@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Bizmates Program: Level 4 Rank D Lesson 16: Equal Opportunity

初めての女性トレーナーと。この人は最初から「私との初めてのレッスンへようこそ!」と言っていた。今日はどんな日?からの、在宅勤務の仕事であることなどを話し、「stuck in a rut と感じることはある?」と画像検索の結果も見せてもらいながら聞かれ、そこまでじゃないけど、毎日の仕事がルーチン作業だなと感じることはあるね、などなど。チャットに短くだが色々直しを書くタイプで、a few = some, few = not a lot of という説明をされたが、しかし驚いたのは a few = many だと言っていたこと。本当か?しかし「私が高校で学んだのはこうだ、ググってご覧なさい」と言っていたなあ。

スモールトークで十五分以上使ったが words & phrases には進み、「on edge に感じるのはどういう時?」仕事の面接を受ける前とか、実際にはないけど怒ってるお客さんとビデオ会議する前とか?to spell trouble がらみで「パンデミックは多くの人に問題を引き起こしたと思う?」ええ、大勢が影響を受けましたね。でも僕は比較的影響を受けなかったほうかも。元々内向的でインドア派だったので、外出できない時期も家にずっといてもあまりストレスを感じなかった。「私の息子と同じね、彼も内向的なの」あとは「あなたの仕事はあなたに実によく合っている suitable と言えるわね、conducive だわ」とも。

ここまででレッスン終了。「あなたは good communicator だわ、多くのビズメイツトレーナーがあなたとの会話を savor することでしょう」と褒められた。印象は・・うーん、若干だが、教え方が厳しい「先生」っぽさを感じたなあ。会話はちゃんとキャッチボールにはなっていたとは思うが。

'A few' means 'some', whereas 'few' means 'not a lot of

embrace- to put to one's heart

to be stuck in a rut- too fixed in one particular type of job, activity, method, etc., and needing to change

I have a few friends in the countryside. == MANY friends

I can read between THE lines.

Australian- [ aw-STREYL-yuhn ]

to figure out

to get their thoughts across

I'm that kind of person who IS not directly affected by it.

conducive- favorable

savor- enjoy

Bizmates Program: Level 4 Rank D Lesson 16: Equal Opportunity

ミスいとうあさこと。「今日はどんな日ですか?」至って普通ですねえ。「週末は?」えーと、not eventful だったけども・・部屋がすごく汚れてることに気づいて(畳にカビ)、奥さんと掃除しましたね。あと、そうだ土曜は奥さんが友達と会う用事があって、僕はその分自由時間がたくさんあったので、本を二冊も読めました!一冊は途中だったけど。「私はまだ紙の本が好きだけど、あなたは?」一冊は紙の本で、「なぜ仕事してると本が読めないのか」というテーマに興味を持って、そういうテーマだから紙の本がいいかなと思ったんですよね。で、数年ぶりに紙の本を読んだ気がするけど、読みながら読書ってこういうものだったなと感覚を思い出してきて、そのおかげで二冊目は電子書籍だったけど週末の間に読み切れちゃいました。読むのとても遅いのに。「次は英語の本を読んでみましょう!」え、ええ、そうですね・・と十分くらい雑談した。

Lesson 16 の冒頭から。warm up question に長々と答えたので、それだけで終わり。「performance evaluation についてどう感じる?」えーと、従業員としては、恐怖は感じないけど面倒くさいですね。会社も上司も優しいので厳しい評価を恐れることはないけど、自己評価や同僚へのフィードバックを書くのが大変。でも、以前マネージャーとして働いてたときは、とてもストレスフルなイベントでした。自分が評価する側で、評価に基づいて部下の昇進や昇給を決めなきゃいけなかったし、昇進しない人への説明なども、オブラートに包んで言わなきゃいけなかったし。「あなたの上司のフィードバックはどういう感じ?」とってもソフトです。オーストラリア人なので、あまりダイレクトなことを言わない。ビズメイツの Level 4 Rank A のレッスンが国ごとの文化の違いだったけど、それらと書籍「異文化理解力」などのお陰で、ポジティブでソフトなフィードバックの中にある重要なネガティブフィードバックの部分を聞き逃さないようにしないといけないと気づきました。

