礼節の大切さを説いた本。特筆すべき点はなく、まあそうだよねと想像できる範囲の内容。
「礼節チェックテスト」の項目が載ってるが、採点基準は載ってないので本だけでは役に立たない。著者のウェブサイトで「Assess Yourself」からテストを受けられるが英語。気が向いたらやる。
- 無礼は伝染する。人を介して伝染するので悪影響が大きくなる。礼節も伝染するが無礼のほうがより影響を及ぼしやすい
- 礼節を高めるには、相手の話を聞く(耳が痛い;口は一つ、耳は二つ)、笑顔を見せる、挨拶をする
- 話を聞く態勢を整える。話す前に質問や話題を考えておく、注意をそらす情報が目に入らないようにする(スマホを置かない)、しっかり相手の目を見る、RASA(Receive/Appreciate/Summarize/Ask Questions)
- 礼節ある会社になるためには、無礼な人を採用しない、守るべき価値観を伝える(ミッション・行動指針)、礼節の高さが評価されるような評価システムに改善する(結果ではなくプロセスを評価する;職種によっては難しそうだが)、フィードバックループで無礼な社員に改善を促す・改善がみられなければ解雇する(これまたどちらも難しいと思うが)
- 無礼な人から身を守るには、被害にあった場面を何度も思い出すのをやめる、衝動的にやり返してはいけない(相手と同程度の無礼さに自分を貶めることになる)、食事・睡眠・運動・健康な生活を送る