Twitter で id:rubikitch さんがつぶやいてたのに半日遅れて反応してみる。 anything.el 歴三ヶ月の俺が言うのもアレだけど。
デモ動画と anything-users.jp
試してみたけど挫折した人向け。俺も過去に三四回くらい anything.el に挑戦してろくに使えず挫折した経験がある(ろくに使いこなせてないのは今も同じだけど)。続かなかった原因は主に二つあって、一つは「みんなやたらと褒めてるけど、具体的にどうすごいのかわかりづらい」もう一つは「断片的な設定例がブログ等に散らばりすぎていて、ノウハウの取捨選択に手間がかかる」だった。
便利さやすごさは、もう「いいから使ってみれ」というしかない部分もあると思うけど、例えば Twitter でも意見が出ていたように、実際に anything.el を操作してるデモ動画を YouTube にあげるなんてのは効果があると思う。昨日 JSTAPd のデモ動画をみて、やっぱりモノが動いてるところを見るとイメージが沸いて理解の助けになるなと思ったし。
情報が散らばりすぎてることについては、「公式な anything.el の情報源」っぽいものがわかりづらいのも一因があると思う。 EmacsWiki みれって話なのかもしれないけど、もっと anything.el 専用みたいなページがあってもいいのでは。独自ドメインとってみるとか。 anything-users.jp とかね。そのページ自体にはコンテンツはなくてもよくて、「ここは読んどけ」っていう URL へのリンク集で十分だと思う。 Planet みたいに anything.el に関する記事をアグリゲートしたフィードを提供してるとなお良い。
anything.el 設定済み Emacs
興味はあるけど試したことない人向け。自分で .emacs を編集しない or できない、コピペするだけでそこからカスタマイズするのは難しい、という人も少なくないと思う。果たしてそういう人が anything.el を使いたいと思うのかどうかはわからないけど、 elisp でトラブルがおきたとき自力で解決できる自信がない人(自信がないので .emacs をいじってまで試そうとは思わない腰の重い人)向けに、設定済み Meadow のような anything.el 組み込み済み Emacs を配布するのはどうだろう。ダウンロードしてきてすぐ試せます、というのは結構いいんじゃないかと思う。
ただ、ビルド済みのバイナリを配布するのは置き場所やトラフィックの問題もあるし、 Emacs と anything.el いずれにもバージョンが追随しないと意味がなくなるので、更新の負荷も高くなってしまいそう。 Kayac の BM11 がやったようにカスタマイズ済みのソースツリーを github に置くという方法もあるけど、 .emacs をいじれない人に自分で Emacs をビルドしろというのも酷な話ではある。それでも ./configure; make; make install のほうが ((())) よりも親しみやすいと感じる人は少なくないはずだ。
長ったらしい割に月並みなことしか書いてないなぁ。まぁ、継続的に言及され続けているっていうのも、新しく知って興味を持ってもらうためには必要なことだと思うので、 elisp 一行も書いてないエントリだけど書いてみた。