ここまででレッスン終了、次は words & phrases から。レッスン開始時は音声の遅延がやや目立つので不安だったが、最後の方はかなり同期していた。

なぜ働いていると本が読めなくなるのか

少し前にSNSで話題になっていた本。最近読書ができていなかったので、身近なテーマだと思って読んでみた。数ヶ月ぶりに読了できた本。

人々は本を読む余暇・余裕もなくなるほど全身全霊で仕事しており、そういう態度を称賛する文化や社会の仕組みがそうさせているが、そういう生き方は燃え尽きのもとであり健全とはいえないので、仕事でも趣味でも読書でもなんでも「半身」でやりませんか、というのが本書の結論。

それに至るまでに、そもそも近現代の日本において読書はどういう位置付けだったのかをたどるのに七割がたのページを割いていて、それ自体は面白い研究として読めたが、結論との結びつきが弱く、結論への持っていき方が強引で、唐突なまとめ方だと感じた。「読書の歴史」パート全部無くても良かったのでは。それだとページ数が足りず書籍にできないとは思うが。

全身で仕事に打ち込む風潮、それを助長する社会の仕組みをどのように変えていくかの具体的なアイデアはないけど「まずはあなたから、私たちから働き方、生き方を変えていきましょう」という提言で終わっているのは、確かに一人一人が自ら変わっていくことが大事だなと一定の納得感はある一方で、現代の資本主義・新自由主義(自己責任と自己実現)が変わらないまま自分だけが仕事を「半身」でし始めれば、単に競争から降りて負けるだけであり、いわゆる「勝ち組」でなければできないじゃん、と白けた感想も同時に持った。

自分が新自由主義的な思想に相当染まっている・それを内面化していることに気づいたのが一番の収穫だったかもしれない。二十代の半ばくらいからごく自然に「自己責任、会社は守ってくれない、自分の人生は自分で切り開く」という価値観を持っていて、クローン病になったことで人生観が大きく変わったことがきっかけだと思っていたが、実は単に世の中の価値観の変遷に知らずと巻き込まれていただけなのかもしれない。

平易な文体でさらっと読みやすいが、同じ内容を何度も繰り返し書いたりして冗長だった。論説調の本ではなくて、エッセイとかならちょうどよさそう。あとがきは文体と内容がよく合っていると感じた。

Bizmates Program: Level 4 Rank D Lesson 15: A Matter of Perspective

二日連続でミスマジオペと。「今日もレッスン予約してくれて嬉しいわ!ハッピーフライデー!今日はどんな調子?」いやーめっちゃ疲れてます、早朝に猫が粗相をしちゃって。それで寝不足なんです。奥さんが片付けてくれたんですけどね。からの、その猫は昔からおしっこのトラブルがあって、とか、もう一匹のほうは全くそういうことがないんだけどねとか、猫トークをした。

Lesson 15 の Try 4 から。性別による役割は将来変わって行くと思うか?もちろんイエス、今もすでに変わっている。例えば、昔は女性が母親になると仕事を辞めて家庭に入り子育てをし、子供が大きくなってからパートタイムの仕事を再開するくらいだったが、今は母親になっても産休・育休をとってフルタイムの仕事に復帰する人が多くなっている。うちの会社でも、僕の部署の幹部が出産したけど半年くらい育休をとって戻ってきて、それから程なくしてさらに出世した。子育てしながらも仕事にコミットしてきたことを評価されたのだと思う。これに限らず、いろんな面で変わって行くんじゃないかな。でも、完全に役割の差がなくなることはないだろうな、とも思う。「将来何が変わると思う?」うーん、料理とか?男性も料理する人はいるけど、週末の趣味だったり、特別に美味しいものを食べたくて作ったり、一人暮らしで自分用に作ったりが多い。家庭を持っている人で、家族のために毎日の食事を作る人はまだ少ないと思う。一人暮らしで自炊してた男性でも、結婚すると奥さんに料理を任せちゃうことは多い。これは将来もっと変わって行くんじゃないかな。僕は全く料理しないので、いつ奥さんに料理しろと言われるか戦々恐々としているけどね。

