@kyanny's blog

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LAPRAS SCORE

半年前に、こっそり確認したスコアはこちら。ビジネス力がやや下がったようだ。

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LAPRAS 内での順位が出るのは面白い。「あなたの技術力は 169 万人中の 600 位です」と言われて悪い気はしない。というか 169 万人という母数の数字が面白い。関係ないのもたくさん混ざっているのだろうけど、規模感の把握として興味深い。

こちらは AI 推しなだけあってプロフィール入力すらない。サインアップしてしばらく待つとすでにずっと前からクロール済みだったデータが見えるようになるという話で、おれは自分の個人情報にあまり頓着しないので、インターネット上の公開情報だ好きに使ってくれ、という感じなのだが、人によっては気持ち悪く感じるだろうなと思う。

しかしそれだけ簡易な登録導線にもかかわらず、 Findy のほうが体験としては良い印象だった。なぜかというと LAPRAS では登録時に「職種」をフリーワードで入力させるのだが、これが良くなかった。ある程度文字を入れると補完候補が出てくるのだが、どういう候補があるかは文字を入力してみないとわからないので探り探りな感じになって、面倒だな、と感じた。こういうのはサービス側で正規化したリストを提示して選ばせる + 該当しない場合にのみフリー入力させるのが良いと思う。

Findy の スキル偏差値 89

期せずして 575 っぽいタイトルになった。

「偏差値」といっても本当に偏差値なのかは明らかではないので 89 がどんなもんなのかという話ではあるが、「60 の壁を超えられるか」みたいなキャッチコピーが Findy 公式ブログに書いてあったり、水が溜まってる風のスキル偏差値のイラストの雰囲気からしても、なんとなく 100 点満点くらいのイメージなのか?という感じはする。 100 点満点で 89 点ならまあ割と良いほうだと思うし、そう言われて悪い気はしない。

ただ、 GitHub のアクティビティ履歴のみから算出している割には、正直ちょっと高すぎる気がしており、自分のスキル偏差値を見たときは「なるほど?」と思った。ここ二年くらいは public activity はほぼ真っ白という感じなので、これで 89 なら毎日 OSS 活動している著名プロダクトのコミッターとかだと 1000 点くらいになってしまうのでは、と思う。

スキル偏差値だけでなく推定年収予測というのも出てきた。これを見たときの感想は「なるほど」。

ところで Findy は「エンジニア向け転職支援サービスなのに、肝心のエンジニア界隈で評判が悪いらしい」という噂を見聞きしたことがあったが、使い始めのユーザー体験としては素晴らしく良かった。

  • 「自分のスキル偏差値を知る」という、このサービスならではの結果を得るために必要なのが GitHub 連携だけでよいので楽
  • スキル偏差値の算出にある程度時間がかかることを逆手にとって、その間に GitHub 連携では埋められないプロフィール情報を入力させる導線設計のうまさ
    • そして質問項目があんまり多くなくて(どういう感じだったかはもう忘れてしまったが)、普通に楽しく入力し終えたらお目当てのスキル偏差値が出てくる
  • 転職支援サービスらしく職務経歴を入力させるのだが、職務経歴書のファイルアップロード or URL の入力で済み、「アップロードした情報をもとに Findy 側で所定のプロフィール項目への入力を代行依頼する」というボタンがある。非常に合理的
    • ユーザーの心理や行動をよく理解していると思う。特に面倒くさがりな人が多そうなエンジニア向けには、繰り返し作業させないのは大事
    • 「たいてい職務経歴書を何らかのドキュメントとしてすでに持っているだろうから、所定のフォームにコピペで入力するのはダルいはず」と見越している気がする
    • 「Findy だけしか使わない人はそういないだろうから、 Findy のフォームに直接入力するのも、本気で転職活動しようとしている人ほど避けるだろう」みたいなことも見越している気がする

久しぶりに、本当に久しぶりにコードを書いた。今年に入って初だと思う。gRPCのちょっとした写経。ひどい体たらくだが、それでもいい傾向だ。

「FACTFULNESS」買ってみた。紙で。紙で読める実用書を2、3冊くらい常備しておきたい。引用のことを考えると Kindle 版を買うべきなのだけど、電子書籍で読める気がしなかった。YouTube で解説動画を観たので読む必要ないかもしれないけど。話題のビジネス書を雰囲気で買ってしまうのは、なんとなく「卑しい消費行動」という感じがして少し後ろめたい。

