@kyanny's blog

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Bizmates Program: Level 4 Rank E Lesson 4: Millennials: 1980 - 1995

猫が怪我してた人と。「今日の仕事は終わりですか?」ええ、ほぼほぼ終わりですかね、ちょっとだけ明日のタスクを確認したりするかもだけども。「今夜の予定は?」これといって特にないですねえ、夕食を食べて、あと最近 Fit Boxing という Nintendo Switch の運動ゲームをやっていて、それをやるくらいです。からの、Fit Boxing がどういうゲームか、リングフィットアドベンチャーとの違い、などについて雑談した。

Lesson 4 のまた冒頭から。だが、質疑応答なしで words & phrases から。ここは普通に。See も普通に。「質問は?」に対して、Many millennials from developed nations grew up wanting for very little. という英文がどういう意味か説明して、とお願いし、「彼らは欲しいものを十分与えられて満足している世代だということが言いたいんだと思う」なるほどよくわかりました。

「この文章を読んでどう思った?」Characteristics などは、ミレニアルの特徴をよく表していると思いますね。仕事でも、「なぜそのプロジェクト・タスクをやる必要があるのか」という理由を非常に気にする。上の世代は、仕事なんだからしのごの言わずやれ、という態度でやるようなことも、ミレニアルは納得したがらない。自分が上司だったときは、説明不要に思えるようなことでも理由を考え出して説明して納得させなきゃならなくて苦労したこともあります。

Try 1, 66% のミレニアルが5年以内に転職するつもりという調査結果があるが、なぜだと思う?色々な要素が考えられるけど、ミレニアルは親や教師から「you can do it, you deserves it」と励まされて育ってきたから、自分はもっと良い仕事・待遇を得る資格がある、というアイデアがあるんだと思う。だから、仕事や職場に不満を感じたら、もっと良い場所へ移動するときだと考えるんじゃないかな。

ここでレッスン終了、次は Try 2 から。

TRY : 1. According to research, 66% of millennials are expected to change jobs in five years. Why?

For millennials, there are many possible reasons, and they grew up based on what they learned from their teachers. They were encouraged about a lot of things, and they were taught to consider what is best for them. 

Bizmates Program: Level 4 Rank E Lesson 4: Millennials: 1980 - 1995

最近よく予約してる人と。記憶の中にある杉山愛と顔が似てる気がするのであだ名はミス杉山愛とでもしておこう。

今週は祝日と休暇があったので仕事は今日からなんですよとか、仕事の進め方(問い合わせをどういう順番で着手していくか)みたいな細かい話などをした。

Lesson 4 の冒頭で、「誰かミレニアルの人知ってる?」この定義だと自分は Gen X でもありミレニアルでもありますね。でも、特徴などを考慮すると、自分は Gen X 寄りだと思う。「どういう違いがある?」過去の職場における自分の経験だと、Gen X は会社にあまり多くを期待・要求しない。ミレニアルのほうが要求が多い。例えばプログラマーが仕事のために良い道具が欲しいと思ったとき、Gen X は「自分がプロとして必要なものだから自分で買う」と考えるけど、ミレニアルは「会社が買い与えるべき」と考えて要求する。あと、ミレニアルのほうが転職に前向き。業界にもよるけど。

その辺の話から、また日本における氷河期世代の悲劇の話などになって、その辺の話をしてたらそれで終わった。この人結構好奇心が強いのか、数珠繋ぎでどんどん質問してくるので脱線が長くなりがち。とはいえ、話題としてはレッスンの題材と近いので、脱線というほどでもないのだけど。「フィリピンでは大学を卒業するとみんな海外へ仕事を探しにいくけど日本ではどう?」優秀なトップ人材だけ。なぜならほとんどの日本人学生は英語が喋れないので、なんて話もした。

実質ほとんど進んでないので、多分次も冒頭から、という扱いかなあ。

問題解決「脳」のつくり方

shelff 六回目の一冊。

エレガントな問題解決策を思いつく障害となる7つの「思考の落とし穴」とその回避方法について述べた本。

以下にまとめるが、もともとよくまとまった構成になっていて読みやすかった。

しかし、冒頭から「発想力クイズ」みたいなのがいつくか出されて、おれはそういうのが苦手なのだが、案の定「最高のソリューション」は自力で思いつけず、プライドを傷つけられた気がして本書への印象は悪くなり、「どうせおれにはできやしないさ」と投げやりな気持ちになった。そういう反応も「落とし穴」なのだと著者は言いたいのだろうけど、読み終えても「よし、この本を何度も読んで思考力を高めるぞ」などという前向きな気持ちにはならなかった。

問題解決につながらない(Misleading)

1. 飛躍(Leaping)

結論を出し急いでしまう。

解決策

フレームストーミング(Framestorming)。ブレーンストーミングに似ているが、答えではなく疑問をどんどん出す。

2. 固着(Fixation)

パターン化された思考にこだわる。

解決策

反転(Inversion)。正反対の要素から考えてみる。

3. 考えすぎ(Overthinking)

かえって物事を複雑にしてしまう。

解決策

プロトテスティング(Prototesting)。プロトタイプ+テスト。仮説を実験する。

平凡すぎる(Mediocre)

4. 満足(Satisficing)

それなりの答えで納得してしまう。

解決策

合成(Synthesis)。「AかBか(どちらか片方)」ではなく「AもBも(両方)」を得ようと考える。

5. 過小評価(Downgrading)

