@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Book

一瞬で100のアイデアがわき、一瞬で1000人の心がつかめる本

shelff 五ヶ月目の一冊。わかりやすい哲学と同じ著者の本。 哲学のエッセンスを振りかけた、とても軽い内容の tips 集。「哲学」な部分との結びつけ方に無理があるものも結構あって、完成度の高い本とはいえない。この著者とはあまり合わない気がする。 p23 …

後悔しない時間の使い方

Audible で聴いた。時間の使い方については、最近 TED の有名な動画を見たり、1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣 - @kyanny's blogを読んだりと、興味のあるトピック。 途中、寝ながら聴いたりして集中して聴いたとは言い切れないせいもあるが…

デジタル・エイプ

shelff 四ヶ月目 - @kyanny's blog の一冊。 めちゃくちゃつまらなくて、どうにか第二章まで読み終えて読むのをやめた。100ページちょっと。400ページ超えの本なので、四分の一弱。そこまで読んで意味がわからない本に、それ以上読む価値などない。 「グロー…

「技術書」の読書術 #技術書の読書術

2022 年に発売した頃から気になっていた本。何週間か前に読み終えていたが、感想を書く時間が取れなかった。 IPUSIRON さんの読書中は extreme だが inspiring だった。効率・能率に拘泥せず、方法・手段を選ばず読むのだという姿勢には、率直に言って感銘を…

伝えるための3つの習慣

shelff 五ヶ月目の一冊。九月に続き、十月も三冊中一冊しか読めなかった。 本文も平易かつ単刀直入でわかりやすいが、帯と「そで」はさらにわかりやすい。 まず「伝えたい」というパッションがあるのが大前提で、そのうえで ロジカルに話す ナラティブにスト…

休養学

Audible で聴いた。前に書店で見かけて少し気になったけど買わなかった本。 要は「寝てばかりいても活力は湧かないので、いろいろなアクティビティを取り入れてストレス発散しましょう」という話で、何の目新しさもなかった。 免疫とか自律神経とか、だいた…

禁忌の子

第三十四回鮎川哲也賞受賞作。SNS で今秋発売の報を見たときは予約受付が始まっていなかったので、思い出せるように Google アラートまでセットした。そのくらい絶賛の宣伝文句だった。 たしかに面白かった。300 ページと短いが、話に終始スピード感があって…

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣

Audible で聴き終えた最初の一冊。 ChatGPT に「英語学習者におすすめのビジネスや自己啓発ジャンルのオーディオブック」のおすすめを聞いたら一番にでてきたのが原著「Atomic Hanits」だったが Audible の聴き放題対象外で、しかし日本語版は聴き放題対象だ…

21世紀の自由論 「優しいリアリズム」の時代へ (NHK出版新書)

shelff 四ヶ月目の一冊。今月は分厚い本が多いにもかかわらず読むペースは遅い。読む時間を捻出できていない。そのぶん運動している。 佐々木俊尚というと十何年か前に「キュレーション」をベタ褒めしてて、しかし当時のネットは「NAVER まとめ」を皮切りに…

成瀬は天下を取りにいく

本屋大賞をはじめ幾多の賞を受賞した話題作。本屋でよく見かけて、気になっていた。 前々回、金沢ビーンズに行ったとき「本屋に行ったら一冊買う」ルールを守れなかったので、前回行ったとき二冊買うつもりで、二冊目にちょうどよかったので買った。 青春小…

逃げられない世代 日本型「先送り」システムの限界

shelff 三ヶ月目の一冊。 経産省の官僚だった人が書いただけあって、現状認識の整理と課題の整理はわかりやすかった。しかし結論は歯切れが悪く曖昧で、お茶を濁している。弁が立ち論も立派だが最後の責任を取ろうとはしない姿勢がいかにもエリート役人っぽ…

わかりやすい哲学

shelff 二ヶ月目のうちの一冊。一番薄い本で一番最初に読み始めたが、読み終わったのは最後だった。 内容も薄っぺらい感じだった。そもそも紹介されている哲学者も少ない。一番よかったのは巻末の哲学用語集だった、というオチ。 本文のところどころが黄色で…

女ともだち

shelff 二ヶ月目のうちの一冊。なんで送られてきたかさっぱりわからない小説。 さらっとしてるけどうっすら気持ち悪い文体と、ほどほどにドロドロした内容で、読む前の印象通り気味悪いなあという感想。女流作家が女性性について書く本というのは、生理的に…

リセットの習慣

shelff 二ヶ月目のうちの一冊。軽い感じの自己啓発書。日々の生活でストレスを減らすための tips 集。 著者は医師で、自律神経の専門家、らしい。自律神経と聞くと胡散臭く感じるので少し警戒して読み始めたが、自律神経あまり関係なかった。 雑多なアドバイ…

関数電卓がすごい

SNS で見かけて気になった本。 この本は関数電卓ではなく計算リテラシーの本だ。ちょっとした計算を使いこなせるようになると生活や人生の役に立ちますよ、電卓があると楽にたくさん計算できるのでより計算が身近になり、結果的に計算を使いこなせるようにな…

