@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Bizmates Program: Level 4 Rank A Lesson 3: The Flexibility of Rules

ミスおたふくと。「こんばんは、また会えて嬉しいわ、今日はどんな日だった?」ちょっと眠かったです、昨夜は猫が寝床を占拠しててあまり眠れなくて。彼を動かすことはもちろんできたけど、そうしたくなかったんです、猫優先なので。「あはは、猫何匹飼ってるの?」二匹です、男の子と女の子。猫を我が子のように可愛がってますよ「私はペットを飼ってないけど、ペットを家族のように大事に扱う人は多いわね。私の友達も犬を病院に連れて行ったりして(とか何か詳細聞き取れず)」ええ、高価なフードに病院、うちの猫のフード代を聞いたら驚く人がいると思いますよ(というセンテンスをうまく言えなくてチャットで直してもらったり)。なんかそんな些細な話だけど相手のリアクションが良くて割と盛り上がった。

Lesson 3 の Try 2 から。「あなたは universalist / particularlist どっち寄り?」自分は universalist 寄りですねえ、ルールには従うべき、だってルールなんだから、と思っちゃう。もちろん中には意味不明なルールもあるけど、まずルールを守って、その上でルールに対して意見したり変更を提案したりするべきだと思う。守るのが先、文句はあと。この順番でないと。逆はないでしょ。などと、ここは割とハキハキ言えた、が、ちゃんとした長さの文章だと今日は頭動きが鈍くてダメだとスモールトークで実感したので 3 ワードくらいの短文を続けるアプローチにしたからなのだった。「その通りね」的な反応。

追加で「unspoken rules についてはどう?」あー、そういうのも従いますねえ、嫌だけど、たとえば満員電車でぎゅうぎゅう詰めの時って、後ろから押されたりしてまっすぐ立ってられないけど、それでも他人に寄りかからずまっすぐ立つべきだ、という hidden rule があると思うけど、こういうのは無理があるなあと思いつつ、破りはしないですね、みたいなのを、だいぶ下手くそなブロークン英語で喋ったがどうにか意味は伝わった。この人はテンポよく相槌を打ってくれるのでめちゃくちゃな英語でもちゃんと会話が成り立ってる感じになるので話しやすい。

Try の 3。「これらの文化の違いはあなたの国と人々にどのような影響をもたらしているか?」ちょっと質問文の意味をとらえかねていたが、少しずらして、日本人ってどっち寄りなのかわからなくなってきた、という話をした。若い頃は日本人は当然 universalist だと思っていた、だってルールを守るから。でも最近は、日本人は「ルールだから守る」ではなく「みんなが守ってるから守る」、「ルールではなく他の人のやっていることに従っている」のだと気づいた。これはドイツ人の「ルールは守る。なぜならそれがルールだから」という考え方とは全く異なる。実際、日本人は電車内で普通食事をしないけど、誰かが食事してると他の人も食事することを躊躇わない、「ああ、あの人は食べてる、この状況では食べても構わないんだ」と考えるから。これって universalist と言えるのかな?どう思う?と、ディスカッションを持ちかけたところ、「あー日本人のことはわからないけど、でも universalist だと思うわ、だって理由はどうあれ、本心でルールを守ろうと思っていないとしても、ルールに従ってるんだもの。フィリピン人も周囲に従うけど、でもほらフィリピン人は stubborn だから(みんなが好き勝手にやってるのを真似するからみんな好き勝手、とでも言いたかったのかな)」と、ここは大いに盛り上がった。

↑の話を受けてだったと思うが、ああ一個面白い話があるんですよ、前に働いてた会社はマニラにオフィスがあって、マニラのカントリーマネージャーをやってた日本人男性と食事に行って帰りにタクシーを拾おうとしてたんです。彼は道路を渡り始めて、でも車がゆっくりだけど走ってきて、止まる気配がなかった。そこで彼は片手を突き出して手のひらを見せて「止まれ」というジェスチャーをしながら普通に歩き続けた。車も車で止まらずゆっくり走る続けた。お互い、その速度ならぶつからないとわかってただろうし、ぶつからなかったけど、僕は彼の後に続こうとは思わず、車が通り過ぎるのを待った。彼は本当に日本人だっけ?と思いましたよ、と。そしたら笑って、「彼は日本人とフィリピン人のミックスカルチャーを持ってたのかもね。そのやり方はエキスパートのやり方ね」と。ええ、自分はエキスパートのレベルに到達することはないだろうと思いました、と締め括った。

