ミスグロースマインドセットと。「久しぶりね、前回のレッスンは去年だなんて驚き。ハッピーニューイヤーだわね」そうですね、belated happy new year!「ええまったく」今年は半分過ぎちゃったけど、前半はどんな感じでしたか?からの、彼女が実家の隣に昔建てた自分の家をリノベーションして、近くの大学の学生向けの賃貸物件にするためのあれこれで忙しくしていたのでビズメイツの仕事もあまりできなかった、だいぶ貯金を使ったけど、年に数回休暇で帰る以外は空き家で帰るたびに掃除人を雇うより、学生に貸して passive income を得るほうがお得でしょう、とビジネスを始める賢い話を聞き、さらにマニラでいま住んでるコンドミニアムも、数年前に購入したのだけど、もし将来引退後に田舎で暮らすなら今度はこの部屋を賃貸に出せる、マニラ郊外に家を建てるのと同じくらいの値段だけど中心地のコンドのほうが借り手を見つけやすいし、マニラ中心地に一軒家を建てるのはお金がかかりすぎるから、などなど、惚れ惚れするぐらい賢い、しかし嫌味な感じはしない、生き方の話を聞けて感銘を受けた。あと、実家の土地のすぐそばに、スペイン統治時代に建てられた教会があって、何十年か前にユネスコの世界遺産(ワールドヘリテージ)に指定されたのだが、ついでに実家と自分の家の土地も一緒に認定されて地価がすごく上がった、だから売らずに賃貸物件にすることにした、私の両親はとてもラッキーだった、もし同じ街でもずっと離れた場所だったらそんな価値は出なかったし借り手もつかないから売って都会へ出ただろう、多くの人はそうしている、と、すべて自分たちの努力の成果だと誇るようなことはせずに幸運は幸運と素直に認めるところも好感が持てる。「フィリピンでは親の資産、不動産を相続するのは文化の一部だけど、日本では相続税が高くて一般的ではないんでしょう?」それもあるし、あとは進学と就職の問題が大きいですね。地方の学生は大学進学で大都市に出て、そこで就職もする。地方に戻りたいと思ってる人は少なくないけど、仕事がない、あっても都市部より給料が安いから、リモートの仕事を見つけるか、自分で起業するような人しか戻らない。それは限られた人しかできない、簡単ではないこと。あるいは給料が減ることを受け入れるか。でも、若い夫婦、これから子供を持ったりすることも考えると、収入源は受け入れられないことが多い。そういう問題もあります。「それはフィリピンも同じね」
この人はとにかくよく喋るのでこちらが聞いてる時間のほうが長いくらいなのだが、話がいちいち含蓄があるというか、とても面白い、興味深い内容なので、聞いていて全く飽きないし、もっと聞きたいと思う。リノベーションの話だと、ちょうど今日こちらもその話を業者としたところで、関連して話せるかなと、こちらのターンが回ってくるタイミングを見計らいながら聞いていたけど、結局ターンエンドが来ないまま時間が来てしまった。なかなか予約の時間枠が合わないことが多くて取らないことが多いけど、やっぱりこの人はもっと多くとっていったほうがいいなあ。