思考の整理学

shelff で届いた本、初回三冊のうちの一冊(シークレット)。ChatGPT によると「外山滋比古による、思考法と発想法を解説したエッセイ集」。 「知的生産術」の文脈では梅棹忠夫の「知的生産の技術」と並び、必ずと言っていいほど紹介される有名な本。いつか…

同姓同名

本屋で見かけて、奇抜な設定に興味を持って買った。 同姓同名が大勢出てきてからが本番だが、それまでが長い。サラッと読めるので長さは苦痛ではないが。書き下ろしの短編のほうがよくできていると思う。 叙述ミステリーということになるのだろう。いくつか…

ぼくにはなにもない

Amazon Kindle の Prime Reading に入ってて見かけたので読んでみた本。大人、特に孤独な中年男性向けの絵本。と書くといかがわしい感じがするが、表紙の絵柄からわかるようにいかがわしい内容ではなく、さびしさをやさしく励ます内容。 おれは愛する家族も…

新版 考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則

shelff で届いた本、初回三冊のうちの一冊。ビジネス文書の書き方を指南する本。 レビューを読むと、第一部「書く技術」が一番重要で、残りはオマケという意見もあった。そもそも、第三部「問題解決の技術」などは新版になって追加されたもののようで、この…

炒飯狙撃手

SNS で「面白い、そして料理するシーンがめちゃ美味そう」との評を見かけて買ってみた。 タイトルから想像していたのは、「孤独のグルメ」の井之頭五郎みたいな地味なおっさんが炒飯を作って食べる傍ら裏稼業のスナイパーとして暗殺に明け暮れる、でも狙撃は…

航空管制 知られざる最前線

東京駅の BOOK COMPASS(猿田彦珈琲と併設)で帰りの新幹線の暇つぶし用に購入。もちろん車中では読みきれなかった。 特殊な業界の専門家による話は面白い。とはいえ読んで何かすごく印象に残る類のものではない。著者が規律遵守よりも柔軟な対応を好むタイ…

哲学的な何か、あと科学とか

shelff で届いた本の読了一冊目。難解で専門的な話を易しく噛み砕いた読み物系の本。 「哲学」というワードにひかれて選んだが、哲学の話は少なめ。科学の話、特に量子力学の話が多い。マイケルソン・モーリーの実験って大学のときにやった気がするなーとか…

ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義

Kindle ストアで見かけて、パレスチナ問題について本を一冊くらい読んでみるかと買ってみた。二部構成だが大学での講義・講演がもとになっていて、内容は大体同じなので、六割ほど読んだあと巻末の質疑応答を読んで終わりにした。強いバイアスを感じすぎて読…

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

従兄弟に「ぜひ読んでみて」とまで言われたので、そこまでいうならと読んでみた。本屋やオンラインストアで何度か見かけて気にはなっていたし。 ものすごく理屈っぽい効率厨の人が書いた本、という印象。同意できる部分もあったし学びもあったが、根本的な部…

なぜ働いていると本が読めなくなるのか

少し前にSNSで話題になっていた本。最近読書ができていなかったので、身近なテーマだと思って読んでみた。数ヶ月ぶりに読了できた本。 人々は本を読む余暇・余裕もなくなるほど全身全霊で仕事しており、そういう態度を称賛する文化や社会の仕組みがそうさせ…

本当に君は総理大臣になれないのか

立憲民主党所属の衆議院議員、小川淳也の政策に対するインタビューと生い立ちについて書いた本。 小川淳也は映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で注目を集めた若手議員で、観てはいないもののタイトルは見かけたことがあって意識の片隅にはあったが、人…

「仕事ができるやつ」になる最短の道

Apple Books で 500 円セールだったので買ってみた。人気ブログの記事を再編した感じ。もとがブログ記事なので短くて読みやすい。 短期で取り組むことから長期で取り組むことへ、という構成も興味をそそられた。が、短期で取り組むこと=最初のほうに書いてあ…

キーエンス解剖 最強企業のメカニズム

日経で連載だか特集だかしてたものを一冊の本にまとめた感じ。だが印象に残る部分はオンラインの記事になっていて、残りのエピソードは読んでも読まなくても、という感じ。つまり別に買う必要はなかった。 仕組み化とオペレーションの徹底で凡人の集団の平均…

インサイドセールス 訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド

THE MODEL を買ったときついでに買ってた一冊。 これもセールスフォース出身者が書いた本。インサイドセールス組織の立ち上げとマネジメントに重点が置いてある。 仕事でインサイドセールス組織のマネジメントをやる人には具体的で役に立つかもしれない。そ…

THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの分業と共業による営業プロセス、レベニューモデルについて説いた本。 The Model というのは著者が米 Salesforce 本社で学んだ「型」を日本支社に持ち込む際に「例のやつ」的な感じで呼んでい…