Act。ジョージが信念に基づいてオフィス清掃を買って出ることにし、男性相手には「君も手伝ってくれないか?」女性相手には「他の男性にもやるようにあなたから言ってくれないか?」さあどう反応する?回答する前にまず、自分はジョージの考えに大賛成、なんならジョージが入社する前から自ら進んで雑用を引き受ける人物でありたいと思う、けどそんなに強い人間じゃないから多分空気を読んで、周囲との衝突を恐れて、内心はやったほうがいいのになと思いながらも行動には移せないのが関の山かも。という前提に基づいて、考えうる反応二つ。一つ目、素晴らしい提案をありがとうジョージ!僕もそうするべきだと思ってたところなんだよ。ぜひ参加させてくれ。僕から他のチームメイトも誘うよ。二つ目、声をあげてくれてありがとうジョージ。僕も内心そうするべきだと思っていたけど、自分からは言い出せなかったんだ。ぜひ協力させてくれ。って、結局同じことを言ってるな。「日本では生徒が学校で教室を掃除するってものの本で読んだのだけど、そういうふうに教育されたことが影響を与えていると思う?」まさに!僕も小学校や中学校で毎日教室を掃除してたし、だから大人になって初めて大きな会社に入ったとき、僕らが机で働いてる中を作業着で黙々と床を掃除するおじさんを見てびっくりしたよ、この人は誰だ?って。清掃スタッフだとすぐにわかったけど、会社は清掃スタッフをわざわざ雇って、僕ら従業員がオフィスを掃除しなくていいんだって驚いたもんだよ。だってその前に家族経営の小さい会社にいた頃は、当然オフィスは自分たちで掃除してたからね。オフィスを自分たちで掃除するかどうかは会社の規模と社長の年齢による部分が多いと思う。小さい会社で社長も若いければ自分で進んで掃除するのを気にしないけど、社長が年寄りだと従業員にばかりやらせて自分ではやらない。そういうのは一般的だと思うね。

ここでレッスン終了、次は Lesson 16 から。今日はレッスン前に本当に疲れ切っていて、気軽に話せるこの人でなければキャンセルしていただろう。疲れてるから今日は軽めにいこう、と言うつもりが言いそびれて普段通り割とガッツリ喋ったが、不思議と喋ってるとだんだん元気になってきてレッスン中は疲れを感じなかった。パワーをもらっているなあ。で、これを書いてる最中にまた疲れてきた。これは目だな。目が疲れてるので文字を読む活動がしんどいんだ。

昨日は花粉症で疲弊していたので夕食後すぐ横になり、途中で起きて結局普段と大差ない時間(午前二時台)まで起きていたが、横になっていた時間が長かったおかげで今朝は body battery が 100 まで回復していた。フル充電は久しぶりだ。昨日は身体の鈍った感じも不快で疲れの原因だったが、今朝はそれもおおむね解消されていた。

今朝の上司との 1 on 1 で、シニアポジションへの応募に不採用となった件についてのフィードバックをもらった。面接を通じて、面接官三名が共通して受けた印象は、「トラブルシューティングや関係各所との協働へのアプローチなどがよく整理されている(organized/methodical)が、限られた時間で問題解決手法を次々と試したり、『最後の砦』として単独で問題解決を完結させる力量について十分な強みがあることは示されなかった」、みたいな感じであったらしい。端的にいうと、力量不足。仕事でも、時間的制約の厳しい状況に置かれる立場ではなく(おれのポジションはそういうタスクを担当しない役割なので)、そういう状況の経験が浅いので、そういう状況の経験がおれよりは多い他の候補者と比べて見劣りするのは当然だし、おれ自身もそこは弱みであまり自信がなかったので、妥当な結果だったといえるし、適切なフィードバックだといえる。

そのポジションに採用された人は早速発表されていて、同じ地域の中で(もし応募していたら)採用されそうだなと目星をつけていた数名のうちの一人だったので、やはり、と思った。その人と仕事での関わりは多くないので仕事ぶりは断片的にしか知らないけど、ある分野に精通していることを通常業務を超えた形でアウトプットしているのを何度か見かけたので、そういった部分も評価されたのだろう。応募者はおれを含めて五名いたそうで、残りの三名が誰かはわからないし、知りたいとも思わないが、誰が応募していたとしてもこの結果は順当だったといえるのだろう。

