@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Bizmates Program: Level 4 Rank D Lesson 12: Mind Reader

ミスベタ褒めと。「こんにちは、まだこんにちはの時間かしらね?どんな調子?」今日はだいぶたくさん仕事を片付けて、あとなんか昨夜はよく眠れなかったみたいで、疲れてますね。レッスンが終わったら早めに仕事を切り上げようかと思ってます。なんか割と長めにスモールトークで喋ったけど内容はよく覚えてない。あ、技術サポートの仕事ですと話したら、忙しさとか対応の難しいケースがあるかとかそういう話をしたんだった。

Lesson 12 の冒頭から。レッスンに入る前に、職場の人間関係、コミュニケーションは難しいトピックだ、みたいな話をしてから words & phrase へ。to spelle something out を informal な表現だと spoon feeding と言えるわよ、と教えてもらった。

to spell something out or spoon feeding= to give someone so much help or information that that person does not need to try himself or herse

See パート。読み終わったら「あなたが読むのを聞いてて、心は読んでないけどね(タイトルが mind reader なので)、単語や表現にちゃんと意味を持たせながら読んでいることが伝わってきたわ、それはあなたの強みよ」とまた褒め。内容に関する質問、Chris が Emi に期待してることは?Emi は経験と能力があると思っていて、もしわからないことがあれば Emi のほうから聞いてくることを期待してる。Chris は Emi とのコミュニケーションにおいてとても passive 受け身だといえる。「この状況ではどちらがイニシアチブを取るべきだと思う?」うーん、Emi かなあ、feedback が足りないと言っているけど、それを Chris にちゃんと伝えたのか不明だよね。Emi は雇われてる身だし、自分が役に立つことを証明してクビにならないためにも、フィードバックなり情報なり仕事を果たすために必要なものはちゃんと要求しないと。「あなたはとても sensible だわ、See パートのリーディングを聞いてるとき、まさにその質問、どっちが最初に動くべきなんだろうと考えてたのだけど、あなたの意見を聞いて、確かにその通りだわと納得したわ」まあもちろん、僕の意見に反対というひともいると思うけどね、Chris が上司なんだからイニシアチブを取るべきという意見もあるだろう「ええ、そうでしょうね。でも私はあなたと同意見だわ」Emi は、Chris のどこを改善すべきと感じているか?指示なりフィードバックなりをもっと与える必要があると考えているよね。ただ、Emi もやや passive だといいたい。理由はすでに述べた通り。

レッスン時間過ぎてたが議論が続き、時計は 57 分を過ぎて、「あなたとは二時間だって議論していたいわ、とても sensible だわ」とまた褒め。またぜひ次回も、とレッスン終了。この人とのレッスンだと議論が真を喰った内容になって、話してて面白いなあ。そしてプレッシャーは感じないのもいい、圧はわずかにあるっちゃあるけど、焦らされるような感じはしない。まだ四回目?だけど、これは Tier 1 入り確実だ。

stats

久しぶりに目に入った。

総投稿数は 5500 を超え、まもなくゾロ目に。はてなブログになってからの投稿日数は 2000 日の大台を超えていた。

が、日数のほう、なんかちょっとおかしい気がする。はてなブログをはじめてからの日数が 2000 を超えてるのにはてなダイアリーから通算の日数が 2900 しかないわけない、と思ったがやっぱりあってるかもしれない。

はてなダイアリーの頃は、書き始めた初期こそハイペースだったけど、ダイアリーという名前とは裏腹に日記的な使い方はしておらずむしろブログとして割とちゃんとしたエントリーを書くようにしていた。なので月の投稿が一つ二つなんてのもザラにあった、はず。

一方はてなブログになってから、特にここ五年くらいはこちらも名前とは裏腹に完全に日記的な使い方をしていて、投稿数だけはやたらと多い。しかも特定の日に何回も投稿するのではなく、ほぼ毎日コンスタントに投稿する(日記的であるがゆえに)ので、日数は多くなる。

2000 日は約五年半、2914 日は約八年。それだけの期間、一日も休まず日記をつけたのと同じだけ、2005 年から 19 年くらいかけて何かしらここに書いてきたというわけだ。

何年か前はこの手の stats をけっこう意識していたけど、最近は正直もはやどうでもよくなってきている。5000 投稿だろうが 2000 日だろうが、それ自体はただの数字だし、積み上げてきたものといっても所詮は(画像や動画と比べれば)わずかなサイズのデジタルデータに過ぎない。費やした時間だって、バカにならないどころか割と尋常ではない時間を費やしてきたとは思うが、過ぎ去った時間の長さを論じてもどうせ戻ってこないのだから仕方ない。

投げやり・捨て鉢になったというのともちょっと違っている気がしていて、数や量の大きさも含めて自分の一部になっており、特別なものと感じなくなった、当たり前になった、という感覚だろうか。