Try の 4、「異なる文化の人と仕事する上でのベストアプローチは?」まずは文化の違いというものがあることを知ること、そして自分の文化がなんなのか自覚すること、その上で相手の文化も知ること。「awareness & adjust ね」と 2 ワードでまとめられてしまったが、そういう話を長々と。たとえば日本人のビジネスマンがイタリア人(いかにも particularlist っぽそう)と仕事するとして、文化の違いによるルールへのアプローチの違いに無自覚だったら、イタリア人は約束を守らないし時間も守らないと怒るかもしれないけど、文化の違いを認識して、自分が厳格寄りすぎることを知れば、もう少し柔軟なアプローチを取ろう、と少なくとも努力できる。

残り三分くらいで ACT へ、多分全部終わらんと思ったら案の定。「女性が静かな交差点で信号無視して道を渡る」この件については自分は構わないと思う、なぜなら大人の女性なら at her own risk だから。でももし近くに子供がいたら、真逆の反応で悪いことをしてるなと思うだろう、なぜなら子供に悪い手本を見せているから。「その女性に対してどう反応する?注意する?」あー・・それは言わないなあ、日本では他の人のやってることに注意したりするのはすごく難しい・・でももし子供が友達や親戚の子供だったら、真似しちゃいけないよというと思う。

次、「男性が普通のゴミ箱にペットボトルを捨てた」これも、注意こそしないけど、いけないことをしているなあと思います。だって日本ではたいてい、普通のゴミ箱の隣にペットボトル用のゴミ箱があるから、なぜもう片方に捨てないの?と。「じゃあ捨ててるのが外国人だったら?」あーそれは全然オッケーです、だって彼は日本人じゃないのだから日本(人向け)の unspoken rule に従う必要ないですよ(まあ実際は unspoken ではなくてゴミ箱に書いてあるのだけど、まあ)。「あはは、私最後に日本に行った時ちゃんとペットボトルの方に捨てたかしら」とまた笑ってた。

だいぶ盛り上がりつつ、面白い議論もできつつ、Act の 2 つめまで終わって「あと 2 つ残ってるから、続きは次のレッスンね」とレッスン終了。この人まだ二回目だったはずだがだいぶ相性いい手応えあるなあ。やはりあだ名がスパッと決まる人は良い。しかし実物はほっそりしていて全然おたふくっぽくないのだけどね。

Lesson 3 の Act 2 つめまで終わり。次は 3 つめから。明日はビズメイ太郎さんシリーズから初めての女性トレーナーを予約した。テンション高く、早口、らしい。14 点。そういえばミスおたふくも 14 点で「雰囲気は抜群」との評だった。

  • People will be surprised how much we spend for our cats.
  • That is the adorable point of cats.
  • We can't bend over since the train is so crowded.
  • Awareness of our own culture.
  • They fail to show up on time for the meeting.

brew upgrade emacs-mac

brew upgrade を長いことサボってたので久しぶりにやったら emacs-mac がアップグレードされた影響?で magit が突然動かなくなった。

ログを見ると丁寧な指示が書いてあった。osascript でエイリアスを作れ、というのは初めて見た。Doom Emacs の場合についてまで触れられているのは、ユーザー数(と問い合わせ・バグ?レポート)の多さが伺える。

==> emacs-mac
This is YAMAMOTO Mitsuharu's "Mac port" addition to
GNU Emacs 28. This provides a native GUI support for Mac OS X
10.10 - 12. After installing, see README-mac and NEWS-mac
in /usr/local/opt/emacs-mac for the port details.

