@kyanny's blog

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Duolingo, Tinycards, Real英会話

最近の語学の勉強は主にこれらの iPhone アプリを使ってやっている。

Duolingo

スペイン語のコースをやっている。相変わらず、読む・書く・聞く・話す、がバランスよく出題されるのが良い。

忘却曲線に基づいて学習完了度のゲージが減っていき、満タンを心がけると自然に適切なタイミングで復習できる、というアルゴリズムが売りなわけだが、減り具合があんまり激しくないので、少ない勉強時間でも復習と新しい項の学習を並行してやれる。負担が軽く、気軽に続くが、負荷がほとんど無いので、やってて意味あるのか不安になる。

元々ロシア語のコースをやり始めたが、キリル文字が読めない状態で Duolingo をやるのは厳しくて、文字だけなら最初から読めるスペイン語に切り替えた。本当にゼロからのスタートには向かない。新しい単語やフレーズも、唐突に出てきていきなり出題されるので、初見で正解するのは無理で、たぶん何度も繰り返して時間をかけて少しずつ覚える前提で設計されていると思う。

Tinycards

Duolingo がリリースした「暗記カード」アプリ。ロシア語、というかキリル文字の勉強に使っている。これはもう単純極まりない「カードめくり」とクイズの繰り返し。

こちらも忘却曲線に基づいて学習完了度のゲージが減っていくが、減り方が Duolingo に比べて激しいので、復習が忙しい。毎日ガンガン減っていくので、負荷は少し高いが、真面目にやれば学習頻度も高くなるので、そのぶん覚えるのもはやい。

Duolingo のコースの内容をこちらでも学習できて、ちょっと不思議な感じ。これはこれで古き良き語学の勉強法という感じで悪く無いが、読み書きに偏りすぎる。復習ペースがはやすぎて、新規開拓が追いつかないのも良くない。それぞれに合ったコンテンツで学習するのが良さそう。

スペイン語のコースを復習がてらやってみたが、良いところも良くないところもあった。良いところは、単語の意味をそこそこ正確に覚えられるところで、「comes が eats で como が I eat で、単語の末尾の文字と人称に法則性がありそう」のような気づきがある。悪いところは、フレーズ全体のリズム込みで覚えられないところ。スペイン語はアルファベットが読めるし、聞き覚えのある単語もあったりしてカンが効くが、ロシア語は一切そういうことが無いので、 Tinycards で一語ずつ地道に覚えていくほうが向いているかもしれない。

Real英会話

有名な有料アプリ。これも忘却曲線に基づいて復習を促す学習モードがある。これは iPhone の音声入力機能を使ってスピーキングの練習ができるので、そればかりやっている。

フレーズごとに正答率(正しく発音できたら正答)が表示されて、やはりパーセンテージの低いものは自分が喋ってみてもなかなか成功しない。発音が悪いと違う単語に認識されるので、どのように間違えたかわかる。わかるのだが、では何故そのように聞き取られてしまうのか、何故正しく認識されないのか、については何も教えてもらえないので、ひたすら悔しい思いをし続けることになる。

コンテンツが膨大にあり、要復習になる頻度もけっこう高いので、「これ」と決めてやり続ければ、他にお金をかけることなくずっと英語学習が続けられそう。買い切り型なのも財布に優しい。しかも安い。ただ、これだけでは全てをカバーできないだろうし、「これだけでは全てをカバーできなそうで不安」と感じてしまい、ついつい他の学習法や教材に浮気してお金を使ってしまう弱い心はどうしようもない。

単語を覚えるのにも向かないので、気まぐれに mikan という無料アプリを使ったりしている。 iKnow! を元が取れるくらい真面目にやるのが一番良いのだろうけど、今の自分に一番必要なのは「ほどほどの発音で、とにかく喋る」練習なので、単語力の向上はすっぱり諦めることにした。それよりは語彙・言い回しのフレーズのストックを増やして、日常の雑談も含めた英会話力を伸ばすほうにパラメータを全振りしたい。

Real英会話

Real英会話

  • LT Box Co., Ltd.
  • 教育
  • ¥480
英単語アプリ mikan

英単語アプリ mikan

  • mikan Co.,Ltd.
  • 教育
  • 無料

modern.ie で配布している IE テスト用バーチャルマシンのライセンス期間を延長する方法は VM のデスクトップの壁紙に書いてある

https://www.modern.ie/ で IE テスト用のバーチャルマシンを無料配布していて、 90 日間は無料で利用でき、さらに回数制限はあるもののライセンス利用期間の延長もできる、と、ここまでの情報はたくさん見つかるが、不思議とライセンス利用期間を延長する方法をどこのウェブサイトも記載していなかった(たぶん方法を知らず、調べもしないのだろう)

modern.ie のサイト上を見て回ったり、ライセンス条項を記したテキストファイルも読んではみたものの、やり方がわからずじまいだったのだが、この前ふと立ち上げた VM のデスクトップの壁紙を眺めていて、「実は壁紙にやり方が書いてある」ことに気づいた。まさか有意義な情報が書いてあるとは思いもせず、読もうと思ったことすらなかった。灯台下暗し。

f:id:a666666:20170122194549p:plain

残りの利用期間を知るには、コマンドプロンプトを起動して slmgr /dlv と入力する。 f:id:a666666:20170122194600p:plain

利用期間を延長するには、コマンドプロンプトを管理者モードで起動して(右クリックから Run as administrator) slmgr /rearm と入力し、 VM を再起動する。 f:id:a666666:20170122194610p:plain

