破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (幻冬舎文庫)は読んでないけど、何かと話題の*1 OWNDAYS で新しい眼鏡を買った。ここ数年は惰性で JINS で買っていた。
Ray-Ban のチタンフレームのやつもかけ心地が独特で悪くなかったけど、奥さんが「これが一番似合うよ」と言ったセルロイドフレームのやつにした。
現物は写真よりも明るい色の部分が少ない。職人が一本一本手作りするため、全く同じ模様の眼鏡は無いらしい。
吉祥寺の店舗で購入した。店舗スタッフは鬱陶しくはない程度のフレンドリーさの接客だった。視力検査をする前に会員登録をしたが、 LINE の OWNDAYS 公式アカウントを友達登録してメニューから会員登録するというやり方で、会員登録の手順が載っている小さなチラシが店内にあって、 QR コードの読み取りからものの5分で登録完了した。 LINE を使っていない人の場合はどうするんだろうと思ったが、洗練されたオペレーションだった。
視力検査はリモートで行われた。↓こういう機械の隣に大きな液晶ディスプレイが縦置きされていて、本社?の検査技師?の姿が映される。機械についているカメラでこちらの姿も相手方に映っているようで、音声通話もできるのでスムーズにコミュニケーションできる。リモートで設定を変更すると即座に覗いている文字の見え方が変わる。ビデオ通話のネットワーク接続には iPad のようなタブレット端末を利用しているようだ。
コロナの影響でこういうやり方をしているのか普段からこうなのかよくわからないが、コロナが深刻な状況になって半年程度でスクラッチからこんな遠隔視力検査システムを構築できるとは思えないから、もともとそういう設備投資をしていたのだろう。ずいぶん先進的なシステムで感心した。
視力検査は20分〜30分程度で終わった。おれの返答がいちいち長ったらしいせいで時間がかかったと妻は言っていたので、普通は20分以内に終わるものなのだろう。店舗を訪問した時間帯が遅かったからなのか空いていて、待ち時間はわずかだった。
前の眼鏡では数メートル先を見ているとある程度時間が経つと目が疲れてピントが合わなくなってしまっていた。今回は前の眼鏡のレンズより度を二段階上げてもらったので、遠くの看板の文字などはよりくっきり読めるようになった。近くのものを見るときは少し疲れるかもしれないが、元々スマホや読書のときは眼鏡を外していたし、それで見えているので、近くを見るときは眼鏡を外すことに。パソコンの距離がどうか、だが、前の眼鏡では時間が経つと少し見えづらさを感じるくらいだったので、改善するかもしれない。
パソコン仕事中に使うのでブルーライトカットのレンズにした。+3000円。在庫があるので当日渡しできるとのことで、検査終了から手渡しまでも20分弱だった。 JINS で買った眼鏡はブルーライトカットの効果が高いレンズにしたら見た目にわかるくらい黄色がかった色に見えたが、今回はほとんど色が変わらず、本当にブルーライトカットレンズなのか少し不安になった。
フィッティングは一発でぴったりで、少し調整してもらったらかえって違和感が増してしまったので元に戻してもらった。
クレジットカードで会計をしたらレシートは出ないので SMS かメールで受け取る方式とのことでメールアドレスを入れたけど、レシート的な紙は受け取ったのでなんだったんだろう。メールによると決済端末には Square を使っているようだ。
無料でついてくる眼鏡ケースは外装も内装も上品なデザインだが、作りはやや雑で、閉めると前後に少しズレが出ていた。元々使っている眼鏡ケースを使うので関係ないが。
保証書もオンラインショップと連動したアカウントに送られる仕様で、アカウントを LINE と連携済みなので LINE に送られてきた。スマホ前提でサービスデザインされていてすごいと思った。
オンラインストアのバーチャル試着も OWNDAYS が技術的に進んでいて、 AR だった。普通に iPhone の Safari を使ってアクセスすると権限をリクエストした上でカメラが起動し、自撮り映像の上に選んだ眼鏡をリアルタイムでかけられる。目の位置も自動検出して、スマホを動かして眼鏡を目の周辺に移動させると自動的にフィットふる。 JINS は自撮り写真を撮影しアップロードした上で、静止画像の上に眼鏡をかぶせるやり方で、目の中心位置を自分で調整する必要があるなど、割と手間がかかる。 Zoff はオンライン試着の機能が無かった。
*1:と言うのはだいぶ遅いが