@kyanny's blog

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2024 J3 第36節 ⚽️ツエーゲン金沢🆚福島ユナイテッドFC #zweigen

1-2 で敗北。金沢はこの試合で今シーズンの J2 昇格の可能性が無くなった。

今日は負けが込んでいたころのような、悪いところが出て負けるべくして負けた試合だった、かもしれない。結果的に。

開始早々、コーナーキックから失点。ニアサイドの選手へのマークが甘く、頭で楽に合わせられ、そのボールは GK 上田の頭上を超えてゴールバーに当たり、ゴールラインほぼ真上を落下。落下地点は福島の選手の胸元ドンピシャで、そのまま押し込まれた。バーに当たって落ちた先が悪かった、という見方をすれば不運だったともいえるが、あのヘディングの軌道ならそのままゴールに入っていてもおかしくはなかった。

一点ビハインドで後がなくなった金沢だが、攻撃にイマイチスピード感が出ない。これも不調の極みだったころによく見たような、後ろのほうでパスを回しがち・中央やサイドから後ろに戻しがちな、やや弱気な姿勢に見えなくもなかった。福島の攻撃を恐れて消極的になっていたような印象だった。

後半途中から俊足の FW 大谷が入ると、右サイドからの早い攻撃が見られるようになった。前半途中に DF 庄司と負傷交代で入った DF 畑尾からのロングフィードも精度が高く、いい形で繋がっていた。右サイドからのチャレンジを続け、ついに大谷のクロスを西谷和希が合わせて同点に。

一進一退のまま引き分けるか、という後半アディショナルタイムに福島のカウンターから追加点を奪われ、そのまま試合終了。福島は後半特に守備時も前線に選手を残していて、カウンターで危ういシーンは何度かあったので時間の問題だったのかもしれない、が、耐えきることができなかった。

金沢もチャンスは何度かあり、シュート数やボール保持率はほぼ同等、ほんのわずかな差だったが、FW 杉浦のシュートは枠をわずかに外れ、福島のシュートはぎりぎりで枠に入った。

プレーオフ圏内を争うライバル福島との直接対決を落とし、金沢は勝ち点 47。六位福島の勝ち点は 53、七位沼津は 52 だが、次節はその福島と沼津の直接対決なので、どんな結果になってもどちらか片方が必ず勝ち点 54 以上になる。金沢は残り二試合で最大 6 しか積めず、勝ち点 53 までしか届かない。したがって、今節の結果をもって J2 昇格プレーオフ参加の可能性はなくなり、J2 昇格の芽も消えた。

ゴール裏サポーターもこの状況には納得いかず、さらに試合終了後に選手・監督らがコメントなく引き上げたことでヒートアップ。いわゆる「居残り・残業」で一時間近く居座っていたが、クラブ側からの反応は無し。コールリーダーのもとにクラブ側から電話があり、「監督は出れない、誰も出せない」そのまま待っていても何も起こらないことが確定したので、コールリーダーの呼びかけで解散となった。

おれ自身は、「サポーターといえどただの客、好きで金を払って来てるだけであって、嫌なら来なければいいだけの話。クラブ側がいちいち文句に付き合う必要はない」、と思っている。結局のところ、興行・ビジネスとしてやってるのだから、お金を払わないことが一番堪えるに決まっている。逆にいえば、どれだけブーイングしようが金払ってる時点で甘い。クラブ側も、説明だの誠意だので誤魔化さず結果で示すのがプロだと思うし、サポーターにごますって媚びるのは違うと思う。サポーターも、それで溜飲を下げてちゃダメだ。

ただ、最後になぜかコールリーダーが居残り組に対して謝っていたのを聞きながら、そこまで背負わなくても、とも思いつつ、なんでもいいからクラブ側から彼に対する救いの手を差し伸べてやれなかったのか、というやるせなさも感じた。

今日はピカチュウが三匹来て行進したりピッチにも現れたりして盛り上げに一役買っていた。畑尾が運営してる施設の売店も来ていて、コーヒー豆とブレスレットを買った。ユニフォーム型マグネットのガチャを回したら 33 番が出たが、またも奥さんが来てる 21 番ユニフォームのおかげで声を掛けられて 21 番を譲ってくれるというので 33 番とトレードした。

残り二試合、もはや昇格も降格もない消化試合ではあるが、選手たちはどんなプレーを見せてくれるのか。そして移籍はどうなるのか。ホーム最終戦は懲りずにまたスタジアムで観戦予定。