@kyanny's blog

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Bruno the API client

www.usebruno.com

Bruno という GUI API クライアントを知った。Postman や Insomnia の OSS 版。無料で使える。$19 で Golden Edition という多機能版が買える(買い切り)

Bru という独自のマークアップ言語で API リクエストの内容を記述する。.bru という拡張子のテキストファイルに書く。JetBrains IDE の HTTP クライアント(.http とか Hurl に似たアイデア。

テキストファイルなので Git などでバージョン管理できるのが売りらしい。Postman も以前はローカルだけで完結していたが、アカウントが必要になったりクラウド同期されるようになったりして、セキュリティの厳しい企業などでは使いづらくなった(あと、なんでもかんでもクラウドにアップロードされるのは単純にちょっと気持ち悪い)。

API のアクセストークンなどの情報は .bru ファイルと別に管理される仕組みのようで、クレデンシャルをバージョン管理システムに追加してしまった!という事故を防ぐデザインになっている。コードを軽く眺めてみたが、具体的にどの部分でやっているかはわからなかった。

ユーザーインターフェースや使用感は Postman と似ている。Insomnia は使ったことがないので比較できないが、多分似たようなもの。GUI からパラメーターを入力するうえでは Bru マークアップを意識する必要はないし、.bru ファイルのバージョン管理も必須ではない。

検証などの用途で散発的な API リクエストを発行するときは普通に使えば良く、チーム開発などで API コレクションのようなものを用意しつつ一元管理したい場合に .bru のバージョン管理を検討すると良さそう。


余談: XXX the XXX という「通り名」的なやつ、真っ先に思いついたのが「ヴァッシュ・ザ・スタンピード」だったけど、現実世界にもっと有名な例があったはずだよなあと思って Microsoft Copilot に聞いたら「ビリー・ザ・キッド」とか「ジャック・ザ・リッパー」とかが出てきて、なぜそれらを差し置いてトライガン・・・と自分の記憶力に苦笑した。