最近、軽くランニングをしていて、 RunKeeper という iPhone アプリを使っている。ウェブサイトと連動してデータを見られるのが楽しい。
その RunKeeper の公式ブログに、すごく良い記事が投稿されていた。ベンチャーの気概ってやつを地でいってるような文章で、夢中で読んでしまった。以下に要約した。でも、できれば原文を読んでみて欲しい。そんなに難しくないはずだから。だっておれでもどうにか読めたんだもの。
http://runkeeper.com/blog/the-team/welcome-nike-thanks-for-coming-part-two
- RunKeeper のアイデアはもともと Nike+ を使ってトレーニングしたときの驚きが発端だった
- Nike+ は素晴らしいツールだったが、 RunKeeper にはいくつかの利点がある
- センサー(とナイキのシューズ)を買わなくて良い(RunKeeper は iPhone だけ持ってればいい)
- GPS を利用しないので地図情報が得られない(RunKeeper は GPS を使う)
- ランニング以外のスポーツで利用できない(RunKeeper はサイクリングも OK)
- RunKeeper はそこそこ成功していた
- 去年 iPhone と iPod Touch に Nike+ が標準搭載された
- これはアンフェアなやり方だったのか?
- でも結局彼らは GPS を載せなかった ― シューズを売らなきゃならなかったから
- みんながナイキを「RunKeeper 殺し」だと言った
- 結果は? ― ナイキが iPhone を使ったランニングのやり方を盛大に宣伝してくれたおかげで RunKeeper のユーザー数は倍増した
- ナイキ以外のシューズメーカーも乗り出してきた
- 結果は? ― RunKeeper のアプリはニューバランスやアディダスのよりも上位にいる
- ナイキがついに GPS を載せた!これからはナイキの時代?
- そうでもない ― 理由その一。彼らはブランドで商売してる。僕らは違う。
- 理由その二。彼らはフィットネス用品を売らなきゃならない。僕らは違う。
- 理由その三。彼らはでかくてのろまだ。僕らは違う!
- 僕らの計画とは: (RunKeeper システムの利点についての説明。デバイスを選ばないとか)
- 僕らは自分たちのやり方が正しいと信じてる ― 独立したシステムが最後に勝つ(シューズやら何やらと抱き合わせたものではなく)
- 俺たちの戦いはこれからだ!
現実には、ベンチャーを立ち上げてここまでうまくいくのはごくまれなんだろうと思う。それでも、こういう成功譚にはワクワクさせられる。これ読んでファンになったので、 RunKeeper Elite を契約してやろうかな、と思った。