重い腰を上げて、仕事用のメモをリポジトリ A の wiki からリポジトリ B の wiki に移植した。といってもたかだか 60 エントリ程度。
ファイルを丸ごとコピーして git push すれば済むのだがあえてそうせず、一個ずつ手作業でコピペした。なぜかというと wiki ページ名を付け直したかったから。
そもそも大半のエントリは wiki ではなくリポジトリに markdown ファイルとして保存していた。先輩がやっていたスタイルを真似たのだが、これは自分には合わなかった。自分しか見ないので履歴なんてどうでもいいし、いちいち pull request なんて作らない。Wiki のほうが追加も編集も気楽。
そしてリポジトリだとディレクトリ構造を作れてしまう。構造に凝ると探しづらくなるのは目に見えていたので(いちいちディレクトリをクリックしてたどるなんて面倒くさすぎる、Google 以前の検索エンジンか?)フラットに markdown ファイルを置いていたが、今度はファイル名被りを気にしてバカ丁寧に長い名前にしすぎてしまう。
Wiki でも同名のページは作れないので同じ話ではあるのだが、雑な名前というか一単語だけのページを作るのに抵抗がない一方、一単語の markdown ファイルは主題が大きすぎるような気がして説明的なファイル名にしたくなりがち。そしてファイル名が長くなると Web インターフェースでは見切れてしまって全く役に立たない。
Wiki でもページ名が長いとサイドバーでは見切れてしまうのだが、省略されててもインクリメンタルサーチの対象にはなるので markdown ファイルよりはずっと探しやすい。そもそも markdown ファイルは検索も重い(動作も、気分的にも)。
実は markdown ファイルは元々リポジトリ X にあったのだが、ずいぶん前にリポジトリ A の wiki に機械的に突っ込み直していた。なので、名残でページ名が Required IAM policy to access Amazon S3 bucket as an external storage of GitHub Actions
みたいにめちゃ長いのばかりだった。
という事情で、元々 Required IAM policy to access Amazon S3 bucket as an external storage of GitHub Actions
だったページ名を S3 IAM policy for Actions
に変更してコピペ保存、元の wiki からは削除、というような作業を延々繰り返した。この要約は、ChatGPT とかならうまくやれるのかもしれないけど、これ書くまで思いつかなかったので自分で一つ一つ考えながらやった。
なるべく短く、簡潔に、ある程度の雑さを許容するように心がけた。自分しかアクセスしないリポジトリだから URL のリンク切れも気にする必要ないので、探しづらいページ名だったら必要に応じて変えればいい。自分で探すときもインクリメンタルサーチを使う。
Wiki ページの H1 見出しにページ名と同じタイトルを書いてあり、GitHub Wiki のインクリメンタルサーチは H1/H2 あたりの見出しの内容もヒットするので、短いページ名で検索が空振りしても長いページタイトルの方がヒットすることもあり、セーフティネット?になっている。
パーソナルナレッジベースの構築はずいぶん回り道していて、手に馴染むいいツールといいシステムが決まらないせいでいつしかナレッジを書き溜めることもしなくなっていた。そういうのに限って少し経ってから「あの情報また必要になったけど探せない」というのが何度か発生して、自分のダメな怠惰さに嫌気がさしていた。Markdown ファイルから移植したページには日付も書いてあったが、軒並み 2021-11 ~ 2022-01 くらいで止まっていた。
本音を言えば、wiki ではなくブログを使いたい。Wiki ページ名をつけるのは考えることが増えて(しかも超重要)大変だし面倒くさい。しかも URL に日付が含まれない。2023-07-21 hogehoge のようなページ名にすれば含まれるが、そうすると今度はページ名の先頭が全部日付になってしまってサイドバーが全くの役立たずになる。
ブログのようにタイトルの文字数や URL のことを気にせず好きに書いて、検索に任せるというスタイルが自分には合っているが、仕事上の機密情報なども含まれるのではてなブログに書くわけにもいかない。ローカルコンピューターで WordPress とかを動かすのも考えたが、運用の面倒くささ(バックアップとか)を考えると実際に試すには至らなかった。フルマネージドじゃないデータベースサーバーにすべてを預けるのは避けたい。
ともかく、まず一個大きな石をどけたので、今後は細かいメモをどんどん書き残す習慣が復活するように願いたい。さらに次のステップとして、既存ページの内容の更新・破棄も。メモというかエッセイ?みたいになってるやつが結構あって、冗長で読みづらいので、なんなら箇条書きに書き換えるなど。