@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

仕事柄たまに使う、というか基本的な仕組みや使い方を知ってる必要がある VMware の仮想化製品について、元々まったく経験がない分野で苦手意識もあるので騙し騙しやってきたというか避けてきたというかそういう感じでやり過ごしてきたのだけど、やはりちゃんと向き合って基本的な部分くらいは押さえておくべきだろうと思い、弾みがついたのでごくごく基礎的なことを調べて学んだり、手元に試験環境を作成するべく試用版・無償版をインストールしたりしてみている。

なんかそういう過程で学んだことは Scrapbox とかに書くとナレッジベースとして役に立つんだろうけどなあという印象はうっすらあるものの、おれはブログにとにかく新規投稿し続ける・検索して探せなかったらまったく同じ内容でも何度でも書くという頭悪くて古臭いやり方が染み付いていて、なんだかんだいってこれが自分には合っているとも思っているので、とりあえずこうして書き散らしている。

VMware vSphere ... 仮想化製品シリーズ全体のブランドみたいなやつ

VMware ESXi ... 仮想化する機能の本体みたいなやつ

VMware vCenter Server ... ↑ ESXi というやつはクラスタ構成をとることができて、それらを束ねて運用管理するための GUI ツール?

VMware Workstation ... Windows ホスト向けの、仮想化環境を作って仮想マシンを動かせるやつ。教育用途なら無料。無料でダウンロードできるけど利用の際にライセンスキーの登録が必要(ライセンスキーも無料で入手可能)。要は VirtualBox

VMware Workstation Pro ... ↑を商用利用する場合は Pro 版のライセンスを購入する必要がある

VMware Fusion ... VMware Workstation の macOS 版。若かりし頃 VMware Fusion 買うのはちょっとした憧れだった(一万円ちょっとしたので自腹で買うのはきつかった)

VMware Fusion Pro ... ↑同、商用利用用のやつ

ESXi というやつをインストールすればいいのね?ということで調べていたら、「ベアメタル」要するに物理的なコンピューターに Linux とか OS みたいな感じで直接インストールするものらしいと知り、小型コンピューター(Intel NUC)とかラズベリーパイとかの値段を調べたり、いやいや今どきクラウドでできるんじゃないの?と調べて Azure 上で vSphere を動かすソリューションを見つけたが最小構成で月額 200 万円以上かかると知り戦慄するなどして(しかも普通の従量課金じゃなくて、利用開始した時点で料金が確定する特殊なタイプらしく、うっかりやったら新車一台分くらいのカネが消える)意気消沈しつつさらに未練がましく調べていたら nested ESXi という、他のハイパーバイザーで動いてる仮想マシンに ESXi をインストールしてその中でさらに仮想マシンを動かすというマトリョーシカ人形っぽいやつが可能らしいと知り、じゃあ VirtualBox でやるかと思って ESXi 8.0 と ESXi 7.0 をダウンロードしてやってみるもインストーラーの起動中に止まって動かない。ESXi 6 ならいけるのか?と思ったら 6 は無料ダウンロードできず、どうも古すぎてディスコンになったらしい。じゃあ VMware 製品なんだからハイパーバイザーも VMware でやるかと VMware Fusion Player をインストールして仮想マシンを作成し、ESXi 8 をインストールすると見事、無事にインストールできた。VMware Host Client というWebブラウザでアクセスできる管理画面がついてきて、なんかこれ仕事でみたことあるスクショに似ているやつだ・・などと感じ入りながら新鮮な気持ちで眺める。と「サポートバンドルをダウンロード」というリンクを発見し、ちょっとワクワクしながらダウンロードして中身を覗いてみると、当然初めてみるのだが「サポートバンドル」という名称からしてこう親近感が湧く感じで興味深くチラ見した。せっかくだから仮想マシンを作ってみようと思ったが ESXi に割り当てられているストレージの容量が 14 GB くらいしかなくて厳しい。ESXi インストール時に 140 GB くらい割り当てるって出てなかったっけ?と思いつつこういう時は仮想ハードディスク容量を拡張すればいいんでしょ?とやってみてからまた Host Client でストレージ容量の拡張をしてみるも、なぜかうまくいかない。よくわからないがこれは ESXi 自体がインストールされているディスクの拡張ではなくて新しい仮想ハードディスクを追加してやるのがいいのか?と思って一度拡張した方の仮想ハードディスクの容量は減らそうと思ったら減らせない。あーじゃあもういいや、ということで ESXi 8 の環境は消して、ESXi 7 を改めてインストールし直す。

などなど、週末の夜中にゴニョゴニョとパソコンをいじり回していて、二十代前半のペーぺーだった頃に夜な夜な自宅で Linux のインストールを試してはなんかうまくいかず最初からやり直し・・などと非効率で多大な時間の浪費をしていた頃の感覚を思い出して懐かしくなった。あの頃から大して進歩してないな、でも何度も失敗するうちにだんだんなんとなくわかってきてうまくできるようになるのが楽しかったんだよな。