Emacs.app was installed to:
  /usr/local/opt/emacs-mac

To link the application to default Homebrew App location:
  osascript -e 'tell application "Finder" to make alias file to POSIX file "/usr/local/opt/emacs-mac/Emacs.app" at POSIX file "/Applications"'
You can use ln -s, but symlinks created this way don't show up in Spotlight:
  ln -s /usr/local/opt/emacs-mac/Emacs.app /Applications

If you are using Doom Emacs, be sure to run doom sync:
  ~/.emacs.d/bin/doom sync

For an Emacs.app CLI starter, see:
  https://gist.github.com/4043945

Emacs mac port also available on MacPorts with name "emacs-mac-app" and "emacs-mac-app-devel", but they are not maintained by the maintainer of this formula.

書いてある通りにして、ことなきを得た。

Homebrew で Emacs といえば emacs-plus が有名で有名で長らく使ってきたし、そもそも GNU Emacs For Mac OS X を使いたいところだが、Doom Emacs は emacsformacosx ビルドは使えないと書いてあり、emacs-plus もやや動作が安定しないと書いてあるので、一番マシそうな emacs-mac を使っている次第。

Bizmates Program: Level 4 Rank A Lesson 3: The Flexibility of Rules

猫が足怪我してた人と。この前レッスンすっぽかしてしまってごめんなさい!その日は予定が色々あってすっかり忘れてしまいました。「いいのよ、そういうことはあるものよ、生徒さんがレッスンに来なかったとき、寝ちゃったか仕事か、大体そういう理由があるモノだから」とまあ気にしてはいない様子で良かった。あとはすっぽかした日が正月休みの間だったので、正月休みは何してた?とか、トレーナーは 1/3 くらいから働き始めたけど生徒さんは 1/4 とか 1/9, 10 くらいから再開する人が多くて少し遅れて再開する傾向がある、とかそんな話をした。猫の怪我の話は聞きそびれた。もしものことがあったらと思うと気が引けてなあ。口ぶりから、そこまでの怪我ではなかったとは思うが。

Try 1 からだが、ここはたっぷり例を出して話したのでめっちゃ時間を使ってここしか消化せず。Universalism の pros には社会の秩序が守られる(日本では人は大人しく行列に並ぶ)、cons は柔軟性がなくて官僚的になる(泣いてる赤ん坊を抱いたお母さんが列の後方にいたとして、前方の人が順番を譲る、みたいな例外を許さない人が多い、あと百年も前に作られた法律、夫婦同姓とか、そういうのが当時の常識には沿っていたかもだが現在の常識とは合わなくなってきてても頑なに守られる、とかこれは flexible に破っていいもんじゃないのであまりいい例ではなかったが)、Particularism の pros には柔軟な対応や考え方ができる(列の順番譲るとか)、cons には、政府・上司・コミュニティのリーダーなどがグループを統治するのが難しくなる、みんな個人としての意見や考えを持っていてそれが柔軟なので、たとえば universalism culture の会社では CEO の決定にみんな従うことを期待できるので楽だが、particuarlism culture の会社ではそうはいかない、CEO が決めたことですら従業員一人一人と個別に対話して理解を求める必要があるかも)、とかそんな話を延々とした。列の順番譲ると後ろの人が怒るかも、という話には「私も同じメンタリティを持っているからわかる」と言っていた。そう、この人話してて、なんか感覚・価値観がその辺にいる日本人に近い感じがするんだよな。modest というか。

universalism と particularlism は it depends on the situation ですねと彼女は何度も言っていて、フィリピンでも場合によって universalism になることをもあれば particularlism になることもあるので、と。ここも、タイミングなくて言わなかったけど、日本・日本人も全く「場合によって振る舞いが変わる」とつくづく思うので、やっぱ東アジア同士似てるところがあるのかな。しかし、実際のところ日本の文化は universalism/particularism どっち寄りと言えるんだろう?こういう話題について深く考える前は universalism でしょ当然という感覚だったが、色々他の文化の特徴や違いなどを学んでいくと(このレッスンでと言うよりも本とかでだが)universalism の皮を被った実際は particuarlism じゃないの、という気がしてきている。