Cursor を試した

Cursor - The AI-first Code Editor

SNS で名前はちらほら見かけていたけど、どういうものか勘違いしていて、GitHub Copilot と同じエディタ・IDE プラグインで自動補完するやつだが使ってる大規模言語モデルが違う(Codex ベースじゃなくて GPT-4 とか)、という同じ位置付けの競合製品だと思っていたのだが、使ってる人の紹介記事を読んで思ってたのとちょっと違うことがわかった。

The AI-first Code Editor を謳うとおり VSCode ベースのエディタで、自動補完もあるが ChatGPT(あるいは Copilot Chat)のようなものがエディタ部分に密結合されていてよりシームレスに使える、というのが特徴らしい。もちろん Chat も独立してというか傍に並べて使える。

実際少し試してみると、確かにエディタ内で Cmd+K で小さいプロンプトが生えてきて命令を書くとコード生成してくれる、というのはテンポが良いと感じた。Copilot Chat でも指示して生成されたコードをエディタにコピペというか挿入することはできるけど、そもそも Chat 画面にカーソルというか意識を移動するのが結構なコンテキストスイッチになる感じはあった。コーディングと Chat エージェントとの対話は別のアクティビティであるという認知がありそう。それがなくなる、感じなくなるだけでも体感に差があるのだ、という発見があった。

自動補完を使う機会に乏しいプログラマ人生だったので、Copilot の自動補完(というか補完候補をうっすら見せてくれるやつ)にどうも苦手感がある。補完決定のキーバインドがエディタによってまちまちだったり(タブだったりエンターだったり)、で打ち間違えてやり直すときが一文字削除してまた一文字打って待つ、みたいな原始的な手段しかなくてテンポが悪かったり(文字の入力で自動起動するのだけでなく明示的にその場で補完候補の提示を即座に開始させる機能・命令・専用のキーバインドが欲しい)、近年あれでだいぶプログラミングのやる気を削がれている感じがあった。

Cursor はファーストインプレッションの感触は良かったし、これはもはや自分でキーを叩いてコードを書くための道具ではなくて、エディタ上で直接コード生成させるプレイグラウンド的な新しい道具なのだ、というメンタルモデルの変化が発生した、ような気がしなくもない。とすると、Emacs 以外のほぼあらゆるモダンなエディタ・IDE を使うとき常にストレスの種だった「キーバインドが覚えられない・手に馴染まないので考える速さよりずっと遅くしか入力できずイライラしてやる気が失せる」問題に対する回答になりうるかもしれない。そもそも自分で(ほとんど)コーディングしないのなら、効率的なテキスト編集や高速なタイピングも不要で、Cmd+K と手短な自然言語のテキスト入力だけでいいならエディタなんてなんだって大差ないのだ、それこそブラウザの textarea で ChatGPT に命令するのと変わらない。

もうちょっと使ってみつつ、これでコード生成ドリブンで新しい言語の学習とかやってみるのもいいかもなと思う。生成させたコードを片っ端から説明させていく感じで。

パスポートを申請した

海外へ行く予定があるからではなくて、GitHub Certifications の試験を受けるにあたって氏名が英語表記の身分証明書が必要になったから。前回同様、今回も 10 年パスポートにした。

申込時にオンラインフォームに氏名を記入する欄があって、「政府発行の身分証明書と正確に一致する氏名を記入せよ」的なことが書いてあった。マイナンバーカードも運転免許証も氏名は日本語表記で、ローマ字表記はない。ローマ字表記の公式な身分証明書は、日本ではパスポート(と在留カード)しかない。

日本語表記で申し込んでも身分証明書と正確に一致はするはずだから(コンピューターでは正確に表示できない漢字は使われてない氏名なので)いけるかもしれないが、受験時に身分証を提示する相手は外国人の試験監督かも知れず、漢字が読めないという理由で reject されるリスクがある、かもしれない。あと、仮に通ったとしても発行される証明書に漢字で氏名が表記されることになるのはちょっと格好悪い(し、日本語読めない人に正当な証明書と認識されないリスクもあるかも)。

ネットで受験者の感想などを少し調べると、やはりパスポートを用意するのがこの手の試験の定石のようなので、それに倣った。

前のパスポートは 2012 年 10 月に発行された 10 年パスポートで、二年前に失効した。パスポートセンターにそれも持参して無効にしてもらった。穴あけパンチで VOID と打たれた。

無効になったパスポートを改めて見返すと、日本(都台湾)の出入国のスタンプは几帳面に隙間を開けず並んで押されているのに、イギリスは(スタンプの形状の問題もあったのかもだが)並び順を無視して隣のページの隅に押していたり、フィリピンはスタンプの上にやたらと走り書きがあったりと特徴があった。ひどいのはメキシコで、確かに行ったのにスタンプが見当たらないのでページをめくっていったらずーっと後ろの方にあるページに押してあった。いい加減にも程がある。

