれないじゃなくて実際そう思っていた。
そんな大いなる勘違いやろうが何故動的略語展開を使い始めたのか、いつ頃から使い始めたのか、どちらも覚えていない。けど、やってみたら三日とたたずに当たり前のように使うようになった。とにかく楽だったし、挙動も控えめで(目障りな補完ツールチップとか出ないし)好みだった。
そして今日突然、そういえば俺は動的略語展開を使っていたんだっけ、と思い出した。もう当たり前すぎて、 M-/ ってキーは 28 番目のアルファベットのように自然に押していた、らしい。慣れれば慣れるものなんだな。
そしてせっかく思い出した機会にと、改めて動的略語展開の解説を読み直してみると、 C-M-/ ってのもあるらしい、試しにうってみたけど何もおこらず。心の片隅のとめておいて、また今度試してみよう。こうやってちょっとずつ詳しくなっていくのは楽しい。