@kyanny's blog

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B3リーグ 2024-25SEASON 第29節 🏀金沢武士団VS香川ファイブアローズ

初めてプロバスケットボールの試合を観に行った。前の職場の同僚が渋谷のチームの試合をよく観に行くと言ってたのを聞いて以来、一度観に行きたいと思っていた。

今シーズンは観に行くぞと思っていたものの、スケジュールをちゃんと把握してないのでいつシーズンインしたかもよくわからず、結局観にいけたのは最終節だった。一節に二試合あるうちの、一試合目。

ギリギリの時間に家を出たら、道が渋滞していたうえに試合会場施設の駐車場も満車で、すぐ隣の運動公園の駐車場も停め慣れてないので大回りで入ったりと時間ロスが多く、前半の終わりのほうにようやく会場入り。着いたときから負けていて、結局リードを広げられて 30 点差で大敗を喫した。順位表を見ると、金沢は下位のほうで対戦相手は上位だったので、実力差が大きかったのだろう。

アリーナ競技の観戦は初めてくらいで、普段見慣れてるサッカーの試合とはいろいろ勝手が違った。サッカー専用スタジアムで初めて試合を観たときフィールドの近さに驚いたものだが、バスケットコートはさらに近く感じた。BGM が流れるのも物珍しかった。ホームチームの攻撃と守備で違う BGM を流すのだけど、攻守が頻繁に切り替わるので音声の切り替えもせわしなかった。

BGM で応援の声をリードしたり、クォーターの合間やタイムアウトなどでチアリーダーが出てきたり色々盛り上げる工夫をしていることは伝わったが、サッカーをゴール裏で観戦するときのチャントの唱和の迫力と比べると、自分が「観客」であることを意識させられて、熱中する感じにはなれなかった。

現地で観てみてわかったこと、一つは、得点がたくさん入るということは得点チャンスを逃すシーンも多いということで、シュートを外したときの「あーっ」という観客のガッカリする声を何度も聞くことになり、これは結構気持ちがしょんぼりしてくるし、選手もやってて結構つらいんじゃないかなあ、と思った。点がたくさん入るぶん盛り上がるし観ていて面白いのだろうと思っていたが、焦らしに焦らされるサッカーのほうがボルテージは上がるのかも。

もう一つは、チアリーダーがすごくプロフェッショナルな仕事をしていたこと。コート内に出てきてパフォーマンスするときはもちろん、試合が動いている最中もコート脇の待機エリアでずっとポーズを取りながらボンボリを振って応援していた。スポンサー紹介タイムには格闘技のラウンドガールよろしくフリップを掲げるのだが、上げ下げやフリップの交換などの一挙手一投足がキビキビとしていて、見ていて感心したし気分が良かった。こう言っちゃなんだけど、ご当地アイドルの緩いトークとステージパフォーマンスとは比較にならないクオリティの高さだった。

奥さんはマスコットキャラクターのライゾウ目当てで、会場入りしてからしばらく姿を見なかったが、最後のほうはコート内で盛り上げたり、試合終了後には観客席を回ってファンサービスをしていた。グッズ販売でライゾウぬいぐるみも売っていたが、アクリルスタンドは売り切れだった。ビールのコップにはロゴが印刷されていて、これは記念に持ち帰った。

今シーズンの平均入場者数は 1400 人台で、来シーズン以降の上位カテゴリ参入を目指すには平均 1500 人の達成が必要、残り二試合で 4500 人、という正念場の試合だったが、一試合目で 3000 人以上入って(チーム歴代最多を更新したらしい)、目標達成にはかなり近づいた模様。ささやかながら貢献できてよかった。なお、翌日の二試合目はさらに多く入って 4000 人を超えたらしい。雨だったのでサッカー観戦を回避してバスケットに切り替えた人がそれなりにいたのだろうか。

ものの試しで一度観てみた、という感じなのでスポーツ観戦としてはやや不完全燃焼感が残った。今のところサッカー観戦ほどハマる感触はないけど、来シーズンもタイミングがあえば観に行ってみようかな、という感じ。次はもっと早く出発するなど、ちゃんと準備したうえで。