@kyanny's blog

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2024 J3 第9節 ⚽️福島ユナイテッドFC🆚ツエーゲン金沢 #zweigen

2-2 で引き分け。前半 2-0 とリードして折り返したものの、後半に 2 失点して追いつかれた。前半の出来からすれば勝ちを逃してもったいなかった試合、後半の出来からすれば負けずに済んで助かった試合だった。

自宅から Lemino でオンライン観戦。イオンモール白山でもパブリックビューイングをやっていたが、平日の夜だしパスした。パソコンの画面は小さいけど、じっくり内容を観られるのでこれはこれで良い。DAZN に J リーグの試合配信をほぼ独占されてるのが残念でならない。

福島はかなり上手いチームだとの前評判をみていたが、本当に上手かった。じっくりゲームを組み立てて、緩急のあるプレーをしていた。パスを繋いで切り込んでいく、美しいサッカーだった。監督が川崎フロンターレ出身なのもあり「フロンターレ色が強いスタイルかも」という評判もみた。川崎フロンターレというチームを名前以外なにも知らないが、なんとなくサッカーに詳しい玄人のファンが多いチームという印象があり、福島のスタイルがフロンターレっぽいのだとしたら、なるほど確かにこれはサッカースタイルのファンがつきそうだと納得した。

前半は金沢が珍しく早々に先制し、さらに DF 小島が本日 2 点目を決めてリードを広げる有利な展開だった。小島の長いクロスがキーパーを超えて入ったのは、まあラッキーだったとは思うが。しかし福島のセットプレーからのヘディングがゴールバーに跳ね返されたシーンもあり、金沢が圧倒していた、とまではいえなかった。福島がボールを支配する時間が長かったが、金沢もある程度相手に持たせている雰囲気もあり、いい勝負だった。金沢の守備は全員がとても集中していて、コンパクトな陣形でスペースを埋めていたし、ラインも揃っていた。

しかし後半は明らかに金沢のギアが落ちた印象だった。守備が大きく乱れたということはなかったが、プレスは甘くなり、ボールとボールホルダーを追う積極性が失われた。2 点リードを守って逃げ切りたい、という気持ちがあったのだろうか、受けに回って攻める姿勢が弱くなった。シーズンインから大量失点試合が続いた金沢の守備は受けに回って捌き切れるほど堅牢ではなく、福島の攻めに耐えきれなかった。福島 FW 森の 2 点目は金沢 GK の頭上を越す技ありのダイレクトループシュートで、小島の 2 点目と同じような軌道で見事にリベンジされてしまった。

トータルで見れば金沢のほうが危ないシーンが多く、まあ勝ち点 1 を取れただけでも及第点、という出来だった。前半早々に金沢の心臓である MF 梶浦が膝を負傷して交代してしまったのがやはり痛かった。ベンチに下がってもフィールド外を歩いてる姿も映ったので、大事に至らないといいのだが。

今日も金沢サポーターの応援はよく聞こえていた。どのチームも割と似たようなチャントがあるものだが、福島のチャントは聞き慣れないものだったのか、あまり耳に残らなかった。試合終了時に結構大きなブーイングが聞こえたが、あれは何に対するブーイングだったんだろう。審判?

連勝ならずも負けず、順位は中位を堅持とも停滞とも。次節は日曜にホームで横浜戦。連戦の疲れや故障なども怖いが、ここを過ぎれば次の公式戦は二週間後。チームも選手も一息つけると思うので、あと一試合頑張って欲しい。次節はまたゴースタのゴール裏で観戦予定。