@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Assist Lesson

一年ぶり二回目の女性トレーナーと。「前に会ったことあるわね?」ええ、ずいぶん前に。「ちょっと確認させてね、まあ去年の5月が一回目だったのね!あなたとはゴールデンウィークに会えるってことね笑。次は来年のゴールデンウィークかしら?冗談よ、明日会えることを楽しみにしてるわ」と、最後のも冗談だろう。これは締めの言葉だった。

雑談で終わったけど、面白かった。一年ぶりなので「どんな一年だった?」に対して、仕事は忙しくて大変だったけど、車を買ったよ。からの、東京在住と思われてたのか、「東京の人たちは通勤で車を使わないのに、高い駐車場料金を払って車を持つんでしょう?不思議でならないの」ええ、なので東京在住の時は買う気はなかったんですけど、金沢に引っ越したら車は必需品 necessity になったので。東京では公共交通機関が発達しているし、車通勤を認めない会社も多いからね。安全のためと、あとは駐車場を用意できない。マニラの交通渋滞の話。ナンバープレートの番号によって運転できる曜日が変わるシステム(何年か前にビズメイツのトレーナーから聞いたことがある)が導入されたけど、人々は二台目の車を買って、番号が違うから運転できる曜日が増える。で、結果的に渋滞は悪化した、という話が興味深かった。車を買う時の税金も増やされたりして、対策は取られているものの。そこから休暇の話、自分は休みの中日に休暇は取らなかったんだ。「生徒さんと話してると、会社の休日になってたり、会社から有給を取ることを推奨されてて休みにしたという人も多いわ」ああ、何年か前に法律ができて、日本の会社は従業員に年5日有給を取らせないといけなくなったから、それ絡みかもね。と mandate という単語を使って「政府が会社に義務付けているのだ」と言ったら、「休暇を取るかどうかは従業員の意思・裁量で決めるべきことなのに、政府が介入・命令するの?それってどう思う?」と笑いながらびっくりしていた。その視点 = 個人の意思決定を政府が上書きしようとしてるというのは頭になくて、なるほどそういう解釈もあるのかととても興味深かった。日本人は和を重視するから、有給をとって周りの人の負担が増えることを避けようとして休暇を取らない。会社や上司も、建前では有給取得を奨励するけど、本心では休みなど取らないでくれと思ってる。それで有給取得率が低いから、法律を作った。政府が従業員に強く推奨したとしても結局空気を読んで「休まない」という行動に出るのがわかっているから、会社に対して「従業員に休暇を取らせなければならない」というシステムにした。彼女の理解の範疇を越えつつあるような話だったようす。あと Level 4 の Communitalian vs Individualist のレッスンの話に触れて「文化の違いがあるのはとても面白い、つまり個人の主義主張よりもコミュニティの意思を尊重するということなのよね?」ええ、その通りです。などなど、教材とは関係なくとも Level 4 の良い復習というか、奇しくもテーマに沿った会話になった。最後は「教材がなくてもとてもよく話せてる」と褒められた。

一年ぶりだから前回の印象はもちろん残ってないけど、今日の印象では、なかなか話しやすい。意見を割とよく述べる、長めに話すタイプだし、どんどん展開・脱線していくところがあるのは、話が広がってこちらとしてもやりやすい。次は一年もあけずに、短いスパンで再予約したい。

Car is a necessity in our place.

number plate coding system

It is not sincerely encouraged.

By law, we have the freedom to decide but by practice, most people don't do it.