意外にキャリア志向な女性トレーナーと。またも雑談が盛り上がって Asssit Lesson になった。
話した話題はキャリアとグロースマインドセット、スタビリティとセキュリティ。
彼女は先週は子供の世話と台風、今週は台風で一部キャンセルになった子供の運動会?(四日間もやるらしい)で忙しくしてて、それでも仕事と子育てや家事を両立したいと。仕事を持つことはメンタルヘルスにも良いし、ビズメイツの仕事はフレキシブルだし、旦那さんには「仕事がきつければ辞めてもいいんじゃない」と言われるが、六年も続けてきたのだから辞めたくはないと。
そこから、日本の女性はフルタイムの仕事を持ちたがるのか?と聞かれ、自分が学生だった頃は男女平等が叫ばれて雇用機会均等法なんかも整備されたりして女性が仕事を持つことは推奨されていたしそういう雰囲気があったと思うけど、今の若い世代の女性は家庭に入ることを望む人が増えてそう、と言ったら驚いていた。
そこから、昔は日本の会社は終身雇用が基本で、非正規雇用は少なかったけど、法律が変わって非正規雇用が増えたことによって企業側に有利に働いて〜、と、それで正社員になりづらくなったのも若い女性がフルタイムの仕事を望まなくなった、いや望めなくなった一因かも、と繋げたかったのだが、「でも lifetime employment system が変わったことは workers にとっても悪いことばかりではないんじゃないの?」と、この人は徹底してそういう西洋的な価値観でとらえるなあと感心。
この人はグロースマインドセットがとても強いから、西洋のワークカルチャーそのまんまで、「lifetime employment は safety を与えるけど growth opportunity は与えないわよね。西洋の会社は layoff できるからよく働かない従業員はクビになる、そうならないように従業員はスキルを磨く機会が増える」みたいな、そのとおりだが日本人は lifetime employment を通じてスキルも知識もすべて会社が仕事を通じて与えてくれるという考え方に慣れすぎてしまって、自分で努力してスキルを身につけるという発想がない人も多いから、それも過去 30 年間の経済の落ち込みの一因になったと思うよ、などなど。
「私の旦那は安定した生き方が好きで、私は成長志向だから、よくこういう話題で議論するわ」すごいな。そして「安定した」みたいなニュアンスで、contend みたいな音が聞こえたのだが、意味的に違うよなあ。stability とも言ってたので、それに近い単語じゃないかと思うのだが、わからない。
そこで非常に inspiring なことを言っていた。「多くの人は stability = security と考えるけど違うと思うの。一定の収入があるのは良いことだけど、経済状況や家庭のニーズに応じて支出は変化するのだから、一定の収入 = stability は常に十分 = security であるとは言えないわよね」もう 100% 同意です。この辺になると独壇場という感じでこちらは口を挟む余地もなくただ相槌を打って聞いてるだけだったが、途中からリスニングの練習だと思って聴くことに集中した。
この人のあだ名はミスグロースマインドセットかな。