@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

雑って言うやつが雑

「雑」というレッテルをはって何か言った気になる、そういう姿勢は良くない。「雑」だけでは何が問題なのかもどうすれば解決できるのかも(そしてそもそもそれが本当に問題なのかも)全くわからない。問題の分析をサボっている。「雑」という雑な言葉で雑なレッテルをはる行為そのものが雑なのだ。

「雑」という言葉を使うのをやめるべきだ。いい加減な言葉を使っている限り、問題に向き合い考える習慣は身につかない。事象を説明する適切な言葉は何か。それについて考える過程ではじめて問題分析の入り口に立てる。あらゆることを「雑」の一言で済ますのは、思考を放棄しているに等しい。

最近読んだもの

第4回 小芝流“やってみなはれ”の極意【後編】 | キャリアログインタビューシリーズ あのエンジニアのキャリアがしりたい! | キャリアログ | ヒューマンリソシア

自己分析、外部環境などの認識の仕方、デレク・シヴァーズを持ってくるところ等々、自分の考えと非常に近い。というかほぼ同じで驚いた。

支持政党なし

参院選の選挙公報がポストに入っていたので眺めてたら「支持政党なし」というのが目に入った。ふざけた名前だな、と思いつつも、「党・候補者としての政策なし。支持者に法案の賛否を問い、多数決の結果に応じて議決権を行使しに行くだけ」というマニフェスト(と呼んでいいものか)にはびっくりした。

「支持政党なし」という紛らわしい政党名が現行の選挙制度に対するハックなら、法案の是非の判断とそれに基づく議決権の行使という議員の特権を議員以外に開放・委任してしまおうというのは間接民主制に対するハックといえる。そのハッキング精神は見事だと思う。

立候補の届け出の抽選にわざと遅れていって、複数候補者で大きい番号のポスター枠を連番ゲットするという手法も、つくづくハッカーっぽい感じで脱帽。

支持政党なし on Twitter: "東京の公営掲示板を一人ずつ見直しましたら、支持政党なしの候補者のポスター以外は、政策なんて一切書いていないのが多く、抽象的な言葉ばかりですよ!拡大して見てみて下さい。政策一切なしの支持政党なしが、一番具体的な事を書いてありますから。 https://t.co/P6PNuy6FzE"

シュールだ。そこは本質的なことではないんじゃないかなぁという気もしつつ、でも一理あるとも思う。

BOOK LAB TOKYO のパトロンになった

一番安い3000円のだけど。

camp-fire.jp

Quipper オフィス移転の際に内装などを手がけた方が BOOK LAB TOKYO にも関わっていて、その縁で存在を知った。本屋が増えるのは喜ばしいことだ。変わった本屋ならなおよい。そして夜遅くまで営業してるのもよい。さらにコーヒーが(深夜に)飲める。これはうれしい。

初めてクラウドファンディングでプロジェクトの支援をした。ゼロ年代にブログ界隈でよく話題になっていた「投げ銭」が具現化したものがこれかと思うとちょっと感慨深い。


「変わった」は最初 conceptual と書こうとしたが、意味を調べたらなんか違うようで、けっこう迷ったあげく面白みのない表現になってしまった。 inspiring でもないし、 opinionated でもないし、 enlightening でもないような。

マージナル・オペレーション(6)

表紙は期待できそうな感じだったのに戦闘シーンが一切なくて退屈だった。おまけ漫画はよかった。

マージナル・オペレーション(6) (アフタヌーンコミックス)

マージナル・オペレーション(6) (アフタヌーンコミックス)