なお、先週の 1 on 1 のときに「後で別途話そう」と言われて「別途」の機会はついぞ予定が組まれなかったが、「先週金曜に声かけようと思ったんだけど日本はゴールデンウィークで休みだったもんでね」と言っていた。会議やら何やらで忙しくしている人なので、なかなか追加の予定を組むのは難しいよなと期待していなかったが、ちゃんと約束を守ってフィードバックをくれた誠実さには感謝している。入社以来、この人がマネージャーで一度のトラブルもなく良い関係を続けられていてありがたい。しかし近々この人の昇進に伴い上司が変わることがほぼ確定していて、残念だし不安もある。

そんな上司の誠実なフィードバックは、とはいえやっぱり気持ちが上がるものではなくて、なんとなく元気がないまま仕事をしていたら、思いがけない嬉しい出来事があった。ある機能を担当する開発チームのエンジニアリングマネージャーから上司とおれ宛に Slack で DM が来た。おれが最近作ったエスカレーションがとても良く書けていて助かった、と褒める内容だった。

エスカレーションとは一般に「上位の管理者に対応を任せたり指示を仰ぐこと」だが、技術サポートの仕事において開発チームに問題の調査を依頼したり不明点を質問したりすることもエスカレーションと呼んでいる。GitHub なので当然 GitHub Issues を使う。機能ごと、開発チームごとに課題管理用のリポジトリがあり、サポートからエスカレーションする際に使う特定の書式のテンプレートを穴埋めする形で Issue を作ると開発チームの担当者が対応する、という流れ。

EM 曰く、開発チームはしばしば曖昧なエスカレーションを受け取って、それがストレスのもとになっている。そのようなエスカレーションは問題点の理解に時間がかかり、実際の調査を始める前に多くの時間を浪費する。おれがその開発チーム宛に作るエスカレーションには一貫して十分な背景情報が含まれており、明快で簡潔に書かれている。事前調査に相当の努力を費やしてからエスカレーションしていると思うが、そのおかげで開発チームは問題解決により多くの時間を費やせる、と。数日前に作ったエスカレーションを一例に挙げてくれた。

おれ自身がソフトウェア開発者だったときにカスタマーサポートからのエスカレーションを受け付ける立場を経験した。エスカレーションの中にはコンテキストが欠けていたり、情報が不足していたりして、調査に難航したり、そもそも何が問題なのか理解することすら難しいものもある。そういうエスカレーションの対応は難しいし、調査が難航して時間がかかるし、必要な情報のやり取りが何往復も発生して開発者もカスタマーサポートもお客さんもストレスが溜まる。

そういう個人的な経験があるので、おれがエスカレーションする側になったからにはできるだけ情報量が多くて理解しやすいものにしようと思い、この開発チーム宛のものに限らず、おれにできる範囲の事前調査は済ませてその結果を記載するようにしてきた。開発者の中には、情報が足りないので調査できないと言い張ったり、問題を正しく理解せず的外れな回答で済ませる人もいて、そういう不誠実な態度は我慢ならないので、言い逃れできないように最初から全ての情報を開示してしまう、という動機もあるが(これを初太刀で殺る(しょたちでとる≒最初に斬りつける一撃で倒す)と呼んでいる)。おれが情報を小出しにされて困った経験から、相手を困らせないようにしているというのもある。

DM の数時間前に、そのエスカレーションを担当した開発者からも同様のフィードバックをもらっていた。おそらく彼が上司に報告、というか共有して、それを受けてその上司がおれの上司(とおれ)にわざわざ知らせてくれた、という流れだろう。ポジティブなフィードバックをくれてそれを EM に伝えてくれた開発者も、それをおれの上司に伝えてくれた EM も、そんなことしても彼らの得にはならないのにわざわざ労力をかけてくれたことがありがたい。たまにこういうことがあると、報われた気持ちになる。