トークの内容を確認しながら視聴予定のものを Google カレンダーに転記した。30 分くらいでできるかと思ったけど一時間くらいかかった。
RubyKaigi 2022 Schedule.select を使ったほうが楽だっただろうけど、使ってみようと思ったら利用規約に同意する必要があり、読んでる時間がなかったのでやめた。仕事もプライベートも日時の決まっている予定は Google カレンダーに入れてカレンダーに従って行動する癖がついているので、Google カレンダーにエクスポートできるか不明だったのも使わなかった理由だった(二度手間になったらもったいない)。
ざっと眺めた感じでは、デバッガに関するトークが複数あるのが珍しい気がした。型に関するトークが多めなのは近年恒例という感じで珍しさはない。面白そうだと特に目を引かれたトークは、
- Ruby Archaeology: Forgotten web frameworks - RubyKaigi 2022
- 昔はたくさんあったマイナーな Web アプリケーションフレームワークの話をするっぽい。着眼点が面白い。
What happened to our creative spirit?
は声出して笑った。
- 昔はたくさんあったマイナーな Web アプリケーションフレームワークの話をするっぽい。着眼点が面白い。
- How fast really is Ruby 3.x? - RubyKaigi 2022
- Ruby3 速くなったとかいうけどベンチマークじゃなくて実際にアプリケーションが速くなったか確認しようぜ、Fluentd でな!という挑発的なお題。こういう姿勢とても良いと思う。
- The Better RuboCop World to enjoy Ruby - RubyKaigi 2022
- 今回一番聞きたいトーク。
However, sometimes I feel there is a gap between 'Cop' culture and Ruby culture. In general, 'Cop' restricts our rights though Ruby gives freedom to us.
を読んだとき「よくぞ言ってくれた!」と心の中で叫んだ。おれが RuboCop 好きになれないのは linter 自体が好きじゃないからだけではなく「それを受け入れちゃうのは Rubyist としてどうなのよ」という違和感のせいなんだ*1。
- 今回一番聞きたいトーク。
「Learning & Development の日」という扱いで仕事は木金丸二日実質休み(休暇ではなく研修的な位置づけ)で通常業務はしなくて良いと上司からお墨付きをもらっているので、きっちり視聴して学びを深めたい。
なお今年は三重県まで行って現地参加する気満々だったのだが、引っ越しが決まって日程が引っ越し日の数日前というスケジュールなので、万一コロナに感染したら大変なことになる(引っ越しできない)、そのリスクはおかせないので非常に残念ながらオンライン参加になった。伊勢神宮行きたかった。
*1:もっというと Ruby の兄貴分である Perl の TMTOWTDI の思想と相反するから生理的に受け付けない部分があるのだ。これに関連して忘れられないのが、十年以上前にとある会合でたつをさんとお会いしたとき、当時 Perl コミュニティでは Moose ブームで Mouse とか Shika とかそういうのを使うのがモダンな Perl プログラマのたしなみだという風潮があったのだが、たつをさんは「自分は Moose とか全く使う気にならない。自分が Perl を使う理由はテキスト処理とかちょっとした雑用を片付けるプログラムを書きやすいからで、Moose のようなものを必要としていない」とおっしゃっていて、今考えると全然違うんだけど当時はこれぞ TMTOWTDI だと、周囲の流行に流されずあくまで自分のスタンスを貫く、自分にとって必要なものを見極めるプロの姿勢みたいなのがとてもかっこよく見えて、以来折に触れて思い出している