どこかのブログで読んだのと真逆だけど、小説は電子書籍(iBooks)で買い、いつでもどこでも読めるポータビリティと読み心地の両立。実用書はパラパラでも読み終えることが大事なのでプレッシャーとプログレスを感じる紙を。そして、引用すべき箇所がとても多かったり、読後も何度も参照したくなるので手元に置いておきたい良書は Kindle 版を買い直す、とかが良さそうに思う。

それにしても Kindle ストアの買う気の失せ具合は不思議だ。あそこにまともなキュレーションとか UX とかをテコ入れしたら劇的に売り上げあがるんじゃないかと思う。

はてなブログのみたまま編集モードと Evernote 貼り付け機能で読書メモを残すのが相性良さそう

Evernote はリッチテキストエディタなので文字装飾(マークアップ)ができる。

みたまま編集モードもリッチテキストなのでマークアップがそのまま反映される。

はてなブログの編集モードのデフォルトを Markdown にしていると Evernote 貼り付けしたときマークアップが全部消えてしまうが(そりゃそうだ)、幸か不幸か Evernote 貼り付けはアプリからはできず、デスクトップブラウザからだと編集モードの変更が簡単にできるので、みたまま編集モードに切り替えて貼り付け、が簡単にできる。

読みながら細かくメモをとるとリズムが悪いので、紙の本なら折っておいて、読み終わってからかキリのいいところで折り目のついてるページを読み返しつつ Evernote にメモをとる、という感じがいい気がする。

知識を操る超読書術

すっかりメンタリストじゃなくて YouTuber になってしまった感がある DaiGo の本(活動の本拠地は YouTube じゃなくてニコ動の有料チャンネルらしいが)。

「本の読み方についての本」を読むのが好きで、これまで知らなかった読書のコツみたいなものが知れるかもと期待して読んだ。

その期待はそこまで当たらなかったけど、良い意味で期待はずれに「人脈とは何か」という考え方に触れられたことと、本は科学書と思想書に大別でき、科学書は新しいほど良いが、思想書は古典ほど良く、読みにくくても古典をじっくり読むことは意義がある、という話が良かった。値段と読書時間分の価値はあった。

 

知識を操る超読書術

知識を操る超読書術

 

 

自分の何かを変えたい、変わりたい、変わらなくちゃいけないという気持ちになったとき、人は本に手を伸ばします。そして、人間は変わらなくてはいけない理由がないと変わることができません。
つまり、どのジャンルの本であれ、「これを読もう」と思い立つということは、あなたの心が変化を求めているサインです。

 

あなたは、世の中に役に立ついい本と役に立たないダメな本があると思っていませんか?どうせ読むなら、役に立ついい本を選びたい。
しかし、本は読み手の状況によって、その価値が大きく変わります

 

メルボルン大学の「セルフテスト」
 
対策としては、最初から最後まで読まなければいけないという思い込みを捨てること。
特に内容が充実した本の場合、気が向いた数ページを読むだけでも多くのものが得られます。
分厚い専門書などは、興味のあるところをちょこちょこつまみ食いしていくように眺めていきましょう。生真面目に「一日10ページ読む!」と決めてしまうと、それがストレスとなってしまいます。
 

 

ワーキングメモリを鍛える「デュアルNバックテスト(DNB)

 

DNB-15分IQアップ脳トレゲーム-

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ルメルト「良い戦略、悪い戦略」
この本を読んでいて痛快だったのは、悪い戦略をばっさばっさと切っていく分析部分で、ブレることがいかに愚かなことかを再認識させてくれました。
 

 

『人脈とは誰かを知っていることではなく、誰かに知られていることです。それも「あの人は何々が得意で、何々の相談に乗ってくれる」といったところまで伝わっていてこそ、人脈だといえます』

 この「人脈」についての説明がこの本で一番印象に残った。しかしこの一文は「他の本の要約の例」みたいなやつで、出どころが謎という。

 
インターリーピング睡眠
「この章は重要だから最後まで読み終えてから休憩しよう」
ではなく
「疲れを感じたら切り上げ、眠る。起きてから続きを読み始める」

 

科学者と思想書
評価の定まっていない本を読むよりも、古典から古びることのない「真理」を学ぶほうが効率よく知識を習得することができます。正直に言ってしまえば、ビジネス書の新刊を100冊読む時間があるのなら、古典に向き合ったほうが得られるものは多いはずです。

 お前が言うか、ってやつだ。