@kyanny's blog

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「正直、Mooooooose 溺愛のPerlコミュニティにはついていけない」を読んで

http://anond.hatelabo.jp/20080621124021

あのページを目にするようなレベルの人だったら、 Moose はともかく DateTime だの our だのはだいたい知っているだろうと、逆に読み手が期待されている、そういうコンテンツだってことだと思う。 Perl4 で KENT WEB な CGI しか知らない人たち向けのコンテンツも perl-users.jp としてはどこかに用意してあるのかもしれないけど、少なくともあのページに関してはそういう人たちは眼中にないんじゃないだろうか。

なんつーか、流行と標準をごちゃ混ぜにするのはよくない気がする。流行は仲間意識を高めるためには使えるが、逆に流行に乗れない人をコミュニティから追い出してしまう。それこそ、共通のゲームやテレビの話題で仲間意識を高める小学生みたいな。新しくてかっこいい物はCOOLだから標準なのさ!!ってのは、標準の定義と違うんじゃないかなあ。

「流行に乗り遅れてコミュニティから追い出される奴が悪い」ってことだと思う。悲しいけど。ゲームを買ってもらえない小学生とは違うから。

コミュニティって言葉の指し示す範囲が広すぎるんだと思う。流行の話題で仲間意識を高められる集団がコミュニティで、流行に敏感な集団や鈍い集団をあわせた集団群のことはシーンとでも呼べば区別がしやすいと思う。ある Perl コミュニティについていけなくなったとしても、 Perl シーンに居続けることはできる。

とかいってシーンなんてかっこいい言葉を使ってみたけど、音楽「シーン」とかにさっぱり疎いので、こういう使い方で合っているのかどうかわからない。したり顔で誤用してるとしたらずいぶんかっこ悪いなあ。

Moose はないだろ、とか判断したとして、そういう意見の持ち主は居続けられないコミュニティがあるんだとしたら、流行に乗り遅れて脱落する前にさっさと抜けちゃうほうがいいと思う。単に、合わないってことだ。

追記

はてブより。

# 2008年08月14日 fbis fbis perl 言いたいことはわかるけどもperl-users設立の経緯を考えると「そういう人たちは眼中にない」と言い切ってしまうと、「それを言っちゃあおしまいだよ」ってドラえもんに言われそう。/ちなみにMooseは・・・

perl-users.jp 設立の経緯を考えたから、「少なくともあのページに関しては」という書き方をしました。モダンなPerl入門 - モダンなPerl入門 などは「そういう人たち」向けのコンテンツといえるんじゃないでしょうか。