期せずして 575 っぽいタイトルになった。
エンジニア向けスキル偏差値の診断結果、私の偏差値は、 Ruby 89.0、 JavaScript 85.0、 Others 85.0 でした。あなたもスキル偏差値をチェックしよう! https://t.co/gcZqnPG6Fa #findy #スキル偏差値
— Kensuke Nagae (@kyanny) March 24, 2020
「偏差値」といっても本当に偏差値なのかは明らかではないので 89 がどんなもんなのかという話ではあるが、「60 の壁を超えられるか」みたいなキャッチコピーが Findy 公式ブログに書いてあったり、水が溜まってる風のスキル偏差値のイラストの雰囲気からしても、なんとなく 100 点満点くらいのイメージなのか?という感じはする。 100 点満点で 89 点ならまあ割と良いほうだと思うし、そう言われて悪い気はしない。
ただ、 GitHub のアクティビティ履歴のみから算出している割には、正直ちょっと高すぎる気がしており、自分のスキル偏差値を見たときは「なるほど?」と思った。ここ二年くらいは public activity はほぼ真っ白という感じなので、これで 89 なら毎日 OSS 活動している著名プロダクトのコミッターとかだと 1000 点くらいになってしまうのでは、と思う。
スキル偏差値だけでなく推定年収予測というのも出てきた。これを見たときの感想は「なるほど」。
想定年収予測の結果、私の想定年収は、1030万円〜1130万円でした。
— Kensuke Nagae (@kyanny) March 24, 2020
あなたの想定年収は高かった?低かった?あなたも想定年収をチェックしよう! https://t.co/uRMC5SBiiA #findy #想定年収予測
ところで Findy は「エンジニア向け転職支援サービスなのに、肝心のエンジニア界隈で評判が悪いらしい」という噂を見聞きしたことがあったが、使い始めのユーザー体験としては素晴らしく良かった。
- 「自分のスキル偏差値を知る」という、このサービスならではの結果を得るために必要なのが GitHub 連携だけでよいので楽
- スキル偏差値の算出にある程度時間がかかることを逆手にとって、その間に GitHub 連携では埋められないプロフィール情報を入力させる導線設計のうまさ
- そして質問項目があんまり多くなくて(どういう感じだったかはもう忘れてしまったが)、普通に楽しく入力し終えたらお目当てのスキル偏差値が出てくる
- 転職支援サービスらしく職務経歴を入力させるのだが、職務経歴書のファイルアップロード or URL の入力で済み、「アップロードした情報をもとに Findy 側で所定のプロフィール項目への入力を代行依頼する」というボタンがある。非常に合理的
- ユーザーの心理や行動をよく理解していると思う。特に面倒くさがりな人が多そうなエンジニア向けには、繰り返し作業させないのは大事
- 「たいてい職務経歴書を何らかのドキュメントとしてすでに持っているだろうから、所定のフォームにコピペで入力するのはダルいはず」と見越している気がする
- 「Findy だけしか使わない人はそういないだろうから、 Findy のフォームに直接入力するのも、本気で転職活動しようとしている人ほど避けるだろう」みたいなことも見越している気がする