「メールを非公開」を利用すれば、独自のランダムなメールアドレスを作成して App、Web サイトなどで使えるので、個人のメールアドレスのプライバシーを守れます。この機能は、「Apple でサインイン」と iCloud+ に組み込まれています。

発行したランダムなメールアドレス宛のメールは、実際にはどこに配信されるのか？が、公式ヘルプを読んでもわからなかった。ニュースサイトやブログ記事もそこのところをはっきり書いているものは皆無で、「iCloud メール」のメールボックス宛に送信される、みたいなことをぼんやり書いてるものがあるかないか、だった。

なぜそんなことが気になるのかというと、おれの Apple ID は「@icloud.com メールアドレス」を発行していないからで、「iCloud メール」のメールボックスは無いはず。にもかかわらず iPhone の「設定」アプリ内から、「メールを非公開」用のメールアドレスを発行できた。

実際に発行してみたところ、ランダムなメールアドレスの実際の宛先は、Apple ID の「連絡先」に登録済みのメールアドレスのいずれか、だった。ランダムなメールアドレス全てに対して転送先は共通の一つだけのようで、メールアドレスごとに別々の転送先を設定することはできないが、Apple ID の「連絡先」に複数のメールアドレスを登録している場合、好きなメールアドレスを転送先にできる。転送先はランダムなメールアドレスの発行後であっても変更できる。

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2021-10-18

Bizmates Program: Level 2 Rank C Lesson 8: Negotiating terms

ミスターヒップホップと。数週間ぶりだねー最近どうよ？という話から始まって、仕事は相変わらず忙しいよー今日は仕事のオンライントレーニングコースもやったりしたし、からの最近のアップデートとしては新しい iPhone 買ったよー、前は何つかってたの？iPhone 11 と比べて一番の違いは何？→望遠レンズだね、iPhone 7 Plus の時に望遠レンズが良くて 11 にしてから望遠がなくなってしまったから次は望遠ありの Pro シリーズにしようと思ってたんだ、ちなみに会社から補助 subsidy が出てね・・、ところで日本の最近のニュースは？ええとあんまりニュース観てないんだけど、コロナの感染者数が減り続けてて東京は今日 29 人って聞いたよ、何が理由だと思う？うーんやっぱりワクチン接種率が高くなったことかな、あと IT の会社とかはリモートワークに切り替えてそのままのところも結構あるから通勤してる人の数は減ってるんじゃないかな、でも人々がまたイザカヤで飲み始めたら上がるんじゃないの？そうかも、でもコロナで人々巣篭もりに慣れちゃって外で飲まなくなっちゃったとも聞くけどね、など雑談に華が咲いた。

レッスンは Act パートのみだったけど、その前に「このレッスンの要点をおさらいしよう」と少しディスカッションをした。この人は「そう、win-win agreement / solution を目指すのが大事って話だ、けどな、ぶっちゃけ現実に win-win なんて常に目指せると思うか？いやー常には厳しいよね、そうだ、じゃあ損するのはお客と会社のどっちだ？まあそれは常に会社だよね、なんでだと思う？そりゃあお客は金払う方だからね、だよな、もしオレが客だとしてだ、値段が高すぎるから他の会社から買うと言ったらオマエどうする？値引きするしかないだろ？だって利益率30%〜40%がベストだとして他の会社に客をとられたらゼロだけど値引きして20%だったら悪くない、けどじゃあ常に値引きすりゃいいのか？違うよな、云々」と、教材で教えることと現実世界は違うんだぜっていう話を織り混ぜてくるのが特徴的だ。

Act パートは、仕事じゃなく個人的な買い物でいい、交渉が必要なものあるか？と聞かれ、交渉全くしない人なので悩んで、カメラ買うときとかかな（奥さんが交渉したが）、と言おうとしたら「よし助け舟を出してやる、家を借りるってシナリオを用意するぞ」からの、「寝室三つ、新築、駅近、商店街も近い、家賃30万円」という物件をネタに家賃交渉などする、というやつで、家賃以前にそんなすごい部屋じゃなくていいので「寝室一個でいいし駅から徒歩10分までは許容できるからもっと安い部屋ない？」「同じビルに寝室一個で12万ってのがあるぜ」「いいねそれ！うーんでも家賃の予算が月11万5千円までなんだよ、一年分前払いするからまけてくれない？」「よっしゃ、それでいいぜ」みたいなのをやった。とはいえもし現実にそういう状況になったら、百万円以上前払いするよりは月5000円多く払う方を選ぶけどねおれは。

明日は Lesson 9 メールの書き方について。これは得意分野（のつもり）なので、一週間ぶりのミスター流暢を予約。

subsidy / 補助金
They subsidized my purchase of the iPhone 13 PRO.
herd immunity / 集団免疫（herd 群れ、群衆 / immunity 免疫）
win win agreement / solution
3-bedroom property new building very near the station very near shopping malls / property 不動産、土地、建物
300,000 yen
120,000 yen
What's the floor?