パスポート用の写真をコンビニにあった写真撮影機で撮ったら 1,000 円もして、この用途で一枚しかいらないのに高いなと思ってたらパスポート発行手数料が 14,000 ときいてだいぶ高くてちょっと面食らった(受け取り時に金額分の印紙を貼るので今日必要ではなくて助かった)。

Bizmates Program: Level 4 Rank D Lesson 11: A Matter of Safety

ミス洗練と。今日はなんか前髪をおろしていたからか、普段と印象が違って見えた。スモールトークはこちらがイニシアチブを取り、フィリピンではエイプリルフール(のジョーク)って一般的なの?と聞くと、「子供の頃は家族にいたずらしたけど、最近はもうしないわね」会社とかはどう?冗談で偽のウェブサイトを作ったりとか「あんまり聞かないわね、でも前勤めてた会社でチームリーダーが、おどけた感じの男性社員にいたずらで、研修の試験をパスできなかったからクビよと言ったことはあったかな。事前に他のみんなには冗談だと伝えた上でね。彼は本当にクビだと思ったみたいだけど、でもその場をうまく切り抜けていたわ」へえー。日本では十年くらい前までは、企業がこぞってオンラインでエイプリルフールのジョークの面白さを競ってたんだよ。昔はそういう、ビジネスに不要なことも楽しもうという文化があった。でも時代の流れでそういうものは流行らなくなったね。「冗談をいうのは、時と場合によっては offensive に受け取られることもあるものね」そうだね。などと、長めにお喋りした。

エイプリルフールのジョークのようなやつは prank : practical joke という。Prank gone wrong というタイトルの YouTube 動画とかよくある?らしい。

Lesson 11 の Act から。今日はおさらいなどはなし。ロールプレイで、おれが男性社員、彼女が女性社員で、彼女がオフィスを出るときに安全に車まで辿り着けるよううまいこと随伴を申し出るのがミッション。ちょうど同じタイミングでオフィスの外に出る用事がある、という体で(残業しなきゃならないから夕食を買いに)、会話の始め方とそこまでは良かったのだが、肝心の「途中まで一緒に」をダイレクトに言い過ぎて「なんで?」みたいな感じになり、ほら強盗が・・と言ってしまったが最後、「感謝するけどそれには及ばないわ」と丁重に断られてしまった。その後また取り繕って言い直してどうにか随伴できる流れに戻したけど、リアルの会話だったら失敗。ミス洗練にも「最初は良かった、でも Tim のメモの話を出されちゃうと、この人は oblige だから申し出てるのだとしたら悪いなって思っちゃう」と。どういうふうに言うのがスマート?と聞くと、

  • I'm about to go out now.
    • これはおれが言ったのと同じ
  • are you leaving now? とか are you heading down to the basement? とか聞いて、yes あるいは↑と言われたら
  • It's great! I'm actually going to my car and get my keys.
    • actually~ 以下はなんでもいい、とにかく適当な理由をつける。まあ going to my car は必須、なぜなら駐車場まで一緒に行く必要があるのだから。
  • So, I guess I'll see you around the basement.
    • これがうまい!というかおれが下手で言えなかったところ。直訳だと「地階で多分また会うでしょう」になっちゃうけど、こう言いながら自分も席から立ち上がって出かける準備を始めれば自然と一緒にオフィスを出る流れに繋げられる。そのあとは歩きながら適当に雑談して時間を潰せばいい(それはそれで、今夜の予定は?とか聞くとダイレクトすぎるので、なんか話題を用意しないといけないが、それはまた別の話)

おれがこのような状況に出くわす可能性は低いと思うが、こういうのがさらっと言えるかどうかが英語コミュニケーション力の差なので、練習しておきたいところ。

その後、「フィリピンではあちこちにライフルを持った警備員がいるから(男性従業員のエスコートは)不要だと思うけどね」ああ、マカティのグリーンベルトとかモールへ行ったとき、本当にライフルを持った警備員がいてびっくりしたよ。「あら、フィリピン来たことあるの?なんで知らなかったんだろ」それは多分ずっと前に言ったけど忘れてる可能性もあるよ、おれもあなたに言ったか覚えてないけど。「日本ではライフルや拳銃の所持やライセンスはどうなってるの?」害獣を駆除して住民を守るために、猟師だけが特別に所持を許可されてるよ。幾らかのお金はもらえると思うけど、ビジネスとしてではなく、ほぼボランティアでやってる。それをハンターと言ってたら「それは ranger: a keeper of a park, forest, or area of countryside のことね?」と。ああ確かにレンジャーのほうがしっくりくるわ。hunter だと、猟師として生計を立ててる人っぽいニュアンスになるのかねえ。ちょっと英語ネイティブに聞いてみたいところ。

ここまででレッスン終了、次は Lesson 12 から。