Lesson 3 の Try 1 まで終わり、次は Try 2 から。明日は元 Google の人、もといミスおたふくを予約した。

  • Good evening, Ken.
  • LEVEL 4 I RANK A I LESSON 3: THE FLEXIBILITY OF RULES -
  • TRY: 1. What are the pros and cons of each way of thinking? UNIVERSALISM Pros - In a universalist culture, people tend to follow rules. It keeps order and discipline in society. In Japan, when we buy something at the store, we fall in line and just wait for our turn. It's not defined by a country's law or rules but they consider it as a law of the society.Cons - People don't think in a flexible way. They don't allow exceptions.
  • PARTICULARISM Pros - People are more flexible. They think flexibly. They will give their position to some like the mother with a crying baby. This makes people live happier.  Cons - It's harder for the government, police, community leaders, and maybe supervisors to manage people. We need to talk to everyone, every single person, and make them understand why we need to do something. 
  • Thank you for studying with Bizmates, Ken. See you soon! 

良いキーボードすごい。タッチタイピングを見直したい - @kyanny's blogは REALFORCE で書いたのだけど、キーを打つのが心地よくて楽しくてどんどん書けたし、もっと書きたくなった。ここしばらく、それこそ年単位で、書き殴りより幾分マシな質・量のテキストをほとんど書かなく・書けなくなっていたのは、MacBook のペラペラのキーボードで書いてもあまり気持ち良くないから、それと MacBook Air の遅さに辟易して iPhone アプリを使いがちなぶん、フリック入力では限度があるということだったのかもしれない。

タッチタイピングを見直したい

REALFORCE R2 for Mac PFU Limited Edition を買った(あとで書く)。キーストロークの深さなど色々変わったので、タイプミスが増えた、というかタイプミスの多さ(と backspace を押す多さ)にあらためて気づいた。特に数字・記号列のタイプミスが多く、とてもじゃないがタッチタイピングできているとは言えない状態。世のタイピング練習ソフトはローマ字入力部分にばかり注力していて数字や記号を織り交ぜた実践的な文章入力の練習としてはいまいちなんだよなあ・・これ数年前にも同じこと思ったことあるな・・などと思いながらぼんやりとネットを検索してたら、興味深いブログ記事を見つけた。

jaguchi.com

タイピング矯正のためのアプローチが科学的というか論理的ですごい。自分がタイプしている手を録画して苦手・弱みを分析し、原因を究明した上で対策する。まるで科学の実験のようだ。そして文章がまた読みやすくてすごい。なんというか、(このエントリのように)くだけてはいないけども堅苦しくもない、上質なエッセイのような、絶妙なバランス。エントリ全体・セクション・文と、どの単位で見ても隙がない。これは相当 smart な人が書いているな、と思わせた。

昨今は判で押したような同じデザインのくだらないアフィリエイトブログが量産されすぎていて、ブログ記事を読んでも著者に関心を抱いたり、ましてや購読しようなどと思うことは皆無だったが、このブログは久しぶりにじっくり読みたくなった*1。サイトのデザインも品が良く、どこかで見たような気もしつつありきたりではなくて、印象に残った。

で、著者どんな人なんだろうと About ページを見てみたら、なんとあの Automattic 社でソフトウェアエンジニアをしているらしい。そして日本人で(そりゃそうか)日本在住らしい(これもまあそうか)。Automattic、日本人従業員いたんだ!という驚きがあった。

jaguchi.com

肝心のタッチタイピングは、そもそも記号に限らずホームポジションから矯正すべきかなとも思ったので、今年はタッチタイピングの練習時間を作って上達を目指すのを目標の一つにしたい。

*1:実はほんの数日前に、別の話題を検索して見つけた別のブログも印象残って、そちらの方が先だった。珍しいことは続くものだ、というか粘って検索したからこそ SEO 対策しか脳のないゴミブログをかき分けて巡り会えたのか