@kyanny's blog

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2024 J3 第28節 ⚽️ツエーゲン金沢🆚カマタマーレ讃岐 #zweigen

1-3 で敗北。四連勝中の好調讃岐に五連勝をプレゼントしてしまった。

前半は金沢が押す展開。大半の時間は相手コート側で金沢がボールを支配していたが、シュートが枠に飛ばない。逆に前半終了間際に先制点を許してしまう。自陣ゴール前にも味方は大勢いたが、逆に GK 上田から相手のシュートコースを隠してしまう形になったのだろうか。

後半開始早々には、カウンターで相手にペナルティエリア付近までドリブルで運ばれたのを MF 熊谷がファウルで止めるがこれにレッドカードが出てしまう。しかもファウルて与えた直接 FK をゴール隅に決められて二失点目。

一人減った金沢だが選手は前半以上に運動量を上げてカバー、数的不利を感じさせない。が、やはり足りないものは足りず、カウンターから三失点目。一人少ない状況で二点ビハインドで攻めていてカウンターを喰らったらさすがに止められない。

金沢は積極交代策で投入した FW 大谷が鮮やかなミドルシュートを決めて一矢報いるも、力及ばず。中断明けから五戦勝ち無しとなった。

結果的に三失点してしまったが、二点目は絶妙なコースに蹴ったキッカーが上手かったし、三点目は数的不利な状況だったので、これまでの数試合のように守備の組織的な問題という感じはしなかった。前半序盤に DF 平と MF 石原の間に流れたボールとそれを追う相手選手にどちらが行くのかで迷いが出て危ないシーンがあったが、平が石原に指示を出して難を逃れた。少なくともピッチ上のコミュニケーションは良くなってきている。

讃岐は FW から DF までの距離をコンパクトに保っていて、前半は攻める金沢から何度もオフサイドをとっていた。金沢は讃岐の統率が取れた守備を破りきれなかった。

今節も金沢 DF 山本の気迫溢れるプレーが目を引いた。特に一人減った後半は、攻守に大車輪の働きだった。MF 梶浦、MF 西谷優希らもフィールドを走り回っていた。前半攻め続けた割にはチャンスらしいチャンスは多くなく、MF 西谷和希や FW 田口らの見せ場が少ないのが残念だった。

今節は普段より一時間以上早く家を出て、一般入場?の開始前にスタジアムに着いて初めて入場の列に並んだ。ゴール裏の真ん中付近*1もまだ十分に空き席があった。コールリーダーの真後ろ(数列後ろ)に陣取ったので普段にも増して気合を入れて応援したが、試合開始前のコールの時点で汗だくになってしまった。喉が枯れて声が出なくなり、大量の汗でユニフォームはおろか短パンまでぐっしょり濡れた。替えの短パンは持ってこなかったのでせめて水分を減らしてから車に乗ろうと思ってトイレで絞ったら濡れ雑巾みたいにポタポタと垂れた。

帰りにスタジアムから車で数分のところにある居酒屋で食事していたら讃岐大旗隊の皆さんがいらっしゃって少しお話しした。サッカー専用スタジアムの良さや金沢ゴール裏の応援にお褒めの言葉をもらった。「クラップ(手拍子)がすごい、ゴール裏みんなでやってて格好よかった、声も大きくて格好よかった」とのこと。足繁く観戦するようになって初めてアウェイサポーターさんと交流する機会があった。金沢サポーターとは未だにほとんど交流がないというのに。讃岐から車で六、七時間、お疲れ様です。

写真に写ってるゆるキャラは、かほく市の「にゃんたろう」

いよいよプレーオフ圏外が現実的になってきた金沢。福島、琉球のどちらかが明日勝てば金沢派七位以下に転落する。試合終了後、コールリーダーが選手・監督・コーチ陣にずいぶん長く檄を飛ばしていた。それ自体は厳しい中にも愛のあるエールということで悪いことではないと思うが、今日はちょっと長すぎるのでは、と感じた。監督やスタッフはともかく、選手は身体も冷えてしまうし、早く休ませてあげたかった。みんな神妙な態度で聞いていたけど、西谷和希は微動だにせず真っ直ぐにこちらを見つめていて、とても印象的だった。真剣さが伝わってきて心を打った。

*1:「爆心地」と呼ぶらしい、讃岐サポーターの人に教わった