@kyanny's blog

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採用した人間はどこまで責任を負うべきか

採用するとき、選考を通過した人に対しては多かれ少なかれ「一緒にやりましょう、ぜひ来てください」というスタンスで接するわけだが、これは暗に「誘ってる側は居なくならない」という前提が敷かれている。少なくとも誘われた側の期待値としてはそう。

就職や転職は人生を左右するイベントで、その大事な意思決定に関与するからには相応の責任がある、と考えるべきだと思う。採用するだけして、あとは知らんとばかりに居なくなったりするのは無責任だと思う。人として、誘った側を信用して決意してくれた人を裏切るような真似をしてはいけない。

しかしその責任はどこまで負うべきなんだろう?入社して一年?二年?大きなプロジェクトが終わって一人前になったとき?人によって違うだろうし、採用をやめない限り全員に対して責任を果たそうと思ったら永遠に終わらない。そもそも責任を負うべきものなのか?責任を負ってほしいと思われているのか?

責任があるから、という理由を大義名分にしてポストにしがみついているのと見分けがつかない可能性もある。本人ですら判別がつかないかもしれないし、割り切れるものでもないだろう。引き際をわきまえて個人を裏切るのと保身に走って組織を裏切るのと、どちらがより罪深いなんて言えるようなものなのか?