@kyanny's blog

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Bizmates Program: Level 4 Rank D Lesson 14: A Question of Values

最近リズムが途切れてサボりがちだったけど今日からまたやるぞということで、夜にミスターヒップホップが一枠空いてたので予約。「よう、今日は・・ビューティフルな月曜日だったか?」うーん、まあ普通?普通に仕事してたよ。明日の朝に大事なミーティングがあるんだけど、緊張はしてなくてむしろワクワクしているよ。と、そのミーティングの背景などつらつらと話して、「良い結果に繋がることを祈っている。一言アドバイスだ、緊張してないのは良いことだが、自信過剰になるなよ。質問と回答に集中するんだ」

こちらの話ばかりではアレなのでそっちはどうしてた?と水を向けると、力尽きてガックリうなだれるジェスチャーをして見せて、「話したと思うけど去年は猛烈に忙しくてな、でもあらかたの仕事を部下に委譲したから最近は楽になってきた」とここでクスクス笑い出して、「今日の午後、面白いことがあったんだよ。部下たちには、『死にかけてるとき以外は電話してくるな、メッセージを残せ』と言ってあるんだ。で今日の午後だ、部下の一人から電話がかかってきた。」そいつ死にかけてたのかい?「まあ聞け、俺が出るなり部下は開口一番『ボス、死にかけではないです、が問題があります』」わっはっは。面白いね、その部下なかなか賢いね「うむ。まあその電話は問題ない、なぜならその問題はその部下が一度も対処したことがないものだったからな。だから俺の指示を仰ぐのは問題なかったし、部下はうまく対処したはずだ」ほんと、ちょっとしたエピソードひとつとってもこうやって面白おかしく話せる彼の話術はすごい。

Lesson 14 の words & phrases から、だったと思うが、warm-up question で、なんだっけな、「アメリカのトップ 1000 企業のうち、chief executive が女性なのは何社あると思う?おおよそでいい」CxO かと思って 300 と言ったが、いやまって CEO のみって話だっけ?「CEO でも president でも chair でもなんでもいいが、とにかく会社のトップだ」あーそれだと 300 は多すぎるだろうな、90 ってところじゃないか?「9% か。それでも高すぎる」えー、じゃあ 50 くらい?「5% か、うむ、それより僅かに低くて 4.6% くらいだ。全然少ないよな。日本ではどうだ?日本のトップ 1000 企業のうち、女性がトップの会社はいくつあるか」100% 自信があるわけじゃないけど、10 以下だと思う。2, 3 ってところじゃないかな「だろうな。このレッスンはそういう話だ」

残り時間あまりなかったけど早く先へ進んでディスカッションしたかったので words & phrases はサッと読んで I'm good no quesions で、今日は残り時間を意識してか「See の最初の段落だけ読んでくれ。それでまず事例を分析しよう」Hiro は若くて経歴も立派、ポテンシャルがある。「トップ大学の出身だったり、海外留学経験があるのかもな。知らんけど」MBA 持ってたりしてね「ああ、PH.D 持ちとかな」一方の Mai は経験豊富。多分従業員からの信頼も厚いんじゃないかな「かれこれ会社で 10 年くらい働いてるのかもな。ところで日本じゃ early thirties をなんていうんだ?アラサーか?」はっはっは、よく知ってるねえ日本語の俗語を。

そのまま残りを読み、「お前だったらどっちを選ぶ?正直に心の内で思っていることを教えてくれ」即答で、Mai を選ぶ。「なぜだ?」経験の差が理由。Hiro は優秀なのだろうけど、それはプレイヤーとしての成果であって、マネージャーとしての経験がないのだからマネージャーとしての実力は未知数だ。プレイヤーの仕事とマネージャーの仕事は全く違うから、マネージャーとしての経験や見込みがなければ部長に抜擢はできない。「でも Mai は最近結婚したばかりで、そう遠くないうちに子供ができて、そしたら半年とか一年くらいは育児休暇を取るだろう?Mai を部長にして、彼女が長期休暇に入ったら、一体どうするんだ?これが Erik の考えていることだ」Hiro にはまずリーダーのような役割を与えて、経験を積ませる。そして見込みがありそう、かつ本人もマネージャーとしてキャリアを積む意思があるのなら、Mai の不在時に Hiro を臨時のマネージャーにすればいい。Erik と Liz のバックアップのもとでね。

ここで時間いっぱいだったのだが、「もう時間過ぎてるのは知ってるがこれだけ最後に言わせてくれ、俺はビズメイツで八年教えてる、八年目だな、でこのレッスンも何度もやってきてる。が、そういう回答をしたのはお前が初めてだ」え、Mai を選んだ人が僕で最初ってこと?「いやいや、Mai を選んだ人はいた。が、Mai の不在時にどうするの?という問いに対して、Hiro をトレーニングすると答えたのはお前が初めてだった。で、それは俺がマネージャーとして実際にやってきたことと全く同じだ。なんなら Mai を Hiro のメンターにして備えてもいいよな。Mai が長期休暇を取る段階では、Hiro はすでにマネージャーの仕事のなんたるかを Mai から学んでいるわけだから。ともかく、very impressive だった」へー、そりゃどうもありがとう。

ということで最後までテンポよくメリハリある楽しいレッスン、ディスカッションだった。

If Mai gets pregnant...