iOS 用の Evernote 公式アプリによる「共有」メニューからのクリップは、けっこう前に仕様が変わって、Evernote iOS アプリを開かないとクラウドへの同期が開始しない。この同期の開始タイミングが不安定で、アプリを開いてもなかなか開始されない。同期が完了しないと iOS アプリ内からもアクセスできないので、使い勝手が悪い。
FastEver はバックグラウンドでクラウドに直接送ってくれて動作も非常に速いが、「共有」メニューからは利用できない。テキストをコピーして FastEver を開きペースト、という操作が必要になる。これはやや煩雑で、せっかくの FastEver の良さを活かしきれない。
そこで、iOS ショートカットから FastEver のカスタム URL スキームを使ってテキストを送るワークフローを作った。
https://www.icloud.com/shortcuts/a85ae4bbe1c7429da400c5cda68d8a49
デモ: iOS の「共有」メニューから FastEver にテキストを送る iOS ショートカット - YouTube
iPhone でデモ動画を撮影して YouTube iOS アプリからアップロードしたら、なぜか TikTok のパクリの「ショート」扱いになってしまい、はてなブログの :embed 記法で埋め込みプレーヤーが表示されない。
ハマったところ。Safari で URL を開くアクションに fastever3://new?text= と「ショートカットの入力からテキストを取得」アクションの出力を直接渡したら「変換エラー リッチテキストをURLに変換できませんでしたため、(以下略)」でうまくいかなかった。
URL スキームが特殊だからか、文字列を URL と認識できていないようなので、URL 型に型変換するようなイメージで URL アクションを間に挟んだらうまくいった。
リッチテキスト云々というエラーメッセージだったので、プレインテキストへの変換が必要なのかと思ってクリップボードを経由させたりしたけどうまくいかず、回り道をした。
2021/08/22 追記 Evernote iOS アプリの Web クリップ機能が改善して、バックグラウンドで動作するようになったらしい。