なお、壁紙に書いてあるメッセージの一番最初に「VM をインストールして起動したらスナップショットをとれ。ライセンス期間が過ぎたらスナップショットから復元するのが楽だぞ」と、とても大事なことが書いてあった。

この記事を書こうと思って modern.ie で検索したら modern.IE の壁紙は何を意味しているの?(壁紙の和訳) | modern.IE | 3u3.org という記事が検索結果の上位に出てきて、皮肉だなと思った。 Google は空気を読まなくてもいいからもっとはやくにこれを検索結果に出してほしかった。

楽天カードを作った

Apple Pay と Edy オートチャージのために、楽天カード(JCB)を作った。

Apple Pay を使いたいが手持ちのクレジットカードは全て国際ブランドが VISA なので、 VISA の対応を待つか、他の国際ブランドで新しくクレジットカードを作るしかなかった。

まだ iPhone 6 なのでどのみち Suica は使えない。ならば気長に待って、 iPhone 7 以降の端末にかえるときにまた検討しよう、と思っていたのだが、日頃利用するコンビニでの支払いをキャッシュレスにしたいとも以前から思っていて、楽天カードならファミリーマートで Edy のオートチャージができると知り、それが決め手になった。

スターバックスカードを使うようになってオートチャージの便利さがよくわかった。普段利用する店の中で、いまや最も支払いがスムーズなのがスターバックスで、コンビニでもこの便利さを享受したかった。

少額の支払いならクレジットカード払いでもサインレス・暗証番号の入力無しに行える店もあるが、過去になんでもかんでもクレジットカード払いにした結果、ズボラな自分には「何にいくら使ったか」の把握ができなくなり、よくなかった。同じ理由で、ポストペイ型の電子マネーも避けた。プリペイド型+オートチャージという組み合わせが、自分にはちょうどよい。

噂通り審査ははやく、週末にネットで申し込みをしてから完了のメールが来るまで30分もかからなかった。週明けに勤務先に確認の電話でもかかってくるのかと思っていたので、拍子抜けだった。その後、1週間で郵送で自宅に届いた。自分は不在だったが家族が受け取れたので、受け取り時に本人確認は不要だったようだ。

さっそく Edy のオートチャージと Apple Pay を試してみた。どちらもいい感じ。ファミリーマートで T ポイントカードと二枚財布から出すのはちょっと面倒くさい。ローソンでもたぶんポンタカードと二枚出すのは面倒くさそう。 Apple Pay は使えるアプリがまだまだ少ないけど、タクシー配車アプリで使えるのは便利だった。降車時に支払いをしなくてよいのはとても楽だ(クレジットカード払いも同じことができるけど)

余談だが、 Uber をはじめとした配車アプリを使ったことがなかったが、初めて使ってこれもなかなか便利だと思った。行き先を説明しなくてよいのは楽だ。ただ、到着予定時刻の表示はいいかげんで、呼ぶ前の予想到着時刻と呼んだ後待っている間の到着予定時刻に10分近いずれがあった(結局、呼ぶ前の予想到着時刻が正しく、画面上のタクシーの位置と実際に来たタイミングは一致していて、残り時間だけがずれていた)

これまで長年使ってきた JACCS カード(VISA)は愛着もそれなりにあるし、利用実績などからポイントプログラムの還元率もアップしていたけど、それを含めても楽天カードのほうが還元率が良さそうだし、楽天スーパーポイントで還元されるのは使い勝手が良さそうなので、この機会にメインカードも楽天カードにすることにして、主要なネット決済で利用するクレジットカードを変更した。楽天市場ではあまり買い物をしないけど(もっぱら Amazon を使うので)、楽天スーパーポイントを Edy にチャージできるので、普段の買い物で使えるのがよい(ポイントのチャージはファミリーマートの端末で操作が必要らしく、ちょっと手間だけど)

結構前から楽天カードは気になっていて、でも「『楽天』てちょっとださいし、楽天にそういう情報を預けるのはちょっと…」と抵抗感があったけど、先入観なしに改めて考えてみたら、よく知らない業界のよく知らない信販会社と、勝手知ったる業界の有名企業でニュースでもしょっちゅう見聞きする会社と、どちらが信用できそうか?と思ったら、楽天ぜんぜん悪くないかもな、と思えた。

最近思ったこと

自分の仕事をけっこうまあまあ頑張ってやっているつもりだけど、その頑張りの成果が世の中に与えるインパクトの無さが少し虚しくなることがある。悲しくはないし、やる気がなくなったりもしないのだけど。

一方で、そんな風に冷めたところがあるからこそ、入れ込み過ぎずに適度な距離感を保って取り組めていて、そのおかげでたいしたストレスも感じていないわけで、そう悪いことばかりでもない。

疑惑のチャンピオン

観たら喧嘩になるかもね、と奥さんと話してたけどようやく観た。

俺はアームストロングがUSポスタルで連覇してた頃に初めてサイクルロードレースを観てこのスポーツのファンになったので、彼がドーピングしてたことを知った今も、ショックは受けたけどそんなに嫌いではない。そういう感情も込みで、この映画はちょっと彼を悪く描きすぎだと思った。まぁ、実際嫌なやつなんだろうけど。

疑惑のチャンピオン [Blu-ray]

疑惑のチャンピオン [Blu-ray]

この件については「シークレット・レース」を読まずして語るな、と言われるくらいこの本に詳しいようで、今読んでるので、読み終わったらランスへの印象もまた変わるのかもしれない。

シークレット・レース―ツール・ド・フランスの知られざる内幕 (小学館文庫)

シークレット・レース―ツール・ド・フランスの知られざる内幕 (小学館文庫)

Kindle版を出して欲しい。