できるはずがないと思ってしまう。

解決策

ジャンプスターティング(Jumpstarting)。Can if テクニック(もし〜なら…できる)を使う。

思慮がない(Mindless)

6. 自前主義(Not Invented Here NIH)

外部の意見ややり方を拒絶する。

解決策

社外で開発されたアイデアを堂々と採用する(Proudly Found Elsewhere PFE)。ハッカソン。

7. 自己検閲(Self-Censoring)

自分で自分のアイデアを握りつぶしてしまう。

解決策

セルフ・ディスダンシング(Self-Distancing)。客観的な部外者の視点で見る。

つまり、こういうことだ。ジャムや仕事を選ぶときには、ほどほどに良いものを選ぶというのはきわめて健全な戦略だ。しかし、より高次の決断を迫られているときやより大きな影響力のある解決策が決められているときには、最善の解決策を追い求めてさらなる検討を重ねる必要がある。 p158

仕事選びはジャムを選ぶのとは比べものにならないくらい「高次の決断」だと思うが…

私が本書を書いた目的はそこにある。これだけは確信を持って言える。勝利がどういうものかをどれほど明確にしようと、勝利を収めようとしない限りは、どうすれば勝利を収められるかを考えようとは決してしない。そして考えようとしないなら、その実現に向けて行動を起こすこともない。 p191

人間の頭はエネルギーを節約するようにできているため、新たなアイデアに対しては無意識のうちに抵抗する。それはそのアイデアが悪いからではなく、アテンション・デンシティを高めて神経細胞を新たに連結することに膨大なエネルギーを費やしたくないからだ。 p218

ここはためになった。

直観に反するようだが、他人のアイデアを受け入れるよりも自分で思いつくほうが認知機能的には簡単で、なおかつ精神的な満足感が大きいのである。 p219

ここも。

4年間にわたっておよそ100の記事を書くうちに、たとえ自分のアイデアと相容れないアイデアであっても、そのアイデアを正しく評価することができるようになった。また、他人のアイデアを世の中に広めることの楽しさも発見した。 p228

・自分の限界を知り、自分のことは後回しにする 「自分はクリエイティブではないし、イノベーターでもない」と断言する自己検閲的な声がここでも聞こえてくる。 p232

だって、実際にそうだもん。

・目も心も閉じる 目を背けて現実を直視しようとしない。新たな知識やテクノロジー、さまざまな働き方など、自分の周囲で起きている変化や混乱はすべて一時的なブームに過ぎないから、そんなものを学ぶことにエネルギーを費やすことはないと考える。 p233

7つの思考の致命的な欠陥の中で最も命取りになるのが、この自己検閲的思考だろう。 想像力に自分でフタをするのは愚かな行為であり、長期的には自分の生まれながらの好奇心や創造性を失うことにもつながるからだ。 p235

問題は、私自身の自己検閲的思考が私をためらわせていることだった。ランガーに断られるかもしれないという不安がそうさせていた。「エレン・ランガーは私のことなんてまったく知らない。彼女は超のつく有名人だ。私と会う時間など彼女にはないだろうし、たとえ時間があったところで私と話をしようとは思わないだろう。そんなことは実現しないだろう」という自己検閲的思考のささやきが聞こえるような気がした。 だがエレン・ランガーが私のことを耳にしたことがないと、どうして私にわかるだろう?本当はわからないのである。彼女が私と話をしようとは思わないと、どうして私にわかるだろう?本当は、わかりはしない。 p244

「マインドフル」な状態に達するためには、瞑想という特殊な方法が不可欠であるとするのが東洋的な考え方だ。心を静めて思考を一時的に停止することを目指すのが東洋的なマインドフルネスで、西洋的なマインドフルネスとは方向性がほぼ逆である。 p249

同じ言葉に逆の意味を持たせるなんて、迷惑な話だ。

Assist Lesson

猫が怪我してた人と。久しぶりですね、ここ数ヶ月どうしてましたか、上司が変わって、まあだんだんやり方にも慣れてきたところですよ、みたいな近況報告をし、あなたのほうはどう?と水を向けたら、秋に Kindle を初めて買ったと言って、それから読書の話が面白いのでずっと雑談して終わった。小説を好んで読むらしいが、紙の本は置き場所がないし重く分厚くて持ち歩きに不便なので、と。僕も持ってるよ、電子書籍は進捗を感じづらいので紙の本も読むようにしたら上手く行ってるとか、shelff のサブスクサービスの話をだいぶ長くした。10 冊返却で値引きの仕組みとか、かなり突っ込んだところまで。話しながら、これ誰かに話したかったんだろうなおれは、と思った。あとは、机に積んである積読の本を見せながら、紙の本の問題はこういうことだよね、とか言ったり。あとは、読み終わった本やつまらない本を売ったり人にあげたり、中古の本を買う方法(フィリピンにもブックオフ的な店はあるけど彼女の近所にはないらしい)、彼女も読むのが遅いほうらしいけど、読むのが早い人は内容をよく覚えてないことも多い、というのを聞いて、うちの奥さんがまさにそれで、漫画なんて一時間もかからず一冊読んじゃうけどろくに内容を覚えてないんだ、なんて話もしたり。フリートークのためのフリートークではなくて、本当に話したい話をした感じがして、楽しかった。

Shogun by James Clavell

"A little Life" by Hanya Yanagihara