@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Book

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣

Audible で聴き終えた最初の一冊。 ChatGPT に「英語学習者におすすめのビジネスや自己啓発ジャンルのオーディオブック」のおすすめを聞いたら一番にでてきたのが原著「Atomic Hanits」だったが Audible の聴き放題対象外で、しかし日本語版は聴き放題対象だ…

21世紀の自由論 「優しいリアリズム」の時代へ (NHK出版新書)

shelff 四ヶ月目の一冊。今月は分厚い本が多いにもかかわらず読むペースは遅い。読む時間を捻出できていない。そのぶん運動している。 佐々木俊尚というと十何年か前に「キュレーション」をベタ褒めしてて、しかし当時のネットは「NAVER まとめ」を皮切りに…

成瀬は天下を取りにいく

本屋大賞をはじめ幾多の賞を受賞した話題作。本屋でよく見かけて、気になっていた。 前々回、金沢ビーンズに行ったとき「本屋に行ったら一冊買う」ルールを守れなかったので、前回行ったとき二冊買うつもりで、二冊目にちょうどよかったので買った。 青春小…

逃げられない世代 日本型「先送り」システムの限界

shelff 三ヶ月目の一冊。 経産省の官僚だった人が書いただけあって、現状認識の整理と課題の整理はわかりやすかった。しかし結論は歯切れが悪く曖昧で、お茶を濁している。弁が立ち論も立派だが最後の責任を取ろうとはしない姿勢がいかにもエリート役人っぽ…

わかりやすい哲学

shelff 二ヶ月目のうちの一冊。一番薄い本で一番最初に読み始めたが、読み終わったのは最後だった。 内容も薄っぺらい感じだった。そもそも紹介されている哲学者も少ない。一番よかったのは巻末の哲学用語集だった、というオチ。 本文のところどころが黄色で…

女ともだち

shelff 二ヶ月目のうちの一冊。なんで送られてきたかさっぱりわからない小説。 さらっとしてるけどうっすら気持ち悪い文体と、ほどほどにドロドロした内容で、読む前の印象通り気味悪いなあという感想。女流作家が女性性について書く本というのは、生理的に…

リセットの習慣

shelff 二ヶ月目のうちの一冊。軽い感じの自己啓発書。日々の生活でストレスを減らすための tips 集。 著者は医師で、自律神経の専門家、らしい。自律神経と聞くと胡散臭く感じるので少し警戒して読み始めたが、自律神経あまり関係なかった。 雑多なアドバイ…

関数電卓がすごい

SNS で見かけて気になった本。 この本は関数電卓ではなく計算リテラシーの本だ。ちょっとした計算を使いこなせるようになると生活や人生の役に立ちますよ、電卓があると楽にたくさん計算できるのでより計算が身近になり、結果的に計算を使いこなせるようにな…

思考の整理学

shelff で届いた本、初回三冊のうちの一冊(シークレット)。ChatGPT によると「外山滋比古による、思考法と発想法を解説したエッセイ集」。 「知的生産術」の文脈では梅棹忠夫の「知的生産の技術」と並び、必ずと言っていいほど紹介される有名な本。いつか…

同姓同名

本屋で見かけて、奇抜な設定に興味を持って買った。 同姓同名が大勢出てきてからが本番だが、それまでが長い。サラッと読めるので長さは苦痛ではないが。書き下ろしの短編のほうがよくできていると思う。 叙述ミステリーということになるのだろう。いくつか…

ぼくにはなにもない

Amazon Kindle の Prime Reading に入ってて見かけたので読んでみた本。大人、特に孤独な中年男性向けの絵本。と書くといかがわしい感じがするが、表紙の絵柄からわかるようにいかがわしい内容ではなく、さびしさをやさしく励ます内容。 おれは愛する家族も…

新版 考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則

shelff で届いた本、初回三冊のうちの一冊。ビジネス文書の書き方を指南する本。 レビューを読むと、第一部「書く技術」が一番重要で、残りはオマケという意見もあった。そもそも、第三部「問題解決の技術」などは新版になって追加されたもののようで、この…

炒飯狙撃手

SNS で「面白い、そして料理するシーンがめちゃ美味そう」との評を見かけて買ってみた。 タイトルから想像していたのは、「孤独のグルメ」の井之頭五郎みたいな地味なおっさんが炒飯を作って食べる傍ら裏稼業のスナイパーとして暗殺に明け暮れる、でも狙撃は…

航空管制 知られざる最前線

東京駅の BOOK COMPASS(猿田彦珈琲と併設)で帰りの新幹線の暇つぶし用に購入。もちろん車中では読みきれなかった。 特殊な業界の専門家による話は面白い。とはいえ読んで何かすごく印象に残る類のものではない。著者が規律遵守よりも柔軟な対応を好むタイ…

哲学的な何か、あと科学とか

shelff で届いた本の読了一冊目。難解で専門的な話を易しく噛み砕いた読み物系の本。 「哲学」というワードにひかれて選んだが、哲学の話は少なめ。科学の話、特に量子力学の話が多い。マイケルソン・モーリーの実験って大学のときにやった気がするなーとか…

ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義

Kindle ストアで見かけて、パレスチナ問題について本を一冊くらい読んでみるかと買ってみた。二部構成だが大学での講義・講演がもとになっていて、内容は大体同じなので、六割ほど読んだあと巻末の質疑応答を読んで終わりにした。強いバイアスを感じすぎて読…

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

従兄弟に「ぜひ読んでみて」とまで言われたので、そこまでいうならと読んでみた。本屋やオンラインストアで何度か見かけて気にはなっていたし。 ものすごく理屈っぽい効率厨の人が書いた本、という印象。同意できる部分もあったし学びもあったが、根本的な部…

なぜ働いていると本が読めなくなるのか

少し前にSNSで話題になっていた本。最近読書ができていなかったので、身近なテーマだと思って読んでみた。数ヶ月ぶりに読了できた本。 人々は本を読む余暇・余裕もなくなるほど全身全霊で仕事しており、そういう態度を称賛する文化や社会の仕組みがそうさせ…

本当に君は総理大臣になれないのか

立憲民主党所属の衆議院議員、小川淳也の政策に対するインタビューと生い立ちについて書いた本。 小川淳也は映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で注目を集めた若手議員で、観てはいないもののタイトルは見かけたことがあって意識の片隅にはあったが、人…

「仕事ができるやつ」になる最短の道

Apple Books で 500 円セールだったので買ってみた。人気ブログの記事を再編した感じ。もとがブログ記事なので短くて読みやすい。 短期で取り組むことから長期で取り組むことへ、という構成も興味をそそられた。が、短期で取り組むこと=最初のほうに書いてあ…

キーエンス解剖 最強企業のメカニズム

日経で連載だか特集だかしてたものを一冊の本にまとめた感じ。だが印象に残る部分はオンラインの記事になっていて、残りのエピソードは読んでも読まなくても、という感じ。つまり別に買う必要はなかった。 仕組み化とオペレーションの徹底で凡人の集団の平均…

インサイドセールス 訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド

THE MODEL を買ったときついでに買ってた一冊。 これもセールスフォース出身者が書いた本。インサイドセールス組織の立ち上げとマネジメントに重点が置いてある。 仕事でインサイドセールス組織のマネジメントをやる人には具体的で役に立つかもしれない。そ…

THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの分業と共業による営業プロセス、レベニューモデルについて説いた本。 The Model というのは著者が米 Salesforce 本社で学んだ「型」を日本支社に持ち込む際に「例のやつ」的な感じで呼んでい…

40代から手に入れる「最高の生き方」 今すぐ知っておくべき人生を左右する「やっていいこと」「わるいこと」

Amazon の半額セールで半ば衝動買いした何冊かのうちのひとつ。半額で千円以下だし、とにかく何かビジネス書とか自己啓発書の類をなんでもいいから買って読みたかったので勢いで買った。自分も四十代だし。 内容は非常に浅かった。これはなかなかひどいレベ…

教団X

いかにもカルト教団を扱った話という感じのタイトル・表紙で、前々から気になっていた。長そうなので買うのに勢いが必要だった。 寝かせたぶん、期待が大きくなりすぎた。 作中でもオウムや 9.11 への言及があるが、それらの後に書かれたフィクションとして…

Elasticsearch NEXT STEP

仕事がら Elasticsearch のクラスタ?シャード?インデックス?の状態がおかしくなって?いろいろトラブルの原因になっているので修復しないといけない(手順はある程度確立されている)のだけどシャードってなに?レプリカとは?みたいにあらゆる用語・概念…

サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

かの有名な Google のマインドフルネス本。マインドフルネスブームの火付け役はこの本だったという認識で、一つの時代を築いた本なのでともかく一読しておくべきだろうと思っていた(良くない選書の見本)。実際のところは Amazon の Prime Reading に入って…

たった1つの図でわかる! 図解経済学入門

「経済は需要曲線と供給曲線の図だけでだいたい説明できる」と豪語する割り切った本。たしかに一つの図のバリエーションだけで説明しきっているし、数式も一切出てこないのでとっつきやすくはあるが、ちょっと込み入った相関の話題になるとそれぞれの線の交…

考える人のメモの技術――手を動かして答えを出す「万能の問題解決術」

チャらくなさそうなメモの本ということで、世の「メモの達人」たちはどういうやり方でメモをとっているのだろう?どんな工夫をしているのだろう?ということを知りたくて、それによって自分のメモ技術を磨きたくて読んでみた。結果は、けっこう期待外れだっ…

こうすれば 絶対よくなる! ​日本経済 田原総一朗×藤井聡

元旦の早朝に「朝まで生テレビ」を観ていたら京大の藤井聡という教授が一番丁寧に議論していて話もわかりやすく、しかし彼の主張の根幹をなす「MMT」がなんなのかわからず、興味を持ったので著書を読んでみようと思って、田原総一郎との対談形式になっている…