以前から一度 Windows アプリ(UWP アプリと呼ぶらしい)を作ってみたいと思っていて、 MADOSMA を手に入れたので Windows アプリ作りたい熱が再燃したのだが、少し調べてみるとやはり UWP アプリの開発には Windows と Visual Studio が必要らしく、自宅に Windows 7 なノートパソコンはあるけど面倒くさいな、と手をこまねいていた。
しかし Windows App Studio という、ブラウザ上からコードを書かずにアプリを作れるツールがあることを知ったので試しに使ってみた。
あらかじめ用意されているコンポーネントを選んで配置するだけのオンラインアプリビルダーで、 RSS フィードを読み込んで表示したり YouTube や Twitter からデータをとってきて表示したりする機能がある。 Flickr の API を利用して cat タグのついた写真を眺めるアプリを作ってみたけど、なぜか猫と関係ない写真ばかり表示されてしまってイマイチだったので、 YouTube の Quipper チャンネルの動画を一覧表示して眺めるアプリを作ってみた(完全に海賊版なので、もちろんストアで公開はしない)
この手のビルダーツールは「本格的な利用にはたえられないものだ」と相場が決まっているので期待せず無視することが多かったけど、今回は本格的なものを作る気は一切無かったのでちょうどこのツールのターゲット層にマッチしていたようで、さくさく作れて楽しかった。
関心したのは、オンラインで作ったアプリを端末にインストールする方法で、アプリのパッケージを作成したあとで(この作業もオンラインで、ボタン押すだけで裏で勝手にやってくれる) QR コードを表示し、それを「アプリインストール用のアプリ」で撮影するだけでインストールできること。ファイルをダウンロードして実機を USB ケーブルで接続して、とかする必要がなくて楽だった。他のプラットフォームも同じようなことができるのかもしれないが。
YouTube の API を利用するコンポーネントを使うので、 YouTube の API キーを発行する必要があって、その作業が一番苦労した。ちゃんと動画もアプリ内で再生できて、小一時間で作った割にはよくできてて満足した。 iOS か Android の YouTube 公式アプリでチャンネル登録すればいい話なのでこのアプリ自体は役に立つようなものではないけど、まぁ楽しくアプリ開発を体験できてよかった。このツールはもうすぐ終了されるようで、使えなくなる前に知れて試せてよかったけど残念。