@kyanny's blog

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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

ガンダムなんて何年振りに観るだろうか。「機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-」は劇場で観た記憶があるから、2005 年以来かもしれない。

そもそもガンダム世代なのに、アニメそのものはほとんど観ていなかった。ゼータ・ダブルゼータあたりからリアルタイム視聴しててもおかしくない年齢なのだが、なぜか唯一ある程度の話数観たのは V ガンダムという。

最近のガンダムも最近のアニメ映画も観てなかったので、人物などの塗り絵っぽさとか、モビルスーツの 3D 光沢っぽさとか、映像から受ける印象、違和感に慣れるのに時間がかかった。

会話の唐突さ、言葉足らずさが、「ガンダムってこういう感じだよね」という知識を身につけた今となってはメタな楽しみ方ができて、不思議な感じがした。「わかってしまう」ひとたち、ニュータイプの苦悩とは、みたいなことを別に描いてはいないと思うのだが、それがわかるというか。

モビルスーツの戦闘シーンは、ヌルヌルした動きの描写と異形感のある造形が相まって若干の気持ち悪さはあれど、コックピット内からの視点はかっこよかった。街中で暴れられるといかに被害甚大か、という描写がリアルで、テロの時代の戦闘シーンという感じがした。

舞台がフィリピンのダバオで、行ったことはないけど外国の中では知ってる国の都市なので、なるほどこんな感じか、と背景美術も楽しみながら観た。ジョリビーが出てきておおっと思った。

「え、ここで終わるの!?」というラストで、さすがにこれは続編ありきで作ってるのか?と調べたら、やはり三部作とのこと。ゼータも結局たしか第三部を観てない気がするので、そのうち観直したい。