先週、上司と面談があった。「最近、やりたいと思ってることとかある?」と聞かれて、是が非でもやりたいと強くいえるようなものはないけど、ああいうこととかこういうことには興味がある、なんて答えた。
そのときはうまく言語化できなかった、というより考えが十分深まっていなかったのだけど、家に帰ってからも考えていたら、どうやら俺は、ああいうこともこういうことも自分にとって学ぶ余地がたくさんあるから関心を抱いているのだ、とわかった。
つまり、ああいうこととかこういうこと「以外」のことは、自分にとってあまり学ぶ余地が残っていないと感じている、ということだ。ここまではいままでも何度かたどりついたことがあった。
この前は、ここからさらに一歩深くへ疑問を進めることができた。なぜ、学ぶ余地が残ってないと思うのか。「俺はふつうのウェブアプリケーションならもう十分わかってるからだ」と、何を当たり前のことをと苦笑いしながら答えて、はたと気づいた。
ふつうのウェブアプリケーションって、なんだ?
俺の感覚では、たとえば mixi とか livedoor Blog とか Twitter とか Facebook は、ふつうのウェブアプリケーションではない。大規模すぎるから。ふつうってのは、もっと小さくて、教科書通りに作ればどこも不具合なく動く、そういうものだと認識している。
でも、俺がいままで仕事なりプライベートなりで関わってきたウェブアプリケーションというものは、どれも規模を拡大していくのが当たり前のものばかりだ。教科書に載ってないこともいずれはやらなくちゃいけない、そういう性質のものが、ウェブアプリケーションだと思っているところもある。
ふつうって、どういうものをいうんだろう。どのくらいの規模で、とかそういう指標は、そもそも決められるものなんだろうか。
ここは時間をかけて考えたほうが良いところだ。