2021-10-17

MobileMe の呪い

おれの Apple ID は kyanny@gmail.com だ。この Apple ID で @icloud.com メールアドレスを使おうとしたら、kyanny@icloud.com というメールアドレスを取得できなかった。

自分で発行した覚えはないが、心当たりはあった。かつて MobileMe を使っていて、有料サービスを更新しなかった（おれの MobileMe メンバーシップは 2011 年 11 月 20 日で失効した）。このアカウントが kyanny@me.com だった。MobileMe がサービス終了して iCloud へ移行するタイミングで、失効したおれの MobileMe アカウントも（なぜか） iCloud に移行され、同じローカルパートを持つ kyanny@icloud.com というメールアドレスが自動的に発行されたのではないか。

kyanny@me.com というアカウントで icloud.com にはログインできなかったが、Apple ID のログインページから「パスワードを忘れた場合」などを色々試して、どうにか Apple ID: kyanny@me.com にログインできた。そう、MobileMe アカウントはいつの間にか Apple ID に移行されていたのだ、予想はしていたが。案の定、この Apple ID の「連絡先」には kyanny@me.com と kyanny@icloud.com というメールアドレスが設定されていた。

つまり、おれは Apple ID を二つ持っており、片方の Apple ID に対して発行済みの @icloud.com メールアドレスをもう片方の Apple ID から発行しようとしていた、ということだ。他の Apple ID で利用中なので発行できなかったというわけだ。MobileMe メンバーシップの料金（年間 9800 円）を惜しんで更新しなかったばっかりに、面倒なことになった。Apple への忠誠心が足りなかった罰が当たったのか。

さて、理屈はわかったとして、どうすれば kyanny@icloud.com というメールアドレスを kyanny@gmail.com という Apple ID でログインしている iPhone の「メール」アプリで使えるだろうか。いくつかアイデアがあったが、不明な点が多いので Apple の電話サポートを予約して確認した。確認したかったことは、

Apple ID の統合は可能か
統合できない場合、ある Apple ID で発行済みの @icloud メールアドレスを別の Apple ID から利用できるか
kyanny@me.com という Apple ID を削除したら kyanny@gmail.com という Apple ID から kyanny@icloud.com というメールアドレスを再発行できるか

・Apple ID の統合は不可能
・@me.com の Apple ID を「メール」用アカウントとして併用することは可能
・Apple ID を削除すればいずれメアドも再利用可能になるが、期間は相当かかる（一年以上とか、詳細不明）
・同じ電話番号・デバイスを複数の Apple ID の2ファクタ認証として使える（多すぎはNG
— Kensuke Nagae (@kyanny) 2021年10月17日

まず 1. Apple ID の統合は可能か だが、これは事前に「無理っぽい」と検索して把握していたものの、ダメもとで聞いてみたところ、やはり「統合は不可能」とのことだった。

次に 2. 統合できない場合、ある Apple ID で発行済みの @icloud メールアドレスを別の Apple ID から利用できるか だが、これも Apple ID と紐づいているため、紐付けを変えることはできないっぽい。ただし、「メール」アプリのアカウントに、iPhone にログインしている Apple ID と別の iCloud アカウントを登録して併用することは可能とのこと。

そして 3. kyanny@me.com という Apple ID を削除したら kyanny@gmail.com という Apple ID から kyanny@icloud.com というメールアドレスを再発行できるか だが、メールアドレスを他人が再取得できたら困りそうなのでこれも無理かと思いきや、「Apple ID は削除後一定期間が経過すると再取得できるようになると聞いたことがある、ただし相当の期間、一年以上とかそれくらいを要する、具体的な期間は不明」という回答だった。

Apple ID: kyanny@me.com を削除しても、いつ再取得可能になるかわからないし、そもそもそれで kyanny@icloud.com メールアドレスを再発行できる保証はない（新しい Apple ID としてのみ取得可能とか、微妙な制限がある可能性も否めない）。削除して永遠に失うくらいなら、Apple ID と iCloud アカウントが別になったとしても kyanny@icloud.com をキープして「メール」アプリ内で使い分けたりする方が安全だろう、と判断し、Apple ID の削除はしないことにした。

kyanny@me.com を iCloud アカウントとして「メール」アプリに登録するのには少々てこずった。

Apple ID でログインするのだが、正しい ID とパスワードを入れて「次へ」をタップしてもアカウントを追加できない。読み込み中のグルグル回るアイコンが数秒表示されたあと、何のエラーも出ずに再び「次へ」が表示され、そこから先へ進めない。

iCloud アカウントとして必要な初期化処理が済んでいないとか、そういうバグを踏んでいるのではないかと思い、icloud.com にログインを試みたが、2 ファクタ認証を有効化するように促され、「セキュリティ設定をアップデートしない」を選ぶとログイン画面に戻される。

同じ携帯電話番号・Apple デバイスを複数の Apple ID の 2 ファクタ認証用に使うことができると Apple 電話サポートで聞いていたので（あまりにも多すぎるとロックがかかる可能性はあるが、二つ程度なら設定してるユーザは多数いるので問題ないとのこと）、自分の携帯電話番号を 2 ファクタ認証用に設定するも、今度は「iCloud を利用するにはブラウザではなく Apple デバイスでログインせよ」というメッセージが出てログインできない。

下取りに出すために初期化済みだった iPhone 7 Plus があったので、そちらで Apple ID: kyanny@me.com でログインし、その後メイン端末（iPhone 13 Pro）の「メール」アプリで iCloud アカウントを追加→ Apple ID: kyanny@me.com でログインしたところ、ようやく「メール」アプリに kyanny@me.com アカウントを追加することに成功した。kyanny@me.com と kyanny@icloud.com いずれのメールアドレスでもメールを受信できた。「メール」アプリからメール送信する際に、差出人として kyanny@icloud.com も選ぶこともできた。

教訓: